いしとおんな【医師と女】
小谷剛の短編小説集。昭和30年(1955)刊行。「卓上ピアノ」「看護婦圭子」などの作品を収める。
いし‐とさか【石鶏冠】
鶏などのとさかの、石のように硬いもの。
いしどうまる【石童丸】
苅萱(かるかや)伝説中の人物。出家した父の苅萱道心を母とともに高野山に訪ねる。
いし‐どうろう【石灯籠】
石でつくった灯籠。社寺に据えて灯火をともし、また、庭園などに置いて趣を添える。用途によって種類が多く、春日(かすが...
いし‐どこ【石床】
石を敷きつめたようになっている河床。
イシドルス
[560ころ〜636]スペイン、セビリアの大司教。カルタヘナの生まれ。西方教会最後の教父といわれる。神学・歴史・文...
いしなかせんせいぎょうじょうき【石中先生行状記】
石坂洋次郎の短編小説集。昭和23年(1948)から昭和29年(1954)連載。青森県に疎開していた小説家、石中先生...
いし‐なぎ【石投】
スズキ科の海水魚。全長約2メートル。長楕円形でやや側扁し、灰褐色。幼魚には黒褐色の4〜6本の縦走帯がある。深海の岩...
いし‐なげ【石投げ】
1 石を投げること。 2 石を遠く、あるいは高く、あるいは目標物に向かって、投げ合う遊び。石打ち。 3 「石子(い...
いしなげ‐の‐みえ【石投げの見得】
歌舞伎・人形浄瑠璃の見得の一。石を投げるように左足をあげ、右手を頭上にさしあげて手のひらをぱっと開いてきまるもの。...
いし‐なご【石子】
女児の遊戯の一。石をまき、その中の一つを投げ上げておいて、下の石を拾い、落ちてくる石をつかみ取って、順に拾い尽くす...
いしな‐どり【石な取り】
「石子(いしなご)」に同じ。「碁、双六(すぐろく)うたせ、偏(へん)をつがせ、—をせさせて」〈栄花・月の宴〉
石(いし)に齧(かじ)りついても
どんな苦労をしてもがまんして。石にかじりついてでも。是が非でも。「—やり遂げたい」 [補説]文化庁が発表した平成2...
石(いし)に灸(きゅう)
効き目のないことのたとえ。石に針。
石(いし)に漱(くちすす)ぎ流(なが)れに枕(まくら)す
負け惜しみの強いことのたとえ。また、屁(へ)理屈をつけて言い逃れることのたとえ。晋(しん)の孫楚(そんそ)が「石に...
石(いし)に立(た)つ矢(や)
一念を込めてやれば、どんなことでもできることをいうたとえ。漢の李広が石を虎と見誤って矢を射たところ、矢が石に立った...
石(いし)に針(はり)
「石に灸(きゅう)」に同じ。
石(いし)に布団(ふとん)は着(き)せられず
「石」は墓石の意で、親が死んでからでは孝行はできないことをいうたとえ。孝行のしたい時分に親はなし。
石(いし)に枕(まくら)し流(なが)れに漱(くちすす)ぐ
《「蜀志」彭羕伝から》俗世間から遠ざかって山林に隠れ住み、自由な生活をする。→石に漱ぎ流れに枕す
いし‐にわ【石庭】
庭木をほとんど使わないで、岩・石・砂でつくられた庭。せきてい。
いし‐の‐あぶら【石の油】
石油(せきゆ)のこと。
石(いし)の上(うえ)にも三年(さんねん)
冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる。がまん強く辛抱すれば必ず成功することのたとえ。
いし‐のうりょく【意思能力】
自分の行為の性質を判断できる精神的能力。判断能力。
いし‐の‐おび【石の帯】
⇒せきたい(石帯)
いしのかね‐の‐いえ【石の鐘の家】
《Dům U Kaminého zvonu》チェコ共和国の首都プラハの中心部、旧市街広場にある邸宅。14世紀の初期...
