いでん‐しげん【遺伝資源】
遺伝の機能を備えた生物由来の素材。医薬品・食品・材料・エネルギー・環境など幅広い分野で研究・産業に利用される。将来...
いでんし‐こうがく【遺伝子工学】
《genetic engineering》遺伝子操作の技術を利用して、有用な物質や生物を多量に生産しようとする応用...
いでんし‐さいしゅうごう【遺伝子再集合】
型の異なる近縁のウイルスが同時に同一の宿主細胞に感染した際に、遺伝子の分節が混合して新型のウイルスが出現すること。...
いでんし‐ざ【遺伝子座】
染色体やゲノム上における、それぞれの遺伝子が占める位置。遺伝子以外のDNA配列の位置は座位とよばれる。ローカス。
いでんし‐しげん【遺伝子資源】
遺伝子工学で、作物などの改良品種をつくるときに利用できる形質をもつ生物。資源に見立てていう。
いでんし‐しっかん【遺伝子疾患】
遺伝子の異常が原因となって生じる疾患の総称。染色体異常のほか、特定の遺伝子が繰り返し増幅された遺伝子増幅、本来必要...
いでんし‐しんだん【遺伝子診断】
遺伝子を調べて、ある病気の発病の可能性、医薬品の適合性などを診断すること。DNA診断。
いでんし‐すりこみ【遺伝子刷(り)込み】
父親または母親に由来する遺伝子が、どちらか一方の親から由来した時にのみ発現する現象。名称は、あたかも遺伝子がどちら...
いでんし‐そうさ【遺伝子操作】
遺伝子を人為的に組み換えたり、それを生細胞に移入したりして操作すること。
いでんし‐たけい【遺伝子多型】
ゲノムの塩基配列に個人差があること。突然変異や相同染色体の組み換えによって起こるもので、ゲノム上に広く存在する。マ...
いでんし‐たようせい【遺伝子多様性】
⇒遺伝的多様性
いでんし‐たようたい【遺伝子多様体】
⇒バリアント3
いでんし‐ちず【遺伝子地図】
⇒染色体地図
いでんし‐ちょうふく【遺伝子重複】
ゲノム上で遺伝子を含む配列が複数化し、重複する現象。そのような遺伝子または遺伝子群を重複遺伝子という。
いでんし‐ちりょう【遺伝子治療】
患者の細胞から遺伝子疾患の原因となる遺伝子を除去したり、そのはたらきを抑制したり、外部から正常な部分を補ったりする...
いでん‐しっかん【遺伝疾患】
⇒遺伝子疾患
いでんし‐とっきょ【遺伝子特許】
遺伝子工学の発明に関する特許。遺伝子・ベクター・形質転換体などの発明で、その有用性が認められるものに対して特許が認...
いでんし‐とつぜんへんい【遺伝子突然変異】
遺伝子の構造の変化によって起こる突然変異。
いでんしどうにゅう‐しょくぶつ【遺伝子導入植物】
⇒トランスジェニック植物
いでんしどうにゅう‐どうぶつ【遺伝子導入動物】
⇒トランスジェニック動物
いでんし‐ドライブ【遺伝子ドライブ】
ゲノム編集技術を利用して、ある有性生殖を行う生物の特定の遺伝子を改変し、集団の遺伝構成を変更すること。ゲノム編集の...
いでんし‐ドーピング【遺伝子ドーピング】
スポーツ選手が遺伝子治療の技術を利用し、競技に有利な身体機能を得るために体外から人工的に改変した遺伝子を導入するこ...
いでんし‐の‐すいへいいどう【遺伝子の水平移動】
⇒水平移動2
いでんし‐の‐すいへいでんぱ【遺伝子の水平伝播】
⇒水平移動2
いでんし‐はつげん【遺伝子発現】
遺伝子がもっている遺伝情報が、さまざまな生体機能をもつたんぱく質の合成を通じて具体的に現れること。発現。
いでんし‐バリアント【遺伝子バリアント】
⇒バリアント3
いでんし‐バンク【遺伝子バンク】
⇒ジーンバンク
いでんし‐パネルけんさ【遺伝子パネル検査】
「がん遺伝子パネル検査」の略。
いでんし‐ひんど【遺伝子頻度】
互いに繁殖可能なメンデル集団の遺伝子プールにおける、各々の対立遺伝子が含まれる割合。
いでんし‐びょう【遺伝子病】
⇒遺伝子疾患
いでんし‐ふどう【遺伝子浮動】
⇒遺伝的浮動
いでんし‐プール【遺伝子プール】
互いに繁殖可能なメンデル集団を構成する全個体がもつ遺伝子全体。この規模が大きいほど遺伝的多様性に富み、多様な遺伝子...
いでんし‐マーカーいくしゅ【遺伝子マーカー育種】
⇒DNAマーカー育種
いでんし‐マーカーせんばついくしゅ【遺伝子マーカー選抜育種】
⇒DNAマーカー育種
いでんし‐リスクスコア【遺伝子リスクスコア】
⇒ポリジェニックスコア
いでんし‐りゅうどう【遺伝子流動】
ある生物集団から別の集団へ遺伝子(対立遺伝子)が移動すること。集団中の遺伝子頻度を変化させる要因となる。
いでんし‐りょうほう【遺伝子療法】
⇒遺伝子治療
いでんし‐ワクチン【遺伝子ワクチン】
病原体の抗原を発現する遺伝子を組み込んだワクチン。mRNAワクチン・DNAワクチン・ウイルスベクターワクチンが実用...
いでん‐じょうほう【遺伝情報】
自己と同じ形質を複製するために、親から子へ、あるいは細胞分裂時に細胞から細胞へ伝えられる情報。DNA(デオキシリボ...
いでん‐せい【遺伝性】
遺伝する性質や傾向。
いでんせい‐アルツハイマーびょう【遺伝性アルツハイマー病】
⇒家族性アルツハイマー病
いでんせい‐がん【遺伝性癌】
特定の遺伝子の変異が親から子へ伝わることによって発生する癌(がん)。
いでんせい‐けっかんしんけいせいふしゅ【遺伝性血管神経性浮腫】
⇒遺伝性血管性浮腫
いでんせい‐けっかんせいふしゅ【遺伝性血管性浮腫】
遺伝子の変異により、ブラジキニンが局所的に過剰に産生され、皮膚や粘膜に浮腫ができる疾患。遺伝性血管神経性浮腫。HA...
いでんせい‐しっかん【遺伝性疾患】
⇒遺伝子疾患
いでんせい‐すいえん【遺伝性膵炎】
遺伝によって家族の中に慢性膵炎が多発する、まれな病気。カチオニックトリプシノーゲンという遺伝子の変異を背景とするこ...
いでんせいにゅうがんらんそうがん‐しょうこうぐん【遺伝性乳癌・卵巣癌症候群】
⇒エッチ‐ビー‐オー‐シー(HBOC)
いでんせい‐ぶとうびょう【遺伝性舞踏病】
⇒ハンチントン病
いでん‐そうだん【遺伝相談】
⇒遺伝カウンセリング
いでんてき‐アルゴリズム【遺伝的アルゴリズム】
《genetic algorithm》コンピューターのプログラミングにおいて、生物の遺伝子や自然淘汰(とうた)を模...