さる‐ほど‐に【然る程に】
[接] 1 そうするうちに。やがて。「—、げに世の中に許され給ひて、都に帰り給ふと、天の下の喜びにてたち騒ぐ」〈源...
さる‐ぼお【猿頰】
1 猿が食物を頰に詰め込んでたくわえるところ。ニホンザル・ヒヒなどにある。ほおぶくろ。 2 武具の一。鉄面(かなめ...
さるぼお‐がい【猿頰貝】
フネガイ科の二枚貝。内湾の潮間帯にすむ。貝殻は横長の楕円形で厚く、殻長7.5センチくらい。殻表に32本ほど放射肋(...
さるぼお‐てんじょう【猿頰天井】
竿縁(さおぶち)に猿頰面をとった竿縁天井。
さるぼお‐めん【猿頰面】
切面(きりめん)の一。60度くらいの角度に削り落とし、猿の頰のような形に面を取ったもの。天井の竿縁(さおぶち)・建...
サルボ‐きゅうでん【サルボ宮殿】
《Palacio Salvo》ウルグアイの首都モンテビデオにある建物。市街中心部の独立広場に面する。1928年に建...
さる‐ぼぼ【猿ぼぼ】
《「ぼぼ」は赤ん坊の意》岐阜県飛騨地方の郷土玩具。腹掛け姿の赤ん坊をかたどった、赤い布製の人形。
さる‐まい【猿舞】
1 猿に舞を教え込んで舞わせること。また、その舞。 2 猿のまねをして舞うこと。また、その舞。
さるまい‐ごし【猿舞腰】
猿が踊るような、前こごみになった腰つき。へっぴりごし。
さる◦まじ【然るまじ】
[連語]《動詞「さり」(ラ変)の連体形+打消し推量の助動詞「まじ」》 1 そうあるべきでない。そうあるはずがない。...
さる‐また【猿股】
腰や股を覆う、男子用の短い下ばき。さるももひき。
さる‐まち【申待】
「庚申待(こうしんまち)」に同じ。
さる‐まつ【猿松】
《松の字をつけて人名めかしていった語》 1 猿をののしっていう語。 2 まぬけな者や小生意気な者、わんぱくな子供な...
さる‐まなこ【猿眼】
猿の目のように、丸くて落ちくぼんだ目。または、きょろきょろしている目。「目は—、鼻は高梁鼻(かうりゃうばな)」〈虎...
さる‐まね【猿真似】
猿が人の動作をまねるように、考えもなく、むやみに他人の真似をすること。
さるまる‐だゆう【猿丸大夫】
奈良後期または平安初期の伝説的歌人。三十六歌仙の一人。古今集の真名序にその名がみえる。
さる‐まわし【猿回し】
猿に芸を仕込んで見世物にする大道芸。猿飼い。猿ひき。猿遣い。《季 新年》「竹馬をよけて通るや—/虚子」
ラシュディ
[1947〜 ]英国の小説家。インド生まれ。インドの混沌を、虚構と現実を織り交ぜるマジックリアリズムの手法によって...
サルミエント
アルゼンチン南部、チュブト州の町。パタゴニア地方に位置する。恐竜などの古生物についての公園や州立博物館がある。新生...
サルミエント‐こうえん【サルミエント公園】
《Parque Sarmiento》アルゼンチン中部の都市コルドバにある公園。19世紀末に建設された市内最大の緑豊...
サルミゼゲトゥサ
ルーマニア中西部、トランシルバニアアルプスのオラシュチエ山脈の村グラディシュテア‐デ‐ムンテにある要塞跡。紀元前1...
さるみの【猿蓑】
江戸中期の俳諧集。6巻2冊。去来・凡兆共編。元禄4年(1691)刊。俳諧七部集の一。発句・歌仙のほか「幻住庵記」な...
さるむこ【猿聟】
狂言。和泉(いずみ)流。能「嵐山」の替間(かえあい)で、本狂言としても演じる。吉野山の猿が嵐山の舅(しゅうと)猿の...
