くさ‐かい【草飼ひ】
《「くさがい」とも》馬に草を与えること。「馬の—、水便、共に良げなり。しばし降りゐて馬休めん」〈平家・七〉
くさかい‐どころ【草飼ひ所】
まぐさをとるために与えられた領地。「一所(いっしょ)賜はりて、馬の—をもし給へ」〈曽我・八〉
くさ‐かげ【草陰】
茂った草の陰。草むらの中。
くさかげ‐の【草陰の】
[枕]地名の「荒藺(あらゐ)」「安努(あの)」にかかる。「—荒藺の崎の笠島を」〈万・三一九二〉
くさかげのこみちにて【草陰の小径にて】
《原題、(チェコ)Po zarostlém chodníčku》ヤナーチェクのピアノ曲集。第1集は1901年から1...
くさかげのこみちをとおって【草陰の小径を通って】
《原題、(チェコ)Po zarostlém chodníčku》⇒草陰の小径にて
くさ‐かげろう【草蜉蝣】
1 クサカゲロウ科の昆虫。翅(はね)の開張約3センチ。体は緑色、翅は透明で脈が緑色。 2 脈翅(みゃくし)目クサカ...
くさか‐げんずい【久坂玄瑞】
[1840〜1864]幕末の長州藩士。名は通武。通称は義助。吉田松陰門下。尊王攘夷の急進派で、品川の英国公使館焼き...
くさか‐ざか【孔舎衙坂】
「孔舎衛坂(くさえのさか)」に同じ。
くさ‐かたばみ【草酢漿】
紋所の名。カタバミの葉と茎とをかたどったもの。
くさか‐の‐やま【草香の山】
生駒(いこま)山の西側一帯の称。現在は東大阪市に属する。[歌枕]「うちなびく—を夕暮に我が越え来れば」〈万・一四二八〉
くさかべ‐の‐おうじ【草壁皇子】
[662〜689]天武天皇の皇子。母は持統天皇。文武(もんむ)・元正両天皇の父。壬申(じんしん)の乱には天武帝とと...
くさかべ‐めいかく【日下部鳴鶴】
[1838〜1922]書家。滋賀の生まれ。名は東作。字(あざな)は子暘(しよう)。六朝(りくちょう)書道を学び、清...
くさ‐かまり【草屈り】
《「かまり」は「かがまり」の略》草むらに隠れ、敵情を探る者。忍び物見。ふせかまり。
くさ‐かり【草刈(り)】
草を刈ること。また、草を刈る人。《季 夏》「—のこころに眠る田水光/竜太」
くさかり‐うた【草刈(り)歌】
民謡の一。野山へ草などを刈りに行く道中や、刈り取り作業中にうたう労作歌。
くさかり‐うま【草刈(り)馬】
1 7月7日の朝、真菰(まこも)や藁(わら)で作った馬に草を刈って背負わせ、家まで引いて帰る行事。また、その馬。農...
くさかり‐がま【草刈(り)鎌】
草刈り用の鎌。草鎌。《季 夏》
くさかり‐ば【草刈(り)場】
1 田畑の肥料や牛馬の秣(まぐさ)にするための草を刈り取る場所。特に、その目的で農民が共同で使用した草地。 2 (...
くさ‐かんむり【草冠】
漢字の冠の一。「花」「草」「茜」などの「艹(⺿)」の称。そうこう。