いさや‐がわ【不知哉川】
滋賀県東部の霊仙(りょうぜん)山に発し、彦根市を流れて琵琶湖に注ぐ芹川(せりがわ)(大堀川)の古名。いさら川。[歌...
いざよい【十六夜/猶予】
《動詞「いざよう」の連用形から。上代は「いさよい」》 1 (十六夜) ㋐十六夜の月のこと。《季 秋》「—もまだ更科...
いさら
[接頭]水に関係あることを表す名詞に付いて、小さい、細い、少ない、という意を表す。「—波」「—水」
いさら‐い【いさら井】
水の少ない井。ちょっとした湧き水や、水の流れ。「亡き人の影だに見えずつれなくて心をやれる—の水」〈源・藤裏葉〉
いさら‐がわ【いさら川】
水の少ない小さな川。いさらおがわ。「御草鞋(わらんず)に流るる血は、草葉に染めて、—紅葉しがらむ如くなり」〈浄・女楠〉
いさり【漁り】
《動詞「いさ(漁)る」の連用形から。古くは「いざり」》 1 魚や貝をとること。すなどり。りょう。「沖つ波辺波(へな...
いさり‐び【漁り火】
魚を誘い寄せるために夜間、漁船でたく火。ぎょか。
いさり‐ぶね【漁り船】
魚をとる船。漁船。漁舟(ぎょしゅう)。
いさ・る【漁る】
[動ラ四]《古くは「いざる」》魚や貝などをとる。漁(りょう)をする。「遠近(をちこち)に—・り釣りけり」〈万・四三六〇〉
イサル‐こくりつこうえん【イサル国立公園】
《Parc national de l'Isalo》⇒イサロ国立公園
イサルコ‐さん【イサルコ山】
《Volcán de Izalco》中央アメリカ、エルサルバドル西部の活火山。標高1830メートル。同国最高峰のサ...
イサロ‐こくりつこうえん【イサロ国立公園】
《Parc national de l'Isalo》マダガスカル南部にある国立公園。浸食を受けた砂岩の岩山や奇岩群...
いさわ‐おんせん【石和温泉】
山梨県中央部、笛吹(ふえふき)市にある温泉。昭和36年(1961)ブドウ畑から湧出(ゆうしゅつ)。泉質は単純温泉。
いさわ‐がわ【胆沢川】
岩手県南西部を流れる、北上川の支流の一。秋田県境に近い焼石岳の西麓に源を発し石淵ダムに注ぐ。長さ28キロ。中・下流...
いさわ‐じょう【胆沢城】
岩手県奥州市にあった古代の城。延暦21年(802)蝦夷(えぞ)征討に際し、坂上田村麻呂が築城。同23年、多賀城から...
い‐さん【胃散】
胸焼け、胃のもたれなどに用いる粉末の内服薬。重曹などが主成分。
い‐さん【胃酸】
胃液中に含まれる酸。主として塩酸。消化酵素の働きを助け、飲食物とともに混入する微生物を殺菌する。
い‐さん【違算】
1 計算ちがい。 2 計画の立てそこない。見込みちがい。「大きな失望ととんでもない—を生ずる心配が少ない」〈寅彦・...
いさん【潙山】
[771〜853]唐代の禅僧。名は霊祐。百丈懐海(ひゃくじょうえかい)に法を受け、潭州(たんしゅう)潙山に住したの...
い‐さん【遺産】
1 死後に残した財産。法律的には、人が死亡当時持っていた所有権・債権・債務も含む全財産をいう。相続財産。 2 前代...
い‐さん【遺算】
計算ちがい。また、見込みちがい。
いさん【蔚山】
⇒ウルサン(蔚山)
いさん‐かたしょう【胃酸過多症】
胃液の酸度が異常に高い症状。胸焼け・胃痛などがみられる。胃潰瘍(いかいよう)・胃炎・胆石症などに伴うことが多い。過酸症。
いさんけつぼう‐しょう【胃酸欠乏症】
胃液中の塩酸がなくなったり、極度に少なくなったり、濃度が低くなったりする症状。胃炎・胃癌(いがん)などで起こり、程...
