あま‐でら【尼寺】
1 尼僧の住む寺。比丘尼寺(びくにでら)。 2 カトリックで修道女が住む修道院。
あまでら‐ごさん【尼寺五山】
室町時代に、禅宗五山の制度にならって定められた、京都と鎌倉の各5か所の禅宗の尼寺。京都の景愛寺・通玄寺・檀林(だん...
あま‐とう【甘党】
酒よりも、甘い菓子類を好む人。⇔辛党(からとう)。
あま‐と・ぶ【天飛ぶ】
[動バ四]大空を飛ぶ。「ひさかたの—・ぶ雲にありてしか君をあひ見む落つる日なしに」〈万・二六七六〉
あまとぶ‐や【天飛ぶや】
[枕] 1 空を飛ぶ雁の意から「かり」、また地名の「かる」にかかる。「—軽(かる)の路(みち)は」〈万・二〇七〉 ...
アマトリチャーナ
《イタリア中部の町アマトリーチェ風の、の意》トマトソースにパンチェッタなどの豚肉やタマネギ、ペコリーノチーズを加え...
あま‐ど【雨戸】
窓や縁側などの外側に立てる戸。風雨を防ぎ、また防犯のためのもの。
あま‐どい【雨樋】
雨水を軒先で受けて地上に流すために取り付ける細長い樋。
あま‐どうふく【雨胴服】
「雨羽織(あまばおり)」に同じ。
あま‐どころ【甘野老】
キジカクシ科の多年草。山野に生え、高さ40〜70センチ。茎を斜めに出し、長楕円形の葉を互生する。初夏、緑白色で筒形...
あま‐な【甘菜】
ユリ科の多年草。日当たりのよい原野に生える。卵形の鱗茎(りんけい)から広線形の葉が2枚出る。春、約20センチの茎の...
あま‐な・う【和ふ/甘なふ】
[動ハ四] 1 同意する。承知する。「しかれども、玖賀媛(くがひめ)—・はず」〈仁徳紀〉 2 甘んじて受け入れる。...
アマナ‐しぜんほごく【アマナ自然保護区】
《Reserva de Desenvolvimento Sustentável Amanã》ブラジル北部、アマゾナ...
あま‐なっとう【甘納豆】
アズキ・ササゲ・インゲンマメなどの豆を糖蜜で煮詰め、砂糖をまぶした菓子。
あま‐なつ【甘夏】
大分県で改良された、ナツダイダイの変種。酸味が少なく甘い。甘夏柑(あまなつかん)。
あま‐に【亜麻仁】
アマの種子。あまにん。
あま‐に【甘煮】
甘く煮ること。また、甘く煮た物。
あま‐にゅう【甘にゅう】
セリ科の多年草。本州中部以北の山地に自生。高さ2〜3メートル。葉は三つに裂けていて、それぞれは卵状三角形をしている...
あま‐にゅうどう【尼入道】
在家のまま剃髪(ていはつ)して仏門に入った女性。尼女房。
あまに‐ゆ【亜麻仁油】
アマの種子から絞った乾性油。黄色、半透明で、空気中で固まり、耐水性が強い。塗料・ワニス・印刷インキなどの原料。あま...
あまねく【遍く/普く】
[副]《形容詞「あまねし」の連用形から》もれなくすべてに及んでいるさま。広く。一般に。「世間に—知れわたる」
あまね・し【遍し/普し】
[形ク]すみずみまで広く行き渡るさま。残すところがないさま。くまない。「改め変はる事なく、—・き親心に仕うまつり給...
あまの【天野】
大阪府河内長野市の地名。天野山金剛寺がある。
あまの【天野】
姓氏の一。 [補説]「天野」姓の人物天野信景(あまのさだかげ)天野宗歩(あまのそうほ)天野貞祐(あまのていゆう)天...
あま‐の【天の】
[連語] 1 天(てん)の。 2 高天原(たかまがはら)の。 3 神聖な。 [補説]「あめの」よりも古く、熟合度が...
あま‐の‐いのち【天の命】
天から授かった大切な命。「さてもさても危ない目に逢うた、—を拾うた」〈謡・夜討曽我〉 [補説]「天命(てんめい)」...
