きき‐みみ【聞(き)耳/聴(き)耳】
1 よく聞こうとすること。また、そうしているときの耳。「嫉妬(ねたみ)深き近所の誰彼目を側(そば)め、—清(すま)...
ききみみずきん【聞き耳頭巾】
日本の昔話。動物の言葉がわかる頭巾の力によって富を得る話。頭巾は、動物の命を救った礼としてもらうもの、善行の見返り...
聞(き)き耳(みみ)潰(つぶ)・す
わざと聞かないふりをする。「呼びかけるのに、何で—・すのぢゃ」〈伎・韓人漢文〉
聞(き)き耳(みみ)を立(た)・てる
注意を集中してよく聞こうとする。耳を澄ます。「ひそひそ話に—・てる」
きき‐みょうみょう【奇奇妙妙】
[名・形動]《「奇妙」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて奇妙なこと。また、そのさま。「ここに—の事実あ...
きき‐め【効(き)目/利(き)目】
1 ある働きかけや作用によって現れるよい結果。効能。効果。「—が速い」「—がない」 2 (利き目)両目のうち、よく...
きき‐め・ず【聞き愛づ】
[動ダ下二]伝え聞いて恋い慕う。「このかぐや姫を得てしがな、見てしがなと、音に—・でて惑ふ」〈竹取〉
きき‐もの【利き者】
「利け者」に同じ。「今では新松坂の此春(このはる)、其君(そのきみ)、…なぞが—さ」〈洒・古契三娼〉
きき‐もの【聞(き)物】
聞く価値があるもの。
きき‐もら・す【聞(き)漏らす】
[動サ五(四)] 1 聞いておくべきところを、うっかりして聞かないでしまう。聞き落とす。「大事なところを—・してし...
き‐きゃく【棋客】
⇒きかく(棋客)
き‐きゃく【棄却】
[名](スル) 1 捨て去ること。捨てて取り上げないこと。「問題を—する」 2 裁判所が、受理した訴訟について審理...
ききゃく‐るい【鰭脚類】
食肉目に属する、四肢がひれ状をした哺乳類の総称。繁殖期以外は水中で生活することが多く、海洋と一部の大きな湖に分布。...
きき‐やく【聞(き)役】
1 人が話すのを聞く立場。また、その人。聞き手。「—に回る」 2 江戸時代、中国地方や九州の諸藩が長崎に置いていた...
き‐きゅう【企及/跂及】
[名](スル)計画を立て努力して到達すること。また、肩を並べること。匹敵すること。「自分には、彼等の到底—し難い芸...
き‐きゅう【危急】
1 危険・災難がさし迫っていること。「財政—の際」 2 IUCN(国際自然保護連合)の1994年版レッドリストで使...
き‐きゅう【気球】
熱した空気や、大気より軽い水素・ヘリウムなどのガスを、袋内に満たし、空中に浮揚させるもの。軽気球。
き‐きゅう【希求/冀求】
[名](スル)強く願い求めること。「平和を—する精神」
き‐きゅう【耆旧】
《「耆」は60歳の意》年寄り。老人。
き‐きゅう【帰休】
[名](スル)勤労者が勤務を離れ、一定期間休暇をとること。「一時—する」「—兵」
き‐きゅう【欷泣】
[名](スル)すすり泣くこと。欷歔(ききょ)。「—する声が漏れる」
き‐きゅう【箕裘】
父祖の業。また、その業を継ぐこと。「—を継ぐ」 [補説]よい弓職人の子は、父の仕事から柳の枝を曲げて箕(み)を作る...
ききゅう‐かんそく【気球観測】
気球に観測器を装着して高層の気象を観測すること。
ききゅう‐しゅ【危急種】
日本の平成3年(1991)版レッドリストで使用されていたカテゴリー項目の一。絶滅の危険が増大している種。絶滅の危険...
危急(ききゅう)存亡(そんぼう)の秋(とき)
《諸葛亮(しょかつりょう)「前出師表」から》生き残るか滅びてしまうかという危ういせとぎわ。
き‐きょ【起居】
[名](スル) 1 立ったり座ったりすること。立ち居。「—進退」 2 日常の生活。起き伏し。「—を共にする」「仮宿...
き‐きょ【寄居】
[名](スル)他人の家に一時身を寄せること。寄寓(きぐう)。寄食。「先輩の家に—する」
き‐きょ【欷歔】
[名](スル)すすり泣くこと。むせび泣き。欷泣(ききゅう)。「この間には鬼(き)の—するを聞く」〈鴎外訳・即興詩人〉
き‐きょ【跪居】
[名](スル)敬礼の一。両ひざをつき、つま先を立てて、かかとの上に尻をおく姿勢。また、その姿勢をとること。「—して...
き‐きょ【箕踞】
[名](スル)《その姿勢が箕(み)に似ているところから》両足を前へ投げ出して座ること。箕坐(きざ)。
き‐きょう【気胸】
胸膜腔に空気が入った状態。肺が破れることによる自然気胸では、胸痛・呼吸困難を示すことが多い。また、肺結核の治療など...
き‐きょう【奇矯】
[名・形動]言動が普通と違っていること。また、そのさま。「—な振る舞い」
き‐きょう【桔梗】
1 キキョウ科の多年草。日当たりのよい山野に生え、高さ約1メートル。葉は長卵形で、裏面がやや白い。8、9月ごろ青紫...
き‐きょう【帰京】
[名](スル)都に帰ること。現在では、東京、明治以前は京都へ帰ることをいう。「来月—する予定です」
き‐きょう【帰郷】
[名](スル)故郷に帰ること。帰省(きせい)。「お盆には—したい」 [補説]書名別項。→帰郷
ききょう【帰郷】
《原題Homecoming》米国の小説家デルの自伝。1933年刊。 大仏次郎の小説。昭和23年(1948)発表。国...
き‐きょう【帰敬】
[名](スル)《帰依(きえ)敬礼(きょうらい)の意》仏などを心から信じ、尊敬すること。きけい。
き‐きょう【棄教】
[名](スル)それまで信仰していた宗教を捨てること。
ききょう‐いろ【桔梗色】
桔梗の花のような青みがかった紫色。
ききょう‐がさ【桔梗笠】
桔梗の花を伏せた形の、先のとがったかぶり笠。青・赤・黄などで彩り、祭りや踊りなどに用いる。
ききょう‐ざら【桔梗皿】
桔梗の花の形にかたどった皿。
ききょう‐しき【帰敬式】
⇒御髪剃(おかみそり)
ききょう‐の‐ま【桔梗の間】
江戸城内表座敷の一。御番医師の詰所で、襖に桔梗が描かれていた。
ききょうノート【帰郷ノート】
《原題、(フランス)Cahier d'un retour au pays natal》セゼールによる長編詩。193...
ききょう‐ぶくろ【桔梗袋】
底を桔梗の花形のように五角形にかたどった巾着(きんちゃく)。
ききょう‐もん【桔梗門】
江戸城門の一。西ノ丸下より三ノ丸に至る間の通用門。内桜田門。
ききょう‐りょうほう【気胸療法】
人工気胸を用いる治療法。
ききょかだん【寄居歌談】
近藤芳樹による歌論書。天保13年(1842)刊。ごうなのうたがたり。
き‐きょく【危局】
危険が迫っている情勢・場面。
き‐きょく【枳棘】
からたちといばら。心にとげのある人や、居心地の非常に悪い場所などをたとえていう。