さえ【冴え/冱え】
1 寒気・光・色・音などが澄みきること。「月光の—」 2 頭脳の働きや感覚が鋭いこと。技術などが鮮やかなこと。「勘...
さえ
[副助]《動詞「そ(添)う」(下二)の連用形「そえ」から生じたという》名詞、活用語の連体形または連用形、助詞など種...
さえ‐かえ・る【冴え返る】
[動ラ五(四)] 1 光や音などが非常にくっきりとあざやかである。「月の—・る夜」 2 春になっていったん緩んだ寒...
さえき【佐伯】
広島市の区名。同市西部を占める。もと佐伯郡五日市町と湯来(ゆき)町。
さえき【佐伯】
姓氏の一。 [補説]「佐伯」姓の人物佐伯勇(さえきいさむ)佐伯定胤(さえきじょういん)佐伯達夫(さえきたつお)佐伯...
さ‐えき【差益】
売買の結果や、価格の改定、為替相場の変動などで発生する利益。「円高—」⇔差損。
さえき‐いさむ【佐伯勇】
[1903〜1989]実業家。愛媛の生まれ。昭和2年(1927)大阪電気軌道(近畿日本鉄道の前身)に入社。専務取締...
さえき‐く【佐伯区】
⇒佐伯
さえき‐じょういん【佐伯定胤】
[1867〜1952]僧。奈良の生まれ。法隆寺住職。法相宗管長をしたが、のち、法隆寺を法相宗から分離し聖徳宗の本山...
さえき‐たつお【佐伯達夫】
[1892〜1980]野球指導者。兵庫の生まれ。早大卒業後、関西の中等学校野球の指導に尽力。戦後中止されていた全国...
さえき‐もん【左掖門】
平安京内裏の門の一。承明門の東方、春興殿の南にある。右掖門(うえきもん)に対する。
さえき‐ゆうぞう【佐伯祐三】
[1898〜1928]洋画家。大阪の生まれ。渡仏してブラマンクに師事、ユトリロの影響も受け、パリの街頭風景を数多く...
さえ‐ぎ・る【遮る】
[動ラ五(四)]《「さいぎ(遮)る」の音変化》 1 間に隔てになるものを置いて、向こうを見えなくする。「幕で—・る...
さえ・く【喧く】
[動カ四]騒々しい声でものを言う。聞き取りにくいように言う。→言喧(ことさえ)く
さえぐさ‐かずこ【三枝和子】
[1929〜2003]小説家。兵庫の生まれ。日本ペンクラブ女性作家委員会初代委員長。「鬼どもの夜は深い」で泉鏡花文...
さえ‐こお・る【冴え凍る】
[動ラ四]冷え冷えとして凍りつくようである。「雪うち散りつつ、いみじく烈しく—・る暁がたの月の」〈更級〉
さえ‐さえ【騒騒】
[副]「さいさい(騒騒)」に同じ。「あり衣(きぬ)の—しづみ家の妹に物言はず来(き)にて思ひ苦しも」〈万・三四八一〉
さえさえ‐て【冴え冴えて/冱え冱えて】
[連語]《動詞「冴える」の連用形を重ねたものに、接続助詞「て」が付いたもの》非常にさえて。非常に冷えて。「さむしろ...
さえ‐ざえ【冴え冴え/冱え冱え】
[副](スル) 1 澄んではっきりしているさま。また、さわやかなさま。「—と晴れわたった空」「—(と)した顔つき」...
さえざえ‐し・い【冴え冴えしい/冱え冱えしい】
[形][文]さえざえ・し[シク] 1 澄んではっきりしている。澄みきっている。晴れわたっている。「—・い秋の空気」...
さ‐えじふ【左衛士府】
右衛士府とともに宮城の警衛などをつかさどった役所。→衛士府
さえずり【囀り】
1 鳥などがしきりに鳴くこと。狭義には、繁殖期の鳥が特別な鳴き方をすること。また、その声。《季 春》「—をこぼさじ...
さえず・る【囀る】
[動ラ五(四)]《「さいずる」の音変化》 1 小鳥がしきりに鳴く。「カナリアの—・る声」《季 春》「—・るも帰りが...
さ‐えだ【小枝】
こえだ。えだ。「明けされば榛(はり)の—に夕されば藤の繁みに」〈万・四二〇七〉
さ‐えつ【査閲】
[名](スル) 1 実際に見て、調べること。 2 学校の軍事教練の成績を査閲官が実地に調査すること。
さえ◦ない【冴えない】
[連語]《動詞「さえる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》ぱっとせず、面白みに欠ける。また、満足できない。気がめい...
さえな・う【障へなふ】
[動ハ下二]《「さ(障)えにあ(敢)う」の音変化》強いてことわる。拒みとおす。「—・へぬ命(みこと)にあればかなし...
さえ‐に
[連語]《副助詞「さへ」+助詞「に」》副助詞「さえ1」に同じ。「咲きそめしやどしかはれば菊の花色—こそうつろひにけ...
さえ‐にん【支人】
仲裁人。さえびと。「—踏んだは堪忍せぬ」〈浄・生玉心中〉
さえ‐の‐かみ【道祖神/障の神/塞の神】
《「さえ」は遮る意》悪霊が侵入するのを防ぎ、通行人や村人を災難から守るために村境・峠・辻などに祭られる神。みちの神...
さえ‐まさ・る【冴え勝る】
[動ラ四] 1 寒さがいっそう厳しくなる。一段と冷え込む。「冬の夜の—・るかな」〈万代・六〉 2 月の光などがいっ...
さ‐えもん【左衛門】
1 「左衛門府」の略。⇔右衛門。 2 「土左衛門(どざえもん)」の略。
さえもん‐の‐かみ【左衛門督】
左衛門府の長官。正五位上相当。左金吾。
さえもん‐の‐じん【左衛門の陣】
《左衛門府の役人の詰め所があったところから》建春門の異称。
さえもん‐の‐たいふ【左衛門大夫】
左衛門尉(じょう)(従六位下相当)で五位の者。
さえもん‐ふ【左衛門府】
右衛門府とともに宮城諸門の警衛などをつかさどった役所。→衛門府
サ‐エ‐ラ
あちこち。ここかしこ。
さ・える【冴える/冱える】
[動ア下一][文]さ・ゆ[ヤ下二] 1 寒さが厳しくなる。しんしんと冷え込む。「—・えた冬の夜」《季 冬》「—・ゆ...
さ・える【障える/支える】
[動ア下一][文]さ・ふ[ハ下二] 1 さまたげる。じゃまする。「恋は到底痴(おろか)なもの、少し—・えられると、...
さえ‐わた・る【冴え渡る】
[動ラ五(四)] 1 光や音などが一面に澄みきる。隅々まで澄みとおる。「—・る青空のもと」「—・る笛の音」 2 頭...
さ‐えん【茶園】
茶の栽培畑。茶畑。ちゃえん。