かん‐にゅう【乾乳】
家畜の搾乳を停止すること。
かん‐にゅう【貫入】
[名](スル) 1 貫いて入ること。また、突き抜いて入れること。 2 マグマが地層や岩石内に入り込んで固まり、新し...
かん‐にゅう【貫乳】
陶磁器の釉(うわぐすり)の表面に、焼き加減でできた細かなひび。陶磁器鑑定のとき重視される。乳(にゅう)。貫入。
かん‐にゅう【嵌入】
[名](スル)はめ込むこと。また、はまり込むこと。「その光景とは一見直接には関係しない純主観の一首を…—したのもあ...
かん‐にゅう【観入】
[名](スル)対象に深く没入して、対象を正しく認識すること。「実相に—して自然・自己一元の生を写す」〈茂吉・短歌に...
かんにゅう‐がん【貫入岩】
マグマが地殻中に貫入してできた火成岩。深成岩が多いが、半深成岩もある。迸入岩(へいにゅうがん)。
かんにゅう‐しけん【貫入試験】
地盤の堅さを知るために、土中に金属棒を差し込み、その抵抗力を測定する調査。
かん‐にょ【官女】
「かんじょ(官女)」に同じ。
かん‐にょう【凵繞】
漢字の繞(にょう)の一。「凶」「函」などの「凵」の称。かんがまえ。
かん‐にん【官人】
1 官吏。役人。かんじん。「ある国の祗承(しぞう)の—の妻(め)にて」〈伊勢・六〇〉 2 律令制で、太政官・各省・...
かん‐にん【堪忍】
[名](スル) 1 怒りを抑えて、人の過ちを許すこと。勘弁。「悪かった、—してくれ」 2 肉体的な痛みや苦しい境遇...
かんにん【寛仁】
平安中期、後一条天皇の時の年号。1017年4月23日〜1021年2月2日。
かん‐にん【還任】
⇒げんにん(還任)
カンニング
[名](スル)《ずるい、の意》試験のとき、隠し持った参考書や他人の答案を見るなどの不正行為をすること。「—ペーパー」
カンニング‐ペーパー
《(和)cunning+paper》 1 カンニング用の紙片。カンペ。 2 テレビ放送などで、視聴者からは見えない...
堪忍(かんにん)信濃(しなの)の善光寺(ぜんこうじ)
「かんにんしなさい」の意で、「しな」に「信濃」の「しな」を掛けて続けたむだ口。
かんにん‐じ【堪忍地】
歓喜地(かんぎじ)のこと。菩薩(ぼさつ)がこの位に至れば苦悩をたえ忍ぶ力を得るところからいう。
かんにん‐づよ・し【堪忍強し】
[形ク]我慢強い。忍耐強い。「色道の太鼓もち、心永う物毎(ものごと)—・きが元手なるべし」〈浮・男色大鑑・七〉
堪忍(かんにん)は一生(いっしょう)の宝(たから)
堪忍の徳は、一生を通じて計り知れない利益をもたらすということ。また、堪忍を一生の宝として大切にすべきであるということ。
かんにん‐ぶくろ【堪忍袋】
我慢のできる量を袋にたとえていう語。
堪忍袋(かんにんぶくろ)の緒(お)が切(き)・れる
もうこれ以上我慢できなくて怒りが爆発する。 [補説]「緒」は、ひものこと。「堪忍袋の尾が切れる」と書くのは誤り。
かんにん‐ぶん【堪忍分】
武家で、客分の者や討ち死にした家来の遺族などに給与する俸禄。堪忍領。
かんにん‐りょう【堪忍領】
⇒堪忍分(かんにんぶん)
カンヌ
フランス南東部、地中海に面する観光・保養都市。ニースの南西に位置する。カンヌ国際映画祭の開催地。
カンヌ‐えいがさい【カンヌ映画祭】
⇒カンヌ国際映画祭
かん‐ぬ‐き【閂/貫木】
1 《「かん(貫)のき(木)」の音変化という》門の扉が開かないようにする横木。左右の扉の内側につけた金具に差し通し...
