じょう‐めん【尉面】
能面で、老翁の相を表すもの。ふつう、翁(おきな)の面と悪尉の面以外の小尉・阿古父尉・朝倉尉・三光尉・笑尉などの面をいう。
しょう‐もう【焼亡】
《古くは「じょうもう」》「しょうぼう(焼亡)」に同じ。「ある時には内裏に—あるにも」〈今昔・二四・二四〉
じょう‐もう【上毛】
「上毛野(かみつけの)」の略称。上野(こうずけ)国の地域。
じょうもう‐さんざん【上毛三山】
群馬県にある赤城山・榛名(はるな)山・妙義山。
じょう‐もく【条目】
箇条書きにした法令・規則。また、その一つ一つの項目。「—ごとに検討する」
じょう‐もの【上物】
上等の品物。「—のタイ」
じょう‐もの【尉物】
能で、シテが尉面をつけて老翁の姿で登場するもの。
じょう‐もん【定紋】
家々で定まっている正式の紋。表(おもて)紋。また、個人がきまって用いる紋。
じょう‐もん【城門】
城の門。城の出入り口。
じょう‐もん【縄文】
撚(よ)りひもを、押しつけたり転がしたりしてつけた土器の文様。
じょうもん‐かいしん【縄文海進】
縄文時代前期(約1万〜5500年前)にあった海進。最終氷期のあと気候が温暖化に転じ、約6000年前をピークとして現...
じょうもん‐クララ【縄文くらら】
⇒板状立脚土偶
じょうもんしき‐どき【縄文式土器】
⇒縄文土器
じょうもん‐じだい【縄文時代】
縄文文化の時代。旧石器時代に続き、1万2、3000年前に始まったという。草創・早・前・中・後・晩期に大別される。2...
じょうもん‐すぎ【縄文杉】
鹿児島県屋久島に自生する屋久杉の巨木。幹回り16メートル余、高さ25メートル余、樹齢推定4000年以上。→世界遺産
じょうもん‐どき【縄文土器】
縄文文化の土器。縄文をもつものが多いところからの命名。セ氏600〜800度程度で焼成した赤・暗褐色の軟質土器で、深...
じょうもんのきおく【縄文の記憶】
室井光広の著作。おもに関東・東北の縄文遺跡を辿り、日本文化について考察したエッセー。平成8年(1996)刊行。
じょうもん‐の‐ビーナス【縄文のビーナス】
昭和61年(1986)に長野県茅野市の棚畑遺跡から出土した縄文時代中期の土偶の愛称。高さ27センチ。妊娠した女性を...
じょうもん‐の‐めがみ【縄文の女神】
⇒縄文のビーナス2
じょうもん‐ぶんか【縄文文化】
日本列島において、旧石器時代の文化に続く、食料採集に基づいた文化。木の実や貝を集め、狩りや魚とりなどに生活の基礎を...
じょう‐や【長夜】
⇒ちょうや(長夜)
じょう‐や【常夜】
1 夜の間じゅうある現象や状態が続くこと。 2 夜のような暗さが昼間も続くこと。「いづくあてどの五月闇、—と目もく...
じょうや【浄夜】
《原題、(ドイツ)Verklärte Nacht》⇒浄められた夜
じょう‐やく【上薬】
中国古代に、漢方で、薬の性質から定めた区別の一。多量に長期に服用しても副作用がなく、不老長寿の効果があるとされた薬。
じょう‐やく【条約】
国家間または国家と国際機関との間の文書による合意。協約・規約・憲章・協定・取り決め・宣言・覚書・議定書などの名称が...
じょう‐やく【定約】
とりきめ。約定。
じょうやく‐かいせい【条約改正】
明治期における、江戸幕府が諸外国と結んだ不平等条約の改正事業。明治27年(1894)治外法権撤廃に成功(第一次条約...
じょうやくていやくこく‐かいぎ【条約締約国会議】
⇒コップ(COP)
じょう‐やとい【常雇い】
1 臨時雇いに対して、長期にわたって雇われている人。常傭(じょうよう)。 2 雇いつけの人。「—の園丁」
じょうや‐とう【常夜灯】
夜の間じゅうつけておく灯火。常灯。
じょう‐やど【上宿】
上等の宿屋。
じょう‐やど【定宿/常宿】
1 いつもきまって泊まる宿屋。 2 いつもきまって遊興する茶屋。「—をきはめ、大臣と言はるるほどの人」〈浮・一代男...
じょうや‐なべ【常夜鍋】
《毎晩食べても飽きないというところからの名》豚肉とほうれん草(または小松菜)、白菜などを用いた鍋料理。具をさっと煮...
じょう‐ゆ【上諭】
1 君主のさとし。 2 旧憲法下で、法律・勅令・条約・予算などを公布するとき、その冒頭に記され天皇の裁可を示す文章。
じょうゆいしきろん【成唯識論】
世親(せしん)の「唯識三十頌(ゆいしきさんじゅうじゅ)」について、護法らインド十大論師が施した注釈を集大成したもの...
じょう‐ゆう【上游】
川上。上流。また、その辺りの土地。
じょう‐ゆう【城邑】
城壁にかこまれた町。転じて、人家の多い土地。都会。みやこ。
じょう‐ゆう【情由】
事の理由。事情。
じょう‐ゆうでんせい【常誘電性】
外部電界によって誘電分極のみを示す性質。この性質をもつ物質を常誘電体という。
じょう‐ゆうでんたい【常誘電体】
強誘電体、圧電体、焦電体以外のふつうの誘電体。外部電界によって誘電分極のみを示す。
じょう‐よ【丈余】
1丈(約3メートル)を超えていること。1丈あまり。1丈以上。「—の仁王像」
じょう‐よ【乗輿】
1 天子の乗り物。 2 天子の敬称。 3 輿(こし)など乗り物。
じょう‐よ【剰余】
1 あまり。余分。「—物資」 2 割り算のあまり。割りきれないで残った数。
じょう‐よ【譲与】
[名](スル)財産・権利などを対価なしで他人に与えること。「所有権を—する」
じょう‐よう【冗用】
1 むだな用事。「—に追われる」 2 むだな費用。「—を省く」
じょう‐よう【乗用】
[名](スル)人が乗るために用いること。「—の馬」「仕事で—する車」
じょうよう【城陽】
京都府南部の市。住宅都市。青谷梅林がある。宇治茶や金銀糸を特産。人口8.0万(2010)。
じょう‐よう【常用】
[名](スル) 1 日常使用すること。「—している万年筆」 2 かなりの日数にわたって、続けて使うこと。「睡眠薬を...
じょう‐よう【常傭】
[名](スル)常に雇っておくこと。雇いつけていること。また、その雇われる人。常雇い。「—の職人」
じょう‐よう【畳用】
[名](スル)同じ語句などを数多く使用すること。重ねて使用すること。「曖昧なる形容詞を—して」〈上田敏・美術の翫賞〉