くろ‐びょうし【黒表紙】
1 表紙を黒い布紙で装丁した本。 2 《黒い表紙のものが多かったところから》役者評判記のこと。 3 ⇒黒本(くろほん)
くろ‐ビール【黒ビール】
焦がした麦芽で醸造した黒茶色のビール。《季 夏》
クロピウニーツキー
ウクライナ中南部、キロボフラード州の都市。同州の州都。イングル川上流に位置する。豊かな黒土地帯に位置し、農産物の集...
くろ‐ふ【黒斑】
1 黒色の斑点(はんてん)。 2 黒い斑のある鷹(たか)の羽。矢羽根に用いる。
くろふじ【黒富士】
⇒山下白雨
くろ‐ふじょう【黒不浄】
死の汚れ。→赤不浄
くろ‐ふね【黒船】
1 近世、日本に来た欧米の帆船。船体を黒く塗ってあったところからの称。幕末には西洋型の船舶全般をさして呼んだ。 2...
くろふね‐ぎれ【黒船切】
名物切(めいぶつぎれ)の一。表装または茶器の袋などに用いる。寛文年間(1661〜1673)長崎に漂着した黒船がもた...
くろふね‐ずきん【黒船頭巾】
《歌舞伎俳優姉川新四郎が侠客の黒船忠右衛門の役を演じた際に用いたところから》投げ頭巾の別称。姉川頭巾。
くろふね‐ちゅうえもん【黒船忠右衛門】
歌舞伎・浄瑠璃で、享保(1716〜1736)ごろの大坂堂島の侠客(きょうかく)根津四郎右衛門を劇化した人物の名。「...
くろふね‐まつり【黒船祭】
ペリーの来航を記念して、日米修好の行事として行われる観光祭。静岡県下田市では5月16〜18日に、神奈川県横須賀市久...
くろ‐ぶさ【黒房】
相撲で、土俵上のつり屋根の北西の隅に垂らす黒色の房。冬と玄武神を表す。→青房 →赤房 →白房
くろ‐ぶち【黒斑/黒駁】
黒のぶちのあるもの。動物の毛色などにいう。「—の馬」
くろ‐ぶち【黒縁】
黒く縁どること。また、黒色の縁。「—の眼鏡」
くろ‐ぶどう【黒葡萄】
1 果皮が黒紫色のブドウ。特に、赤葡萄酒の醸造に用いられるものについていう。→白葡萄 2 エビヅルまたはヤマブドウ...
くろ‐ぶな【黒橅】
イヌブナの別名。
クロプシュトック
[1724〜1803]ドイツの詩人。ドイツ近代詩の祖とされる。作「メシーアス」「春の祝い」など。
くろべ【黒部】
富山県北東部の市。黒部川の中・下流域を占める。スイカの産地。宇奈月(うなづき)温泉・黒部峡谷がある。平成18年(2...
くろ‐べ【黒檜】
ヒノキ科の常緑高木。日本特産で、本州・四国の深山に自生。樹皮は赤褐色でつやがある。葉はうろこ状。5月ごろ、藍色の雄...
くろべ‐がわ【黒部川】
富山県東部を流れる川。源を飛騨山脈中部の鷲羽(わしば)岳に発し、富山湾に注ぐ。上・中流は深い峡谷をなし、発電所が多...
くろべ‐きょうこく【黒部峡谷】
黒部川の上・中流の峡谷。立山連峰と後(うしろ)立山連峰を二分する、日本一深い峡谷をなす。黒部湖から上流を上廊下(か...
くろべ‐こ【黒部湖】
富山県東部、黒部川に建設された黒四ダムによりせき止められてできた人造湖。面積3.5平方キロメートル、総貯水量約2億...
くろべごろう‐だけ【黒部五郎岳】
富山県富山市、岐阜県飛騨市・高山市との境にある山。標高2840メートル。薬師岳から三俣蓮華岳(標高2841メートル...
くろべ‐し【黒部市】
⇒黒部
くろべ‐ダム【黒部ダム】
⇒黒四(くろよん)ダム
くろべのたいよう【黒部の太陽】
木本正次の小説。昭和39年(1964)発表。黒部ダム(黒四ダム)の建設に人生を賭けた技術者たちの苦闘を描く。昭和4...
