いや【礼】
敬うこと。尊敬すること。礼儀。うや。「賢弟の—を納むる、何の望みかこれに過ぐべき」〈読・雨月・菊花の約〉
いや【祖谷】
徳島県三好(みよし)市の祖谷川・松尾川両流域一帯の称。平家落人(おちうど)伝説を伝える集落が多い。
イヤ
《「イヤー」とも》耳。「—ホン」「—パッド(=耳当て)」
いや【嫌/厭】
《「否(いや)」と同語源》 [形動][文][ナリ] 1 欲しないさま。したくないさま。きらいだ。「—なものは—だ」...
い‐や【弥】
[副]《程度がはなはだしいさまを表す副詞「や」に接頭語「い」の付いたもの》 1 いよいよ。ますます。「明治の御代も...
いや
[感] 1 驚いたり感嘆したりしたときに発する語。やあ。「—、これはすごいね」 2 人に呼びかけるときや言い始める...
いや【否】
[感]《「嫌(いや)」と同語源》 1 相手の言ったことを否定し、自分の考えを述べようとするときに用いる語。いいえ。...
いやあ
[感] 1 驚いたとき、恥ずかしいとき、てれくさいときなどに用いる語。「—大変だ」「—どうもすみません」 2 掛け...
いや‐いとこ【弥従兄弟/弥従姉妹】
父母のいとこの子。またいとこ。ふたいとこ。〈色葉字類抄〉
いや‐いや【嫌嫌】
[副]しかたなく物事を行うさま。嫌だとは思いながら。しぶしぶ。「—承知する」「—仕事をする」「—ながら別れる」 [...
いや‐いや
[感]強く驚いたり感嘆したりしたときに用いる語。「—、実におみごとです」
いや‐いや【否否】
[感]強く否定するときに用いる語。いえいえ。「—、それには及びません」
否否(いやいや)三杯(さんばい)
口では辞退して、勧められるままに何杯も飲むこと。遠慮は口先ばかりなこと。「いやいや三杯十三杯」「いやいや三杯、遁(...
いやいやえん
中川李枝子による短編の童話。昭和34年(1959)、いぬいとみこ主宰の同人誌「いたどり」に掲載。反抗期の保育園児し...
いやいや‐き【嫌嫌期】
《幼児が嫌がる様子から》俗に、第一次反抗期のこと。多く、自我意識が芽生え始める2〜3歳ごろからみられる。→反抗期
いやいや・し【礼礼し/恭し】
[形シク]礼儀正しい。うやうやしい。「あなかしこ、と—・しく書きなし給へり」〈源・真木柱〉
いや‐おい【弥生】
1 草木がますます生い茂ること。「あづさ弓末野の草の—に春さへ深くなりぞしにける」〈新撰六帖・一〉 2 陰暦3月。...
いや‐おう【否応】
不承知と承知。諾と否。「—を言っていられない」
否応(いやおう)無(な)し
承知も不承知もないようす。有無を言わせないようす。「—に連れ出す」
いやおち‐に【弥復ちに】
[副]《「おち」は若返る意の動詞「おつ」の連用形》いよいよ若返って。何度も初めにかえって。「我がやどに咲けるなでし...
イヤ‐カフ
耳につけるアクセサリーの一。C型の金具で耳の中ほどに装着するもの。イヤカフス。
いやがうえ‐に【弥が上に】
[副](多く「も」を伴って)なおその上に。ますます。「好守好打の連続で球場は—も盛り上がった」 [補説]「嫌が上に...
否(いや)が応(おう)でも
「否でも応でも」に同じ。「—目標を達成しなければならぬ」
いや‐がらせ【嫌がらせ】
相手の嫌がることをしたり言ったりして、わざと困らせること。また、その言行。「—を言う」「—電話」
いやがらせ‐そしょう【嫌がらせ訴訟】
⇒スラップ訴訟
いやがらせのねんれい【厭がらせの年齢】
丹羽文雄の短編小説。理性的な判断力を喪失し、家族へのいやがらせが生きがいになってしまった老女、うめの姿を描く。昭和...
