いせ‐の‐さぶろう【伊勢三郎】
[?〜1186]源義経四天王の一人。伊勢の人。名は義盛。守護の首藤経俊を討とうとして敗れ、鈴鹿(すずか)で自刃。 ...
いせ‐の‐たゆう【伊勢大輔】
⇒いせのおおすけ
いせ‐の‐つかい【伊勢の使】
伊勢神宮へ遣わされた勅使。毎年の神嘗祭(かんなめさい)の例幣使(れいへいし)や臨時の祭典の奉幣使(ほうへいし)など...
いせ‐の‐はまおぎ【伊勢の浜荻】
1 伊勢の浜辺に生えている荻。「あたら夜を—折り敷きて妹(いも)恋ひしらに見つる月かな」〈千載・羇旅〉 2 《伊勢...
いせ‐の‐ふたはしら【伊勢の二柱】
伊勢神宮にまつられている内宮(ないくう)の天照大神(あまてらすおおみかみ)と外宮(げくう)の豊受大神(とようけのお...
いせ‐は【伊勢派】
1 本居宣長を中心とした和歌の流派。→江戸派 →桂園派 2 ⇒伊勢風(ふう)
伊勢(いせ)は津(つ)で持(も)つ津(つ)は伊勢(いせ)で持(も)つ
伊勢は津の港があるために参拝客が多く、津の港は伊勢神宮への参拝客が利用するために栄える。「尾張名古屋は城で持つ」と...
いせ‐はなび【伊勢花火】
キツネノマゴ科の多年草。暖地に自生。高さ30〜60センチで低木状。夏から秋、淡紫色の花を穂状につける。中国の原産で...
いせはら【伊勢原】
神奈川県中部の市。大山参詣の門前町、伊勢商人の市場町として発達。人口10.1万(2010)。
いせはら‐し【伊勢原市】
⇒伊勢原
いせ‐びくに【伊勢比丘尼】
元禄年間(1688〜1703)から、伊勢寺の勧進と称して、尼姿で諸地方をめぐっていた遊女。
いせ‐ふう【伊勢風】
俳諧の一派。蕉門の岩田涼菟(いわたりょうと)・中川乙由(なかがわおつゆう)を中心とし、伊勢周辺に勢力があった。初め...
いせ‐へいし【伊勢平氏】
桓武平氏の諸流のうち平維衡(たいらのこれひら)の子孫をいう。伊勢・伊賀地方を根拠地とした。5代忠盛以後、中央政界に...
いせ‐へいじ【伊勢瓶子】
伊勢で産したとっくり。質が悪いので、酢瓶(すがめ)として用いたという。
いせ‐へいや【伊勢平野】
三重県東部、伊勢湾に面する南北に細長い平野。
伊勢(いせ)へ七度(ななたび)熊野(くまの)へ三度(さんど)
伊勢神宮や熊野三社へたびたび参ること。信心の深いこと、また、信心はどんなに深くしても限りはないことのたとえ。
いせ‐ぼうどう【伊勢暴動】
明治9年(1876)に起こった、地租改正反対一揆(いっき)中、最大の一揆。三重県を中心に愛知・岐阜などに広がり、処...
いせ‐ぼうふう【伊勢防風】
ハマボウフウの別名。
いせ‐ま【伊勢間】
伊勢地方で行われた柱間の寸法。曲尺(かねじゃく)の5尺8寸(約176センチ)を一間(いっけん)とする。
いせ‐まいり【伊勢参り】
伊勢神宮に参拝すること。また、その人。伊勢参宮。《季 春》「春めくや人さまざまの—/荷兮」
いせ‐まんざい【伊勢万歳】
三重県鈴鹿地方に伝わる正月の祝福芸。太夫と才蔵の二人組を基本とし、家々を回る。鼓・三味線・胡弓(こきゅう)を用いる...
いせものがたり【伊勢物語】
平安時代の歌物語。作者・成立年未詳。多く「むかし、男(ありけり)」の冒頭句をもつ125段から成り、在原業平(ありわ...