くろ‐ぼ【黒穂】
《「くろほ」とも》黒穂病にかかった黒い麦の穂。くろぼう。《季 夏》「駅路(うまやぢ)や麦の—の踏まれたる/不器男」
くろ‐ほう【黒方】
《「くろぼう」とも》薫物(たきもの)の一。沈香(じんこう)・丁子香(ちょうじこう)・甲香・白檀(びゃくだん)・麝香...
くろ‐ぼね【黒骨】
《「くろほね」とも》扇や中啓(ちゅうけい)などの黒く塗った骨。また、障子などの黒く塗った桟。
くろ‐ほろ【黒母衣】
鎧(よろい)の背につける母衣の黒いもの。
くろ‐ほろ【黒保呂】
矢羽根にする鷲(わし)の保呂羽(ほろば)の黒いもの。「二十四差いたる—の矢負ひ」〈平家・四〉
くろ‐ほん【黒本】
江戸中期、赤本に次いで、延享(1744〜1748)ころから青本とともに婦女子の間で流行した草双紙(くさぞうし)の一...
クロボカン
インドネシア南部、バリ島南岸の海岸保養地。1960年代から賑わっていたクタやレギャンに続き、南側のスミニャックとと...
くろぼ‐きん【黒穂菌】
担子菌類の一種。黒穂病を起こさせ、黒い胞子を飛散する。
くろ‐ぼく【黒ぼく】
1 腐植に富み、軽くて粘りけの乏しい黒色の土壌。火山灰土に多い。くろぼこ。 2 火山から噴出してできた多孔形の溶岩...
くろ‐ぼこ【黒ぼこ】
「黒ぼく」に同じ。
くろ‐ぼし【黒星】
1 黒く丸いしるし。黒丸。 2 相撲の星取り表で負けを表す黒い丸。転じて、負けること。失敗すること。⇔白星。 3 ...
くろぼし‐びょう【黒星病】
果実や葉に黒い斑点を生じる病害。ナシ・リンゴ・サツマイモやバラなどでみられ、ある種の糸状菌の寄生による。
くろ‐ぼたん【黒牡丹】
1 牡丹で、花が黒みがかった紫色のもの。 2 《中国、唐の富豪の劉訓が牡丹観賞に人を招いたときに、門に水牛を多くつ...
くろぼ‐びょう【黒穂病】
黒穂菌が寄生して生ずる植物の病害。病斑を作り、黒色の粉が充満する。稲・麦・トウモロコシ・ネギなどに多くみられる。
クロポトキン
[1842〜1921]ロシアの政治思想家・地理学者。国家を廃した小組織の連合による社会を主張する無政府主義の理論家...
クロマイ
「クロロマイセチン」の略。
くろ‐まきえ【黒蒔絵】
金粉・銀粉などを使わないで、蝋色漆(ろいろうるし)で絵模様を表した蒔絵。黒蝋色(くろろいろ)蒔絵。
クロマ‐キー
映像の合成技法の一つ。色の違いを利用して抜き取りたい被写体を背景から分離し、別の画面にはめ込むこと。映画やテレビで...
くろ‐まく【黒幕】
1 黒い色の幕。特に、歌舞伎で、場面の変わり目に舞台を隠したり、道具の奥に掛けて背景代わりにしたりする黒木綿の幕。...
くろ‐まぐろ【黒鮪】
サバ科の海水魚。全長約3メートル、体重約300キロ。背面は青黒色、腹面は銀白色。世界の温・熱帯海域に広く分布し、日...
くろ‐まじゅつ【黒魔術】
邪悪な意図のために行う魔術。妖術。幻術。
くろま・す【黒ます】
[動サ四] 1 黒くする。「女房、宮司など、皆いと—・したり」〈栄花・玉の飾り〉 2 ごまかす。紛らわしくする。だ...
くろ‐まだら【黒斑】
黒色のまだら。くろぶち。
クロマチック
[形動]《「クロマティック」とも》 1 音楽で、半音階的。「—ハープ」 2 色彩的。「—カラー(=有彩色)」