いしのしたのきろく【石の下の記録】
大下宇陀児の長編推理小説。昭和23年(1948)から昭和25年(1950)にかけて発表、単行本は昭和26年(195...
いし‐の‐ち【石の乳】
鍾乳(しょうにゅう)石の古名。〈和名抄〉
いしのニンフたち【石のニンフ達】
宮原昭夫の短編小説。昭和41年(1966)、第23回文学界新人賞を受賞した著者のデビュー作品。同作を表題作とする小...
いし‐の‐ひ【石の火】
1 火打ち石をこすって出す火。また、瞬間的なもの、はかないもののたとえ。「—よりもまだはかないは人の命でござる」〈...
いし‐の‐ま【石の間】
権現(ごんげん)造りの神社で、本殿と拝殿を結ぶ石敷きの部分。相(あい)の間。
いしのまき【石巻】
宮城県中東部の市。北上川河口にあり、石巻湾に面する。中世には城下町、江戸時代は米の積み出し港として栄えた。漁業・水...
いしのまき‐こう【石巻港】
宮城県石巻市、石巻湾にある港。重要港湾の一つで、管理者は宮城県。木材・製鉄などの産業を支える工業港として機能する。...
いしのまき‐し【石巻市】
⇒石巻
いしのまき‐せんしゅうだいがく【石巻専修大学】
宮城県石巻市にある私立大学。専修大学を母体として、平成元年(1989)開学。
いしのまき‐わん【石巻湾】
宮城県東部にある、仙台湾の支湾の一。東側の牡鹿(おしか)半島、西側の宮戸島にはさまれる。太平洋に突出した牡鹿半島に...
いしのま‐づくり【石の間造(り)】
「権現造り」に同じ。
いし‐のみ【石鑿】
石切り鑿。
いしのもり‐しょうたろう【石ノ森章太郎】
[1938〜1998]漫画家。宮城の生まれ。本名、小野寺章太郎。SF・時代物・大人向けの学習漫画など幅広いジャンル...
いしのらいれき【石の来歴】
奥泉光のミステリー小説。平成5年(1993)発表。同年、第110回芥川賞受賞。
いし‐はくじゃく【意志薄弱】
[名・形動]物事をやりとげようとする気持ちや、自分で決断を下す強い判断力に欠けること。「—な人」
いし‐はじき【石弾き】
1 「石弓1㋐」に同じ。 2 遊戯の一。互いに盤の上に碁石を並べ、指ではじいて、相手の石に当てて取り合う。→弾棋(...
いし‐はぜ【石爆ぜ】
製陶の際、素地(きじ)中の小石などが焼けはぜて、表面に出たもの。茶器・花器では景色として珍重される。
いし‐はなび【石花火】
イソマツの別名。
いしはら【石原】
《「いしわら」とも》姓氏の一。 [補説]「石原」姓の人物石原莞爾(いしはらかんじ)石原謙(いしはらけん)石原忍(い...
いしはら‐じゅん【石原純】
[1881〜1947]理論物理学者・歌人。東京の生まれ。東北大教授。特殊相対性理論・量子論を研究。著「自然科学概論...
いしはら‐かんじ【石原莞爾】
[1889〜1949]陸軍中将。山形の生まれ。関東軍参謀として、満州事変、満州国建設を推進。のち、東条英機と対立、...
いしはら‐けん【石原謙】
[1882〜1976]キリスト教史学者。東京の生まれ。東北大教授・東京女子大学長。日本のキリスト教史学を確立した。...
いしはら‐しのぶ【石原忍】
[1879〜1963]医学者。東京の生まれ。東大教授。眼科学に関する研究に専念。「色覚検査表」を作製。著「近世眼科...
いしはら‐しんたろう【石原慎太郎】
[1932〜2022]小説家・政治家。兵庫の生まれ。俳優石原裕次郎の兄。「太陽の季節」で芥川賞受賞、「太陽族」は流...
いしはら‐は【石原派】
自由民主党の派閥の一。近未来政治研究会の平成24年(2012)から令和3年(2021)における通称。山崎派を石原伸...