いた・める【痛める/傷める】
[動マ下一][文]いた・む[マ下二] 1 からだを傷つける。痛くする。「足を—・める」「腹を—・めた子」 2 精神...
いた・める【撓める】
[動マ下一][文]いた・む[マ下二]皮を膠(にかわ)の液に浸して、槌(つち)でたたいて固める。「牛皮を—・める」
いた‐も【甚も】
[副]《形容詞「いたし」の語幹+係助詞「も」から。上代語》はなはだしくも。「君に恋ひ—すべなみ奈良山の小松が下(も...
いた‐もと【板元】
1 料理場。また、料理人。板場。板前。 2 「板頭(いたがしら)」に同じ。「ここの内の—なり。但し子供やによりて板...
いた‐もの【板物】
「板の物」に同じ。
いた‐や【板屋】
板で葺(ふ)いた屋根。板屋根。また、その家。
いたや‐かえで【板屋楓】
ムクロジ科の落葉高木。山地に自生。葉は手のひら状に浅く切れ込み、秋に黄葉する。花は淡黄色。実には翼が二つある。とき...
いたや‐がい【板屋貝】
イタヤガイ科の二枚貝。浅海の細砂底にすむ。貝殻はホタテガイに似て、殻長12センチくらい。右の殻は半球形にふくらみ、...
いた‐やき【板焼(き)】
1 たれにつけた鳥や魚の肉を杉板にのせて焼いた料理。へぎ焼き。 2 魚のすり身を板につけて焼いたもの。焼きかまぼこ。
いたやき‐どうふ【板焼(き)豆腐】
豆腐を薄く切って味噌を塗り、杉板で挟み、両面から焼いた料理。
いたや‐とうげ【板谷峠】
山形県南部、吾妻山北麓の峠。標高755メートル。米沢藩の参勤交代路として利用された。直下を奥羽本線のトンネルが通る。
いた‐やね【板屋根】
板で葺(ふ)いた屋根。板屋。
いたや‐はざん【板谷波山】
[1872〜1963]陶芸家。茨城の生まれ。名は嘉七。薄肉彫りの文様とうるおいのある彩磁で知られる。文化勲章受章。
いた‐よせ【板寄せ】
証券取引所などでの売買方法の一つ。寄り付きや引けなどに行われる。その時までに出された売買注文をすべて同時になされた...
いたよせ‐ほうしき【板寄(せ)方式】
⇒板寄せ
いたら‐ぬ【至らぬ】
[連語]配慮が不十分で行き届かない。未熟である。「—点はお許し下さい」
いたり【至り】
1 ある物事が最高の状態に達していること。極み。「感激の—」「光栄の—」 2 ある物事の成り行きや結果。「若気の—...
イタリア
ヨーロッパ大陸南部の国。正称、イタリア共和国。イタリア半島とシチリア・サルデーニャなどの島からなる。首都ローマ。北...
イタリア
メンデルスゾーンの交響曲第4番の通称。イ長調。イタリア旅行に着想を得て、1831年から1833年にかけて作曲された...
イタリアきそうきょく【イタリア綺想曲】
《原題、(イタリア)Capriccio italiano》イタリアの詩人・小説家、サングイネーティの小説。1963年刊。
イタリアきょうそうきょく【イタリア協奏曲】
《原題、(ドイツ)Concerto nach Italienischem Gusto》バッハのクラビーア曲集。3楽...
イタリア‐ご【イタリア語】
ロマンス諸語の一。イタリア本国のほか、スイス・南北アメリカ・オーストラリアでも使用される。ロマンス諸語のうちでもラ...
イタリア‐とういつせんそう【イタリア統一戦争】
1859年、イタリアの統一をめざしたサルデーニャ王国と、北イタリアを支配していたオーストリアとの戦争。フランスの援...
イタリアトルコ‐せんそう【イタリアトルコ戦争】
1911〜12年、北アフリカのトルコ領トリポリとキレナイカ(現在のリビア)をめぐる、イタリアとオスマン帝国との戦争...