さる‐むこいり【猿婿入り】
異類婚姻譚の一。日照りで田の水がかれたとき、水を引いてくれた猿に、父親が娘を嫁にやるが、里帰りのときに猿は川に落ち...
さる‐め【猿女/猨女】
古代、神祇官に属し、大嘗祭(だいじょうさい)や鎮魂祭などのときに、神楽の舞などの奉仕をした女官。
さる‐め【猿目】
猿の落ちつかない目つきのように、ひそかに人のようすを盗み見る目つき。
さる‐めん【猿面】
1 猿に似た顔つき。 2 猿の顔の仮面。
さるめん‐かんじゃ【猿面冠者】
猿に似た顔の若者。特に、豊臣秀吉の若いときのあだ名。
猿(さる)も木(き)から落(お)ちる
木登りがじょうずな猿でも時には誤って落ちる。その道にすぐれた者でも、時には失敗することがあるということのたとえ。弘...
さる‐もく【サル目】
⇒霊長類
サルモネラ‐エンテリティデス
サルモネラ属の細菌の一種。腸炎を起こす菌で、8〜48時間の潜伏期後に、発熱・下痢・腹痛を起こし、死亡例もある。食中...
サルモネラ‐きん【サルモネラ菌】
《サルモネラは、(ラテン)Salmonella》一群の腸内細菌の総称。グラム陰性の桿菌(かんきん)で、多数の鞭毛(...
さる‐もの【然る物】
[連語] 1 そのようなもの。「なでう、—をかもておはする」〈宇津保・吹上下〉 2 もっともなこと。「灌仏(くわん...
さる‐もの【然る者】
[連語] 1 なかなかの人物。あなどれない人。重んじる価値のある人。「敵も—」 2 ある人物。某。個人名を明らかに...
さるもの‐にて【然る物にて】
[連語] 1 言うまでもないことで。もちろんのことで。「御手などは—、ただはかなうおしつつみ給へるさまも」〈源・若...
去(さ)る者(もの)は追(お)わず
《「孟子」尽心下の「それ予の科を設くるや、往(さ)る者は追わず、来たる者は拒まず」から》自分から離れて行こうとする...
去(さ)る者(もの)は日日(ひび)に疎(うと)し
《「古詩十九首」其一四の「去る者は日(ひび)に以て疎く、来たる者は日(ひび)に以て親しむ」から》死んだ者は、月日が...
さる‐ももひき【猿股引】
さるまたの別称。
さる‐やま【猿山】
動物園などで、サルの集団を飼うために作る人工の山。
さる‐よう【然る様】
[連語]しかるべき事情。わけ。「—もやとおぼし合はせ給ふに」〈源・若紫〉
サルラ‐ラ‐カネダ
フランス南西部、ヌーベル‐アキテーヌ地方、ドルドーニュ県の町。サンサセルド大聖堂や詩人ラ=ボエシーの館をはじめ、中...
さる‐りこう【猿利口】
こざかしいこと。「その訴へは己が—といふものなれど」〈黄・桃太郎後日咄〉
さるわか【猿若】
1 初期歌舞伎で、こっけいな物まねや口上の雄弁術などを演じた役柄。道化方(どうけがた)の前身。 2 1を主人公と...
さるわか‐ざ【猿若座】
⇒中村座(なかむらざ)
さるわか‐ちょう【猿若町】
東京都台東区の地名。現在の浅草6丁目にあたる。中村座・市村座・森田座の歌舞伎劇場三座があった。
さる‐を【然るを】
[接]《動詞「さ(然)り」の連体形+接続助詞「を」から》前に述べた事柄を受けて、それと相反する説明を加える場合に用...
サルート
フェンシングで、競技開始前および終了後に審判と相手に対して行う礼のこと。
サルーン
1 「サロン(salon)」に同じ。 2 酒場。バー。 3 自動車の型の一。屋根付きの乗用車。セダン。