いや‐が・る【嫌がる】
[動ラ五(四)]いやだという気持ちを外に表す。「人が—・る仕事を引き受ける」「蛇を—・る」 →嫌う[用法]
いや‐き【嫌気】
[名](スル) 1 「いやけ1」に同じ。「嗚呼(ああ)考え込めば裁縫(しごと)も—になって来る」〈露伴・五重塔〉 ...
い‐やく【医薬】
1 病気の治療に用いる薬品。 2 医術と薬剤。また、医師と薬剤師。
い‐やく【意訳】
[名](スル)原文の一語一語にとらわれず、全体の意味やニュアンスをくみとって翻訳すること。「こなれた日本語に—する...
い‐やく【違約】
[名](スル)契約や約束などにそむくこと。約束を違えること。「—すると賠償金を請求される」
いやく‐きん【違約金】
債務者が債務不履行の場合に、債権者に支払うことを前もって決めた金銭。
いやく‐しょぶん【違約処分】
1 違約者に制裁として加える処分。 2 取引所の売買取引で、期日に受け渡しをしない者に対する制裁処分。売買取引の停...
いやくじょうほう‐たんとうしゃ【医薬情報担当者】
⇒エム‐アール(MR)
いやく‐てつけ【違約手付(け)】
契約の際に手付けを交付した者が契約を履行しないとき、手付けを受けた者が没収できる手付け。
いやく‐の‐かみ【医薬の神】
医薬をつかさどる神。大国主命(おおくにぬしのみこと)や少彦名神(すくなびこなのかみ)。西洋ではアスクレピオス。
いやく‐ばいしょう【違約賠償】
取引所会員が売買取引の違約によって他の会員に損害を与えたとき、取引所が代わって損害を補償すること。
いやく‐ひん【医薬品】
病気の診断、治療、予防に用いる薬。薬機法で、開発・生産・使用について規制されている薬。医療用医薬品と一般用医薬品と...
いやくひんいりょうきき‐そうごうきこう【医薬品医療機器総合機構】
医薬品の副作用や生物由来製品を介した感染等による健康被害の救済に関する業務、薬機法に基づく医薬品・医療機器などの承...
いやくひんいりょうききとう‐ほう【医薬品医療機器等法】
《「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の略称》医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器・...
いやくひんきせいちょうわ‐こくさいかいぎ【医薬品規制調和国際会議】
日本・米国・EUの3地域間での医薬品に関する規制の統一を目指す国際会議。各地域の規制当局および業界代表者が参加し、...
いやくひんめいしょうちょうさかい‐しょうにんめい【医薬品名称調査会承認名】
⇒日本医薬品一般的名称
いやくひんリスク‐かんりけいかく【医薬品リスク管理計画】
⇒アール‐エム‐ピー(RMP)
いやく‐ぶがいひん【医薬部外品】
薬機法に基づき医薬品と区別されている、人体に対する作用が緩やかな薬品。蚊取り線香・日焼け止めクリーム・脱毛剤・歯み...
いやく‐ぶんぎょう【医薬分業】
医師は診察して処方箋(せん)を書き、薬剤師はそれによって調剤すること。また、その制度。
イヤ‐クリップ
《(和)ear+clip》耳につけるアクセサリーの一。ヘアピンに似た金具で留める。耳をふち取るようなデザインのもの...
いや‐け【嫌気】
[名](スル) 1 嫌だと思う気持ち。気の進まないこと。いやき。「煮えきらない相手に—を起こす」 2 「いやき2」...
いや‐けい【祖谷渓】
《「いやだに」とも》徳島県西部、三好(みよし)市にある渓谷。吉野川支流の祖谷川に約10キロメートルにわたり深いV字...
嫌気(いやけ)が差(さ)・す
嫌だと思う気持ちになる。いやきがさす。「今の仕事に—・す」「恋人に—・す」
いや‐ごと【礼事】
お礼の言葉。また、礼儀に関すること。「縞(しま)の先生活(い)き返って—を謂う」〈鏡花・葛飾砂子〉