いさん‐さいけんしゃ【遺産債権者】
⇒相続債権者(そうぞくさいけんしゃ)
いさん‐そうぞく【遺産相続】
死後に残された財産を受け継ぐこと。民法旧規定では、家督相続に対して、戸主以外の家族の死亡による財産の相続を意味する...
いさん‐そうぞくにん【遺産相続人】
遺産を相続する人。
いさん‐ぶんかつ【遺産分割】
複数の相続人の間で遺産を分配すること。現物分割・換価分割・代償分割・共有分割などの方法がある。 [補説]相続開始後...
いさんぶんかつ‐きょうぎ【遺産分割協議】
複数の相続人の間で遺産の分配割合を話し合うこと。 [補説]民法では法定相続分を定めているが、相続人の間で合意が成立...
いさん‐もくろく【遺産目録】
被相続人が死亡時に所有していた財産の内容を記録した文書。
バーベリ
[1894〜1940]ロシアの小説家。ユダヤ系で、1920年代のソ連文学を代表する小説家の一人。装飾的な文体で、故...
いざ
「いざこざ」の略。「少しやそっとの—があろうとも縁切れになって溜る物か」〈一葉・にごりえ〉
いざ
[感]相手を誘って一緒に事を始めるときや思いきって行動しようとするときに発する語。さあ。どれ。「—、出かけよう」
い‐ざい【異材】
人並みでないすぐれた才能の持ち主。また、常人と違った才能の持ち主。
い‐ざい【偉材】
すぐれた才能の持ち主。すぐれた人物。「—を輩出する」
い‐ざい【遺財】
死者の残した財産。遺産。
イザイ
[1858〜1931]ベルギーのバイオリニスト。指揮者としても活躍し、主にフランスとベルギーの近代音楽の紹介に努めた。
いざ‐いざ
[感]《「いざ」を重ねて、いっそう強めて言う語》さあさあ。「—近くへ参れ」
いざいしつ‐せいけい【異材質成型】
⇒二色成型
いざいほう
沖縄県久高島(くだかじま)の神事。午年(うまどし)の旧暦11月に行われる巫女(みこ)集団への加入儀礼で、その島の出...
いざ‐かし
[感]《「かし」は終助詞》相手に何かをしようと誘いかける語。さあ。「—、ねぶたきに、とのたまへば」〈源・若紫〉
いざ鎌倉(かまくら)
《謡曲「鉢木(はちのき)」の「鎌倉に御大事あらば…一番に馳(は)せ参じ」から》一大事が起こった場合。万一の時。いよ...
い‐ざかや【居酒屋】
(昔、酒屋の店先で飲む酒を居酒といったことから)店内にテーブル席、小座敷などを用意し、酒と食べ物を出す店。酒は日本...
いざかや【居酒屋】
《原題、(フランス)L'Assommoir》ゾラの小説。1877年刊。洗濯女ジェルベーズの運命を中心に、パリの下層...
い‐ざけ【居酒】
1 酒屋の店先や居酒屋で酒を飲むこと。また、その酒。 2 「居酒屋」に同じ。
いざ‐こざ
もめごと。争いごと。ごたごた。「職場に—が絶えない」「—の種をまく」
いざさせ給(たま)え
《「させ給え」は、その上に来るはずの動詞を略したもの。「給え」は尊敬の補助動詞「給う」の命令形》 1 さあ、やって...
いざさらば
1 別れるときに言う語。それでは、さようなら。「いまこそ別れめ、—」〈小学唱歌・あおげば尊し〉 2 思い立って事を...
いざ知(し)らず
《「いさ知らず」の「いさ」と感動詞「いざ」との混同によってできたもの》…についてはよくわからないが。…はともかくと...
いざ給(たま)え
《「給え」は尊敬の補助動詞「給う」の命令形。この上に来るはずの「行く」「来る」の意の動詞を略したもの》さあ、いらっ...