くわ‐した【鍬下】
荒地を切り開いて田畑にするまでの期間。
くわした‐ねんき【鍬下年季/鍬下年期】
1 江戸時代、開墾中の土地に一定の期間、租税を免除したり軽減したりしたこと。 2 明治の地租改正後、原地価または国...
くわしほこちだる‐くに【細戈千足国】
《「くわしほこ」は精巧な武器、「ちだる」は十分備わっている意》日本国の美称。
くわし‐め【美し女/細し女】
美しい女。美人。「賢(さか)し女を有りと聞かして—を有りと聞こして」〈記・上・歌謡〉
くわ‐しゃくとり【桑尺取】
クワエダシャクの幼虫。
クワジェリン‐かんしょう【クワジェリン環礁】
《Kwajalein》⇒クウェジェリン環礁
くわじょう‐か【桑状果】
多数の花が密集した花序が成熟し、1個のように見える果実。桑やパイナップルなどにみられる。桑実果(そうじつか)。
クワス
ライ麦で作った黒パンに麦芽を加えて発酵させる、ビールに似た褐色の清涼飲料水。アルコール分は1〜3パーセント。クバス。
くわ・す【食わす】
[動サ五(四)]「食わせる」に同じ。「何か—・してくれ」「三年も冷や飯を—・された」 [動サ下二]「くわせる」の文語形。
くわず‐いも【食わず芋】
サトイモ科の多年草。暖地に生え、葉は矢じり形で長さ60センチにもなり、葉柄は長く高さ約1メートル。根茎は地表に露出...
くわず‐ぎらい【食わず嫌い】
1 食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むこと。また、その人。 2 ある物事の真価を理解しないで、わ...
くわせ‐もの【食わせ物/食わせ者】
1 見かけはよいが、実質はよくない物。偽物。「とんだ—をつかまされた」 2 (食わせ者)表面はさりげなく見せて、実...
くわ・せる【食わせる】
[動サ下一][文]くは・す[サ下二] 1 物を食べさせる。飲食させる。「腹いっぱい—・せる」 2 扶養する。養う。...
くわ‐ぞめ【桑染(め)】
桑の樹皮の煮汁で薄黄色に染めること。また、その染めたものや色。
くわぞめ‐たび【桑染(め)足袋】
薄黄色に染めた木綿足袋。貞享・元禄(1684〜1704)ごろ、主に伊達者(だてしゃ)が用いた。
クワタ
《quadrat; quadから》活版の組版で、空白の行や行末のあきなどを埋めるのに用いる込め物。和文では活字の大...
くわ‐だ・つ【企つ】
[動タ下二]「くわだてる」の文語形。
くわ‐だて【企て】
計画を立てること。また、その内容。もくろみ。計画。「謀反の—が発覚する」
くわ‐だ・てる【企てる】
[動タ下一][文]くはだ・つ[タ下二]《足をつま立てる意の「くわた(翹)つ」から転じたもの。近世初期ごろまで「くわ...
くわだ‐よしなり【桑田義備】
[1882〜1981]植物学者。大阪の生まれ。京大教授。欧米に留学。染色体や細胞核の分裂を研究し、細胞学の発展に貢...
くわ‐ちゃ【桑茶】
桑の若葉を蒸したのち、天火(てんぴ)で乾燥して茶のように製したもの。また、その色。赤みがかった黄土色。
クワチャ
ザンビア・マラウイの通貨単位。1クワチャは、ザンビアでは100ングェー、マラウイでは100タンバラ。
くわっ‐と
[副](スル)⇒かっと
クワット‐カラ
ウズベキスタン西部、カラカルパクスタン共和国にある都城遺跡。キジルクム砂漠の縁に位置するオアシス都市の一つだったが...
