いれ‐ば【入れ歯】
1 抜けたり、欠けたりした歯の補いに、人造の歯を入れること。また、その歯。義歯(ぎし)。「総—」 2 下駄の歯入れ。
いれ‐ばな【入れ花/入れ端】
1 入れたての茶。でばな。「由緒ある茶の—、まづ一服」〈浄・鬼一法眼〉 2 年の若い女性のたとえ。「青前垂(あをま...
いれ‐ひも【入れ紐】
袍(ほう)・狩衣(かりぎぬ)などの頸上(くびかみ)についている紐。先を結び玉にした雄紐を、輪形の雌紐に差し入れて留める。
いれ‐ふだ【入れ札】
1 投票。「お前達の間で—をして見ちゃ、どうだい」〈菊池寛・入れ札〉 2 入札(にゅうさつ)。「大勢請負人を集め、...
いれ‐ふで【入れ筆】
あとから書き足すこと。また、そのもの。加筆。補筆。「この万葉に—したると覚えたり」〈謡・草子洗小町〉
いれ‐ぶし【入れ節】
浄瑠璃などで、一つの節の中に部分的に挿入する他流の節。
いれ‐ぶつじ【入れ仏事】
1 費用を出して、一切を寺に任せて営む法事。「すぐに菩提寺に詣で、—の供養」〈浮・新色五巻書・一〉 2 費用を出す...
イレブン
1 数の11。 2 1チームを11人で構成するサッカー・アメリカンフットボール・クリケットのチーム。また、その選手。
イレブン‐ナイン
99.999999999パーセント、または、0.99999999999と、9が11個並ぶくらい高精度または高純度で...
イレボ
コンゴ民主共和国南西部の都市。旧称ポールフランキー。コンゴ川の支流カサイ川に面し、河港をもつ。内陸の都市ルブンバシ...
いれ‐ぼくろ【入れ黒子】
1 描いたり、はりつけたりしたほくろ。つけぼくろ。ビューティースポット。 2 情人の名前などを、腕に小さく入れ墨す...
いれ‐ま・ぜる【入れ雑ぜる/入れ混ぜる】
[動ザ下一][文]いれま・ず[ザ下二]あるものの中に他のものを入れて、まぜ合わせる。いりまじらせる。「いろいろな香...
いれ‐め【入れ目】
1 人造の眼球。義眼(ぎがん)。仮眼(かがん)。 2 江戸時代、大坂蔵屋敷の払い下げ米を落札した者が代金といっしょ...
いれ‐もじ【入れ文字】
和歌の中に特定の文字を隠して詠み入れること。例えば「うつせみ」を詠み込んだ「波のうつ瀬見れば玉ぞ乱れける拾はば袖に...
いれ‐もとゆい【入れ元結】
普通の元結を締めた上に、さらに飾りとして結んでいた子供用の元結。大元結。化粧元結。絵元結。
いれ‐もの【入れ物/容れ物】
1 物を入れる器物。容器。うつわ。 2 棺(ひつぎ)をいう忌み詞。
い・れる【入れる/容れる】
[動ラ下一][文]い・る[ラ下二] 1 外側にあるものを、ある範囲内、内側の場所に移す。 ㋐外から中に移し置く。ま...
い・れる【煎れる/炒れる/熬れる】
[動ラ下一] 1 いられている。いりあがる。「豆が—・れる」 2 いらいらする。じれる。「傍ではらはらするほど、気...
いれ‐わた【入れ綿】
布団などに綿を入れること。また、その綿。
ジョリオ‐キュリー
(Jean Frédéric 〜)[1900〜1958]フランスの物理学者。パリ出身。キュリー夫妻の長女イレーヌと...
いろ【色】
[名] 1 ㋐光の波長の違い(色相)によって目の受ける種々の感じ。原色のほか、それらの中間色があり、また、明るさ(...
い‐ろ【倚廬】
天皇が父母の喪に服するときにこもる仮屋。「—の御所のさまなど、板敷(いたじき)をさげ、葦の御簾をかけて」〈徒然・二八〉
いろ
[接頭]血族関係を表す名詞に付いて、母親を同じくする、または、母方の血のつながりがある、の意を表す。「—せ」「—と...
いろ‐あい【色合(い)】
1 色彩のぐあい。色の加減。色調。「着物の—」 2 物事の感じやぐあい。傾向。「事件は迷宮入りの—をおびてきた」 ...