いせものがたりしょうもんしょう【伊勢物語肖聞抄】
伊勢物語の注釈書。牡丹花肖柏著。文明9年(1477)成立。宗祇による講義を肖柏がまとめたもの。肖聞抄。
いせものがたりにつきてのけんきゅう【伊勢物語に就きての研究】
国文学者、池田亀鑑による学術論文。昭和10年(1935)、同11年(1936)に全2冊を刊行。
いせ‐もめん【伊勢木綿】
「伊勢縞(いせじま)」に同じ。
いせ‐や【伊勢屋】
1 伊勢出身の商人が多く用いた屋号。 2 《伊勢出身の商人には勤倹の人が多かったところから》けちな人。「尾頭のない...
伊勢(いせ)や日向(ひゅうが)
話に脈絡がなく、つじつまが合わないこと。また、まぜこぜで秩序のないこと。伊勢や日向の物語。「げにげに—のことは、誰...
いせ‐りゅう【伊勢流】
1 武家礼法の一派。室町中期、伊勢貞親・貞宗のころに形成され、江戸時代に伊勢貞丈に至って大成された。 2 ⇒伊勢風...
い・せる
[動サ下一]裁縫で、長短2枚の布を縫い合わせるとき、長い方を細かくぐし縫いし、縮めて丸みやふくらみを出す。いせこむ...
いせ‐れいへいし【伊勢例幣使】
毎年9月、伊勢神宮の神嘗祭(かんなめさい)に幣帛(へいはく)を奉納するために派遣された勅使。
いせ‐わん【伊勢湾】
三重県の志摩半島と愛知県の知多半島・渥美(あつみ)半島に囲まれた湾。湾奥に木曽・長良(ながら)・揖斐(いび)などの...
いせわん‐たいふう【伊勢湾台風】
昭和34年(1959)9月26日、和歌山県潮岬(しおのみさき)付近に上陸、名古屋西方・富山湾を通り三陸沖へ抜けた台...
い‐せん【医専】
旧制の「医学専門学校」の略。
い‐せん【胃腺】
胃の内壁の粘膜に開口する腺の総称。消化液や塩酸などを分泌。場所により胃底腺・噴門腺・幽門腺に分けられる。
い‐せん【渭川】
⇒渭水(いすい)
い‐せん【緯線】
地球上における位置を表すために、赤道に平行に引く仮想の線。赤道を緯度零度とし、北は北緯、南は南緯といい、南北おのお...
い‐せん【移染】
[名](スル) 1 衣類などの染料が、摩擦などによって他のものにつくこと。色移り。 2 揮発性のある化学物質が、他...
い‐せんこう【胃穿孔】
胃壁に孔(あな)があくこと。胃潰瘍(いかいよう)などが悪化して起こる。胃の内容物が腹腔内に出て、激しい腹痛を起こす...
い‐せんじょう【胃洗浄】
毒物の誤飲時などに、管を口から胃まで挿入し、温水などの注入と排出を繰り返して、胃の内容物を洗い出す処置法。
い‐せんどう【居船頭】
江戸時代、実際に乗船する沖船頭に対して、船に乗らない廻船所有者・船主をいう。おりせんどう。
い‐ぜん【以前/已前】
1 その時よりも前。「一二時—に到着する」⇔以後。 2 今より前の時点。現在から見て近い過去。副詞的にも用いる。「...
い‐ぜん【依然】
[ト・タル][文][形動タリ]もとのままであるさま。前のとおりであるさま。語幹だけで副詞的にも用いる。「—として不...
い‐ぜん【怡然】
[ト・タル][文][形動タリ]喜び、楽しむさま。「君は—として楽んで居る乎(か)」〈紅葉・金色夜叉〉
いぜん‐けい【已然形】
文語の動詞・形容詞・形容動詞・助動詞の活用形の一。助詞「ば」「ど」「ども」などが付いて順接・逆接の確定条件を表す。...
いぜん‐げん【已然言】
国文法でいう已然形の古い言い方。東条義門の用語。
アイ‐エス‐オー
《Independent System Operator》⇒独立系統運用機関
いそ【磯】
[名] 1 海・湖などの波打ち際。水際。特に、石の多い海岸。 2 波をかぶったり流れに洗われたりする岩石。 3 冠...
い‐そ【五十】
ごじゅう。また、数の多いこと。「岩の上の松の梢に降る雪は—かへり降れ後までも見む」〈古今六帖・一〉
イソ
《ギリシャ語で、同じの、の意》有機化合物の異性体を示す語。「—オクタン」
イソ
《International Organization for Standardization》 1 国際標準化機...