かんぬき【閂】
《原題、(フランス)Le Verrou》フラゴナールの絵画。カンバスに油彩。縦74センチ、横94センチ。暗い部屋の...
かんぬき‐ざし【閂差(し)】
かんぬきのように刀を水平に腰に差すこと。
かんぬき‐どめ【閂止め】
ポケット口・和服の身八つ口などのほころびやすい箇所に施す、ほつれ止め。糸を2、3本渡し、それを芯にしてかがる。
カンヌ‐こくさいえいがさい【カンヌ国際映画祭】
フランスの都市カンヌで毎年5月に開かれる国際映画祭。第1回は1946年開催。最高賞パルムドールのほか、監督賞や男優...
かん‐ぬし【神主】
神社に奉仕して、神事に従うことを業としている人。神官。神職。また、その長。
かんぬ‐し【官奴司】
律令制で、宮内省に属し、官戸や官に属する奴婢(ぬひ)の名籍および口分田(くぶんでん)のことをつかさどった役所。みや...
かん‐ぬひ【官奴婢】
⇒公奴婢(くぬひ)
カンヌン【江陵】
⇒こうりょう(江陵)
かん‐ねい【奸佞/姦佞】
[名・形動]心が曲がっていて悪賢く、人にこびへつらうこと。また、そのさま。「—邪知」「宦官というと—な物のように聞...
かんねい‐じゃち【奸佞邪知】
[名・形動]心が曲がっていて悪知恵が働き、人にこびへつらうこと。また、そのさま。
かん‐ねつ【寒熱】
1 寒さと暑さ。寒暑。「—の差が大きい」 2 からだが病的に冷えている状態と熱している状態。悪寒(おかん)と発熱。
かんねつ‐おうらい【寒熱往来】
寒けを催したり、熱気を催したりする病状。漢方でいう。
かんねつ‐し【感熱紙】
表面に顕色剤としてフェノール化合物を塗布し、加熱するとその部分が融解して発色する用紙。感熱式プリンターに用いる。
かんねつ‐しきそ【感熱色素】
温度によって色が変わる色素。感熱紙に使用される。感温色素。
かんねつしき‐プリンター【感熱式プリンター】
感熱紙に印字ヘッドを接触させ、パルス電流で瞬時に加熱して、文字を印字するプリンター。レシートや鉄道の切符などに使用...
かんねつ‐めっきん【乾熱滅菌】
高温下で滅菌を行うこと。ふつう160度から200度程度の高温下で1時間程度加熱することで滅菌する。高温高圧の水蒸気...
かん‐ねぶつ【寒念仏】
僧が寒の30日間、明け方に山野に出て声高く念仏を唱えること。のちには俗人も寒夜、鉦(かね)を打ちたたいて念仏を唱え...
かん‐ねん【観念】
[名](スル) 1 物事に対してもつ考え。「時間の—がない」「固定—」 2 あきらめて、状況を受け入れること。覚悟...
かんねん‐けいたい【観念形態】
⇒イデオロギー
かんねん‐しゅぎょう【観念修行】
もっぱら観念の行を修すること。また、観念と修行。観行。
かんねん‐しょうせつ【観念小説】
ある観念の具象化を目的として書かれた小説。特に日清(にっしん)戦争直後に現れた、現実社会の矛盾・暗黒面に対する作者...
かんねん‐せい【観念性】
主観的な観念によってのみ構成されていること。また、そういう性質。→実在性
かんねん‐てき【観念的】
[形動]具体的事実に基づかずに頭の中で組み立てられただけで、現実に即していないさま。「—でわかりにくい映画」
かんねんてき‐きょうごう【観念的競合】
一個の行為が同時に数個の罪名に触れる場合をいう語。そのうちの最も重い刑によって処断される。想像的競合。