くわ‐つみ【桑摘み】
蚕(かいこ)を育てる桑の葉を摘み取ること。また、摘み取る人。《季 春》「青淵に—の娘(こ)の映り居り/虚子」
くわつみ‐うた【桑摘み歌】
民謡の一種で、桑摘みのときにうたう歌。《季 春》
くわ‐とり【鍬取り】
鍬を使って耕作すること。また、その人。農民。「—の京雀と呼ばれ、領内の離れ島石地をひらき畑を打つ」〈浄・用明天王〉
クワトロ
《「クアトロ」とも》数の四。四つ。
クワドゥクザ
南アフリカ共和国東部、クワズールナタール州の町。旧称スタンガー。ダーバンの北約70キロメートルに位置する。かつてズ...
クワドラプル
⇒クアドロプル
クワドラングル
スリランカ中部の古都ポロンナルワにある、城壁に囲まれた遺跡群。11世紀から13世紀にかけてのシンハラ王朝時代に、釈...
くわな【桑名】
三重県北東部の市。もと本多氏、松平氏の城下町。伊勢湾に面し、七里の渡しの渡船場として発展。焼き蛤(はまぐり)・時雨...
くわな‐し【桑名市】
⇒桑名
くわな‐ぼん【桑名盆】
三重県桑名市で作られる丸盆。黒漆塗りの地に色粉蒔絵(いろこまきえ)または朱漆で蕪菁(かぶら)の絵が描かれたもの。
くわ‐の‐はし【桑の箸】
桑の木で作った箸。俗に、中風を治したり防いだりするとされた。
くわのみ【桑の実】
鈴木三重吉の小説。幼くして父を亡くした女性の不運な人生を叙情的に描く。大正2年(1913)国民新聞に連載、大正3年...
くわのみ‐でら【桑実寺】
滋賀県近江八幡市にある天台宗の寺。山号は繖山(きぬがさざん)。開創は7世紀後半、藤原鎌足の子、僧定恵と伝える。「桑...
くわ‐の‐ゆみ【桑の弓】
「桑弓(くわゆみ)」に同じ。
くわ‐はじめ【鍬初め】
農家で、正月11日あるいは他の吉日に、恵方(えほう)にあたる近くの畑で鍬を入れ、米や餅(もち)を供えてその年の豊作...
くわ‐ばたけ【桑畑/桑畠】
桑を植えた畑。《季 春》「長良川少し遡(のぼ)れば—/杞陽」
くわ‐ばら【桑原】
1 桑を植えた広い畑。桑田。 2 (「くわばら、くわばら」の形で、感動詞的に) ㋐落雷を防ぐために唱えるまじない。...
くわばら【桑原】
姓氏の一。 [補説]「桑原」姓の人物桑原隲蔵(くわばらじつぞう)桑原武夫(くわばらたけお)
くわばら‐じつぞう【桑原隲蔵】
[1871〜1931]東洋史学者。福井の生まれ。京大教授。日本における東洋史学を確立。特に東西交渉史、西域の研究に...
くわばら‐たけお【桑原武夫】
[1904〜1988]仏文学者・評論家。福井の生まれ。隲蔵(じつぞう)の子。西欧的知性や近代的精神に基づいた評論が...
くわ‐びら【鍬平】
1 鍬の柄を除いた鉄の部分。 2 足のくるぶしから先の部分。「お草臥(くたばり)であるべいに、お—出しめされい」〈...
くわびら‐あし【鍬平足】
《鍬の先の鉄の部分に似ているところから》扁平で大きな足のこと。くわびら。
くわ‐まゆ【桑繭】
クワゴの別名。また、その繭。
エンクルマ
[1909〜1972]ガーナの政治家。独立運動を指導し、1957年、ガーナ独立時に初代首相、のち大統領に就任。社会...
クワメエンクルマ‐びょう【クワメエンクルマ廟】
《Kwame Nkrumah Mausoleum》ガーナの首都アクラにある霊廟。ガーナの独立運動の指導者で初代大統...
くわ‐もどき【桑擬】
オオブタクサの別名。