りっ‐たい【立体】
いくつかの平面や曲面で囲まれて、三次元の空間の一部を占める物体。また、幾何学の対象としての空間図形。「六面の—」
りったい‐いせい【立体異性】
化合物の化学組成が同じでも、原子または原子団の立体的な配置が異なるために生ずる異性。幾何異性・光学異性などがある。
りったい‐いせいたい【立体異性体】
構造式は同じだが、原子の立体配置が互いに違う異性体。光学異性体と幾何異性体、あるいはエナンチオマー(鏡像異性体)と...
りったい‐えいが【立体映画】
映像が遠近感を伴って見える映画。両眼による視差の原理を応用したもので、観客は特殊な眼鏡を使って視聴する。IMAX ...
りったい‐えいぞう【立体映像】
遠近感や立体感を伴って見える映像。立体映画や立体テレビなどで、両眼による視差の原理を利用したさまざまな方式が実用化...
りったい‐おん【立体音】
左右の耳に時間的にずれて届いたり、二つの音源から届いたりして、広がりや奥行きを感じさせる音。
りったい‐おんきょう【立体音響】
三次元的な広がりや奥行きをもつ音を再現するオーディオシステム。複数のマイクロホンを使って録音し、それぞれ別のスピー...
りったい‐かがく【立体化学】
化合物の立体構造や、それに関連する現象などを研究する化学の一分野。
りったい‐かく【立体角】
錐体の頂点から見た広がりを表す量。錐体の頂点を中心とする半径1の球の球面を切り取ったときの面積で表し、単位にステラ...
りったい‐かん【立体感】
平面的でなく、奥行き・深さ・厚みなどがある感じ。「音の—」「絵に—を出す」
りったい‐がぞう【立体画像】
⇒三次元画像
りったい‐がほう【立体画法】
立体を平面上に正確に表す画法。投影図法・透視図法などがある。立体図法。
りったい‐きかがく【立体幾何学】
三次元の空間における図形について、形・大きさ・位置関係などを研究する幾何学。
りったい‐きょう【立体鏡】
⇒ステレオスコープ
りったい‐こうさ【立体交差/立体交叉】
道路や鉄道などで、二つの路線が、同じ平面でなく上下に違った高さで交差すること。
りったい‐さいだん【立体裁断】
洋裁で、人体や人台に直接布地をあてて形をとり、裁断すること。平面上で製図した型紙を用いるのに比べて、意図したシルエ...
りったい‐し【立体視】
両眼で物体を見たとき、左右の視差によって結ばれた網膜上の像が、感覚中枢の働きで立体として感知されること。両眼視。
りっ‐たいし【立太子】
公式に皇太子を立てること。立坊。立儲(りっちょ)。
りったい‐しいく【立体飼育】
鶏のケージ飼育のこと。平面飼育に対していう。
りったい‐しゃしん【立体写真】
画像が立体的に見える写真。同じ被写体をわずかにずれた角度から2枚の写真に撮り、左右に並べて左右の目でそれぞれを別に...
りったい‐しょうひょう【立体商標】
ある商品を示す、特徴ある立体形の商標。平成8年(1996)の商標法改正で登録できるようになった。不二家のペコちゃん...
りったいし‐れい【立太子礼】
立太子のための儀礼。
りったい‐スキャナー【立体スキャナー】
⇒三次元スキャナー
りったい‐ずけい【立体図形】
三次元の空間的広がりをもつ図形。空間図形。
りったい‐せん【立体戦】
陸上・海上だけの平面的戦闘でなく、航空機も加えて立体的に行う戦闘。
りったい‐ちゅうしゃじょう【立体駐車場】
自動車をとめる空間を、多層化または立体化した駐車場。駐車装置を操作して入出庫する機械式と、目的の階まで自走して駐車...
りったい‐てき【立体的】
[形動] 1 平面の広がりだけでなく、奥行き・高さ・厚みなどがあるさま。また、そのような感じを与えるさま。「—な画...
りったい‐テレビ【立体テレビ】
映像が遠近感を伴って見えるテレビ。両眼による視差の原理を応用しており、特殊な眼鏡を利用するものと、裸眼で立体感が得...
りったいどうろ‐せいど【立体道路制度】
道路の上下空間を自由に活用し、道路と建築物との一体的整備を促進するための制度。道路の上下に建築物を建てることを認め...
りったい‐のうぎょう【立体農業】
果樹園芸や畜産などを総合的に取り入れ、空間を立体的に利用して行う農業。
りったい‐は【立体派】
⇒キュビスム
りったい‐はいざ【立体配座】
分子中の単結合の回転によって異なる構造が生じる場合の、各原子の空間的配列のこと。ふつう有機化合物中の単結合のねじれ...
りったい‐はんどうたい【立体半導体】
素子の配置や配線を立体構造にして集積度を高めた半導体集積回路。配線の短縮により動作の高速化と省電力化を図ることがで...
りったい‐ひょうしょう【立体標章】
三次元の立体的形状からなる標章。商標法では、商品やサービスについて使用された立体標章を立体商標という。
りったい‐び【立体美】
彫刻・建築・工芸など、立体の形象に表された美。
りったい‐ほうそう【立体放送】
⇒ステレオ放送
りったい‐めがね【立体眼鏡】
⇒3Dグラス
リッター
[1779〜1859]ドイツの地理学者。A=フンボルトとともに近代地理学の樹立に貢献し、人文地理学の方法を確立した...
リッター
⇒リットル
リッター‐カー
《(和)liter+car》エンジンの総排気量が、1000cc(1リットル)の自動車。小型で燃費が低く経済的である。