ほし【干し/乾し】
干すこと。熱にあてて水分を取り除くこと。「—が足りない」
ほし【星】
1 夜空に点々と小さく光っている天体。ふつう、天体のうち、太陽と地球と月を除いた恒星・惑星・彗星(すいせい)・星団...
ほし‐あい【星合ひ】
陰暦7月7日の夜、牽牛(けんぎゅう)・織女の二星が会うこと。《季 秋》「—や暁になる高灯籠」〈五元集〉
ほしあい‐の‐そら【星合ひの空】
たなばたの夜の空。「秋の初風吹きぬれば、—をながめつつ」〈平家・一〉
ほし‐あ・う【干し敢ふ/乾し敢ふ】
[動ハ下二]すっかり乾かす。「いみじう悲しきに、人々涙をえ—・へず」〈紫式部日記〉
ほし‐あかり【星明(か)り】
星の光によるほのかな明るさ。「—を頼りに夜道を行く」
ほし‐あ・げる【干(し)上げる/乾し上げる】
[動ガ下一][文]ほしあ・ぐ[ガ下二] 1 乾かして水分をすっかりなくす。「天日で—・げる」 2 食物や生活費を与...
ほし‐あしげ【星葦毛】
「連銭葦毛(れんぜんあしげ)」に同じ。
ほし‐あわび【干し鮑/乾し鮑】
アワビの肉を塩漬けし、煮て干したもの。中国料理の材料。
ほしい【糒】
「ほしいい」の音変化。「水に浸した—や」〈菊池寛・俊寛〉
ほし・い【欲しい】
[形][文]ほ・し[シク] 1 自分のものにしたい。手に入れたい。「果物が—・い」「返事が—・い」 2 あることが...
ほし‐いい【干し飯/乾し飯/糒】
蒸して乾燥させた保存用の飯。湯や水に浸して食べる。古くは旅の携行食。かれいい。かれい。ほしい。《季 夏》「—に日陰...
ほし‐いし【星石】
「星屎(ほしくそ)」に同じ。
ほし‐いと【星糸】
飾り糸の一。一定の間隔をおいて玉がついたようにより合わせたもの。
ほしい‐まま【縦/恣/擅】
[形動][文][ナリ]《「ほしきまま」の音変化》思いのままに振る舞うさま。自分のしたいようにするさま。「権力を—に...
ほし‐いも【干し藷/乾し藷】
蒸したサツマイモを、薄く切って干したもの。乾燥いも。《季 秋》 [補説]薄切りにせず丸ごと干したものや、棒状に切っ...
ほし‐うお【干(し)魚/乾し魚】
魚のひもの。干しざかな。ひうお。
ほし‐うどん【干し饂飩/乾し饂飩】
干して、保存できるようにしたうどん。
ほし‐うらない【星占い】
星の運行・位置などによって、運勢や事の吉凶を占うこと。また、その術。占星術。
ほし‐うり【干し瓜/乾し瓜】
干した瓜。瓜を縦割りにして種を取り、塩をつけて干したもの。《季 夏》「—や汐にながれしうつせ貝/暁台」
ホシェニ‐ダラン
バングラデシュの首都ダッカにあるイスラム教シーア派の礼拝施設。17世紀、ムガル帝国時代の創建。正面の庭に池を配した...
ほし‐えび【干し海老/乾し蝦】
エビを素干し、または煮干しにしたもの。
ほしおちてなお【星落ちて、なお】
沢田瞳子の小説。河鍋暁斎の娘、暁翠(きょうすい)の生涯を描く。第165回直木賞受賞。
ほし‐か【干し鰯/乾し鰮】
イワシを乾燥させて作った肥料。江戸後期からタバコ・綿などの栽培に用いられ、商品作物の生産拡大をもたらした。
ほし‐かげ【星影】
星の光。星あかり。「—さやかな夜」
ほし‐かげ【星鹿毛】
馬の毛色で、鹿毛(かげ)に白い斑点があるもの。
ほしかげのステラ【星影のステラ】
林真理子の中編小説。昭和59年(1984)、雑誌「野性時代」に掲載。第91回直木賞の候補作品となる。
ほしかげのでんせつ【星影の伝説】
横田順弥の長編SF小説。平成元年(1989)刊行。
ほし‐かた・める【干(し)固める】
[動マ下一][文]ほしかた・む[マ下二]干してかたくする。「雨に逢った鹿皮を天日で—・めた様に」〈漱石・琴のそら音〉
ほし‐かぶと【星兜/星冑】
1 鉢の鉄板のはぎ合わせの鋲頭(びょうとう)を大きくこしらえ、眉庇(まびさし)・錏(しころ)などをつけた兜。 2 ...