イタリアのトルコじん【イタリアのトルコ人】
《原題、(イタリア)Il Turco in Italia》ロッシーニのイタリア語によるオペラ。全2幕。1814年初...
イタリアのハロルド
《原題、(フランス)Harold en Italie》ベルリオーズのビオラ独奏と管弦楽のための交響曲。全4楽章。1...
イタリア‐はんとう【イタリア半島】
地中海の中央部に突き出した長靴形の半島。中央部をアペニン山脈が走る。半島の東はアドリア海、西はティレニア海。
イタリアぶんがくし【イタリア文学史】
《原題、(イタリア)La Storia della letteratura italiana》イタリアの文芸批評家...
イタリアむぎのぼうし【イタリア麦の帽子】
《(フランス)Un chapeau de paille d'Italie》フランスの映画。1928年作。監督はクレ...
イタリアルネサンスし【イタリアルネサンス史】
《原題The Renaissance in Italy》シモンズによる評論集。全7巻。1875年から1886年にか...
イタリアン
1 イタリア人。 2 多く複合語の形で用い、イタリアの、イタリア風の、の意を表す。「—レストラン」
イタリアン‐カジュアル
イタリアのミラノを中心とするカジュアルファッション。地中海風の鮮やかな色使いや大胆なデザインが特徴。
イタリアン‐カラー
開襟(かいきん)シャツに使われる襟の一種。シャツの襟腰がなく、1枚仕立ての襟がそのまま前立てにつながっているもの。
イタリアン‐カラー
イタリア風の大胆で鮮やかな色使いのこと。イタリアの国旗を連想させる赤と緑と白の組み合わせが代表的。
イタリアン‐クロス
縦糸に綿糸、横糸に細い梳毛(そもう)糸を用い、縦糸が表面に出る繻子(しゅす)織り。ふつう黒の無地で光沢に富み、なめ...
イタリアン‐ジェラート
《(和)Italian+gelato(イタリア)》⇒ジェラート
イタリアン‐ドレッシング
酢と油をまぜ、レモン汁、ニンニク、バジリコやオレガノなどのハーブを加えて作ったサラダ用のソース。
イタリアン‐パセリ
《(和)Italian+parsley》セリ科の多年草。パセリの一品種で、平たい葉をもったもの。イタリアで好んで使...
イタリアン‐ライグラス
イネ科の一年草。高さ約1メートル。葉は線形。晩春、やや曲がった穂を出す。地中海沿岸の原産で、明治初期に渡来。牧草に...
イタリカ
スペイン南西部、アンダルシア州の都市セビリアの北西部郊外、古代ローマ時代に建設された植民都市の遺跡。神殿、劇場、浴...
いたり‐せんさく【至り穿鑿】
《「いたりぜんさく」とも》 1 細部にわたって知りたがること。「ああ貴君(あなた)も—なさります」〈一葉・にごりえ...
いたり‐ぢゃや【至り茶屋】
高級な、しゃれた茶屋。「南江の—に遊んで」〈浮・置土産・五〉
イタリック
欧文活字書体の一。italicのように少し右に傾いたもの。強調したい語句や他国語を示すときなどに用いる。イタリック体。
イタリック‐ごは【イタリック語派】
インド‐ヨーロッパ語族の一語派。古代のイタリア半島に分布し、ラテン語以外にいくつかの言語があったが、いずれもラテン...
イタリック‐たい【イタリック体】
⇒イタリック
いたり‐て【至りて】
[副]程度のはなはだしいさま。非常に。いたって。「—愚かなる人は、たまたま賢なる人を見てこれを憎む」〈徒然・八五〉
至(いた)り深(ふか)・し
1 思慮が深い。心づかいが行き届いている。「—・き御心にて、もしかかる事もやと思すなりけり」〈源・野分〉 2 造詣...
いたり‐りょうり【至り料理】
手がこんでいて、ぜいたくな料理。
イタリー
イタリアの英語名。
いた・る【至る/到る】
[動ラ五(四)] 1 ある目的地・場所に行き着く。到達する。「峠を経て山頂に—・る」 2 ある時間・時点になる。「...