あま‐の‐いわと【天の岩戸/天の磐戸】
天の岩屋の堅固な戸。高天原の入り口にあったという。天の岩屋戸。「—を引き開け天(あめ)の八重雲を排分(おしわ)け」...
あまのいわとわけ‐の‐かみ【天石門別神】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が隠れた天の岩戸を神格化した神。または、岩戸の守護神。櫛石窓(くしいわ...
あま‐の‐いわふね【天の岩船/天の磐船】
1 日本神話で、空中を飛ぶ石の船。 2 天の川に浮かぶという空想上の船。
あま‐の‐いわや【天の岩屋】
高天原にあったという岩室。天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴な行いに怒り、こも...
あま‐の‐いわやど【天の岩屋戸】
「天の岩戸(いわと)」に同じ。
あま‐の‐うきはし【天の浮き橋】
高天原と地上との間に架かっていたという橋。「—の上に立たして」〈神代紀・上〉
あまのうずめ‐の‐みこと【天鈿女命/天宇受売命】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天(あま)の岩屋に隠れた際、その前で踊り、大神を誘い出した女神。天孫...
あまのおしひ‐の‐みこと【天忍日命】
日本神話の神。天孫降臨に際し、天津久米命(あまつくめのみこと)とともに先駆けを務めた。大伴氏の祖神。
あまのおしほみみ‐の‐みこと【天忍穂耳尊】
日本神話で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の父。天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)が誓約(...
あま‐の‐おもて【安摩の面】
1 舞楽「安摩」に用いる仮面。長方形の厚紙に薄絹をはり、墨で様式化した人の顔を描いたもの。→蔵面(ぞうめん) 2 ...
あま‐の‐かぐやま【天香山/天香具山】
高天原(たかまがはら)にあったといわれる山。 奈良県橿原(かしはら)市の山。標高152メートル。畝傍(うねび)山・...
あまのかるも【海人の刈藻】
平安末期から鎌倉初期にかけて成立した物語。4巻。作者不詳。権大納言と藤壺の女御との悲恋を描く。 大田垣蓮月(おおた...
あま‐の‐かわら【天の河原】
1 天の川の河原。「霞立つ—に君待つとい行きかへるに裳の裾ぬれぬ」〈万・一五二八〉 2 高天原にある天安河(あまの...
あまのかわら【天の河原】
大阪府枚方(ひらかた)市禁野の古称。また、そこを流れる天野川の古称。
あま‐の‐がわ【天の川/天の河】
1 晴れた夜空に帯状に見える無数の恒星の集まり。地球から銀河系の内側を見た姿で、夏から秋に最もよく見える。中国の伝...
あまのがわ【天の川】
俳句雑誌。大正7年(1918)創刊、昭和36年(1961)廃刊。富安風生・横山白虹らが出た。昭和10年ころより無季...
あまの‐がわ【天野川/天之河】
大阪府交野(かたの)・枚方(ひらかた)両市域を流れる川。淀川に注ぐ。また、その川沿いにあった枚方市禁野付近の地名。...
あまのがわ‐ぎんが【天の川銀河】
銀河系のこと。太陽系を含む銀河(銀河系)と、その他の銀河とを区別していう語。→天の川1 →銀河
あまのがわのたいよう【天の川の太陽】
黒岩重吾の長編小説。「歴史と人物」誌に連載ののち、昭和54年(1979)刊行。壬申の乱をテーマとする歴史小説で、翌...
あま‐の‐こ【海人の子】
1 漁師の娘。「漁(あさ)りする—どもと人は言へど見るに知らえぬ良人(うまひと)の子と」〈万・八五三〉 2 《船上...
あまのこやね‐の‐みこと【天児屋命/天児屋根命】
日本神話で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋に隠れたとき、祝詞(のりと)を奏した神。天孫降臨に従った五伴...
あま‐の‐さかて【天の逆手】
まじないをするときに、普通とは違った打ち方をする柏手(かしわで)。具体的な打ち方は未詳。「—を打ちてなむ呪(のろ)...
あま‐の‐さかほこ【天の逆鉾】
「天の瓊矛(ぬほこ)」の後世の呼び名。
あま‐の‐さぐめ【天探女】
天照大神(あまてらすおおみかみ)の命で天稚彦(あめのわかひこ)の問責に来た雉(きじ)を、天稚彦に射殺させた邪心の女...