いろ‐あがり【色揚(が)り】
染色などで、色の染めあがりぐあい。
いろ‐あく【色悪】
1 歌舞伎の役柄の一つで、外見は二枚目で性根は悪人の役。「累(かさね)」の与右衛門、「四谷怪談」の伊右衛門など。い...
いろ‐あげ【色揚げ】
[名](スル) 1 色のあせた布や衣服などを、染めなおして美しくすること。「—の染め賃」 2 染め物や入れ墨の色の...
いろ‐あ・せる【色褪せる】
[動サ下一][文]いろあ・す[サ下二] 1 色がさめる。色が薄くなる。「—・せたカーテン」 2 美しさやみずみずし...
色(いろ)改(あらた)ま・る
喪が明けて、喪服からふだんの衣服に着替える。「宮の御果ても過ぎぬれば、世の中—・りて」〈源・少女〉
いろ‐あわせ【色合(わ)せ】
[名](スル)見本と色とを照らし合わせること。また、同じ色になるように色を調整すること。
いろ‐いた【色板】
1 木版の色刷りに用いる版木。 2 さまざまな形の板に、色をつけたもの。子供の遊び道具。
いろ‐いと【色糸】
1 種々の色に染めた糸。 2 三味線の糸。また、三味線。
いろ‐いろ【色色】
[名・形動] 1 異なる事物や状態が数多いこと。また、そのさま。さまざま。種々。「虫の—」「—な品物を買う」 2 ...
イロイロ
フィリピン中央部、ビサヤ諸島最西端のパナイ島の都市。同島南東岸、ハロ川の河口に位置し、港湾をもつ。対岸にギマラス島...
いろいろ‐おどし【色色威】
鎧(よろい)の威の一。いく色もの糸や革でおどしたもので、普通は段によって色を変えた。
いろいろ・し【色色し】
[形シク] 1 華やかなさま。きらびやかなさま。「別して—・しくも出で立たず、白き大口に、白き直垂(ひたたれ)に紫...
い‐ろう【慰労】
[名](スル)苦労をねぎらうこと。「試合のあとで選手たちを—する」「—会」
い‐ろう【遺老】
1 生き残っている老人。 2 先帝に仕えた旧臣。亡国の旧臣。
い‐ろう【遺漏】
大切な事が抜け落ちていること。手抜かり。手落ち。「—のないように記入する」
い‐ろう【胃瘻】
瘻孔(ろうこう)の一。胃と体表などが穴(瘻孔)でつながっている状態。また、口などからの食物・水分の補給が困難な場合...
いろ・う【色ふ/彩ふ/艶ふ】
[動ハ四] 1 美しいいろどりをしている。映える。「いかばかり思ひおくとも見えざりし露に—・へる撫子(なでしこ)の...
いろ・う【弄ふ/綺ふ】
[動ハ四] 1 かかわり合う。関与する。「例の忍ぶる道はいつとなく—・ひつかうまつる人なれば」〈源・松風〉 2 口...
いろう‐ざき【石廊崎】
静岡県、伊豆半島南端の岬。海食を受けた断崖が続く。灯台・石室(いろう)神社がある。石室崎。
いろ‐うつり【色移り】
⇒移染1
いろ‐うるし【色漆/彩漆】
顔料を加えて色をつけた漆。朱漆・黒漆・青漆など。
いろえ
能の所作の一。クセの前に、シテが静かに舞台を一巡する短い舞。また、そのときの囃子(はやし)。 [補説]ふつう「イロ...
いろ‐え
《「いろ」は接頭語》同母の兄。「我(やつがれ)が—の二柱(ふたはしら)の天皇」〈允恭紀〉
いろ‐え【色絵】
1 彩色した絵。着色画。⇔墨絵。 2 金銀などの薄い板を他の金属の彫刻した部分に焼きつける技法。 3 本焼きした陶...
いろえたつたがわもんすかしぼりそりばち【色絵竜田川文透彫反鉢】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山作の陶器の鉢。腰が丸く張り、縁が外側に反った鉢の内側から縁に向けて、流水、楓(か...
いろえていかえいじゅうにかげつわかかちょうずかくざら【色絵定家詠十二ヶ月和歌花鳥図角皿】
江戸時代中期の陶工・画家、尾形乾山作の12枚組の陶器の角皿。藤原定家が詠んだ12首の和歌にちなむ12種の花鳥が描か...