ほしかわ‐せいじ【星川清司】
[1921〜2008]小説家・脚本家。東京の生まれ。映画の脚本家として「眠狂四郎」シリーズなど時代劇・任侠ものを中...
ほし‐がき【干(し)柿/乾し柿】
渋柿の皮をむいて天日で干し、甘くしたもの。干し方により、串柿(くしがき)・つるし柿・転柿(ころがき)などとよぶ。《...
ほし‐がた【星形/星型】
星の輝きを図案化した形。ふつう、五つの突起をもつもの(☆の形)をいう。→五芒星 →六芒星
ほしがた‐きかん【星型機関】
一つのクランク軸を中心に、シリンダーを放射状に配列した形式の内燃機関。空冷式で、中出力以上の航空機に使用。
ほしがた‐せつぞく【星形接続/星型接続】
⇒スター型ネットワーク
ほしがた‐ようさい【星形要塞】
稜堡を星形に配置した城塞。火砲の普及に伴い、近世ヨーロッパで広まった。外に突き出した稜堡は、守備では相互に援護しあ...
ほし‐がらす【星鴉】
カラス科の鳥。全長約35センチ。全身褐色で多数の白い斑点がある。ユーラシア大陸に分布し、日本では高山の針葉樹林に生...
ほし‐が・る【欲しがる】
[動ラ五(四)]欲しそうな態度を取る。
ほし‐がれい【干し鰈/乾し鰈】
えらや内臓を取り去って干したカレイ。《季 春》「—はららご共に焼けてけり/友二」
ほし‐がれい【星鰈】
カレイ科の海水魚。全長約40センチ。体は楕円形。有眼側は暗褐色をし、ひれに黒い円斑が等間隔に並ぶ。美味。
星(ほし)が割(わ)・れる
犯人が判明する。「アリバイが崩れて、—・れた」
ほしき‐まま【縦/恣/擅】
[形動ナリ]「ほしいまま」に同じ。「巧みにして—なるは失のもとなり」〈徒然・一八七〉
ほし‐く【星供】
除災求福のために、七星・九曜・十二宮・二十八宿を供養する法会。本命星や当年星をまつる。真言寺院では正月・冬至・節分...
ほし‐くさ【干(し)草/乾し草】
刈り取って干した草。家畜の飼料などにする。《季 夏》
ほし‐くさ【星草】
ホシクサ科の一年草。沼や水田に生え、高さ約10センチ。線形の葉が根ぎわから多数出る。秋、多数の花茎を伸ばし、卵球形...
ほしくさぐるま【干し草車】
《原題、The Hay Wain》⇒秣車
ほしくさのしゅうかく【干し草の収穫】
《原題、(オランダ)De hooioogst》ブリューゲルの絵画。板に油彩。縦117センチ、横161センチ。干し草...
ほし‐くず【星屑】
1 散らばって光る無数の星。「—をちりばめた夜空」 2 恒星によって作りだされる元素。水素などの軽元素から核融合反...
ほし‐くそ【星屎】
隕石(いんせき)。ほしいし。「—。石なり、ほし石ともいふ」〈和訓栞〉
ほしぐち‐どうぶつ【星口動物】
動物界の一門。すべて海産。多くは体長2〜10センチ。体は円筒形で吻(ふん)部と胴部とに分かれ、吻には触手や突起があ...