いい‐こと【好い事】
[名] 1 うれしいこと。楽しいこと。「—を聞かせようか」 2 よい機会。つけいる口実。「その地位を—にして私腹を...
いい‐こな・す【言い熟す】
[動サ五(四)] 1 じょうずに言い表す。言葉巧みに言う。「一寸(ちょっと)したことをいかにも尤(もっと)もらしく...
好(い)い子(こ)にな・る
自分だけ人に褒められたり好かれたりするように振る舞う。「一人だけ—・ろうとしている」
いい‐こ・める【言い籠める】
[動マ下一][文]いひこ・む[マ下二]弁舌で相手の抗弁の口を封じる。議論してやりこめる。「—・められて引き下がる」
いい‐ごと【言ひ事】
1 話されること。また、言葉。「頼めおきしその—やあだなりし波越えぬべき末の松山」〈山家集・下〉 2 よく話される...
いい‐さ・す【言い止す】
[動サ五(四)]途中まで話してやめる。言いかけてやめる。「事情を—・して涙ぐむ」
いい‐さだ・む【言ひ定む】
[動マ下二]話し合いをつける。口約束をする。「—・めたるやうに、すみやかに酒、果物取りにやりて、このことあがへ」〈...
いい‐ざま【言(い)様】
[名]ものの言い方。いいよう。「人を小ばかにした—」 [副]《「いいさま」とも》(「…といいざま」の形で)言うと同...
よい‐ざいこ【良い在庫】
会社が抱える在庫のうち、需要の変化やトラブルに対応する目的で持つもの、すなわち今後の払い出しが期待できるものをいう...
いいざか‐おんせん【飯坂温泉】
福島市北部にある温泉。摺上(すりかみ)川沿いにあり、泉質は単純温泉・硫酸塩泉。秋保(あきう)・鳴子とともに奥州三名...
いい‐ざま【好い様】
[連語]《「いい」は反語的表現》他人のみっともない行動をあざけっていう語。「肝心の本番でとちるなんて、—だ」
いいざわ‐ただす【飯沢匡】
[1909〜1994]劇作家。和歌山の生まれ。文化学院卒。本名、伊沢紀(ただす)。社会を風刺した喜劇で活躍。作品に...
いい‐しぶ・る【言(い)渋る】
[動ラ五(四)]ためらってなかなか言わない。言いにくそうにする。「返事を—・る」
いい‐しらけ【言(い)白け】
《「いいじらけ」とも》 1 発言がその場にそぐわなくて気まずくなること。「最早(もう)来玉うな、何しに来ん、お前様...
いい‐しら・ける【言(い)白ける】
[動カ下一][文]いひしら・く[カ下二]《「いいじらける」とも》 1 発言がその場にそぐわなくて気まずくなる。「強...
いいしら◦ず【言ひ知らず】
[連語]《動詞「いいしる」の未然形+打消しの助動詞「ず」》何とも言いようがないようす。善悪・美醜などの両方に使う。...
いい‐し・る【言ひ知る】
[動ラ四]ものの言い方を知っている。「若ければ、文もをさをさしからず、ことばも—・らず」〈伊勢・一〇七〉
いい‐しれ◦ない【言(い)知れない】
[連語]何と言っていいかわからない。言葉で言い表せない。言い知れぬ。「—◦ない空しさをおぼえる」
いい‐しろ・う【言ひしろふ】
[動ハ四] 1 互いに言う。話し合う。「都には、いと浮かびたる事ども心のひきひき—・ふ」〈増鏡・三神山〉 2 言い...
いいじま【飯島】
姓氏の一。 [補説]「飯島」姓の人物飯島魁(いいじまいさお)飯島耕一(いいじまこういち)
いいじま‐いさお【飯島魁】
[1861〜1921]動物学者。静岡の生まれ。東大教授。海綿・人体寄生虫・鳥など広範囲にわたる研究を行い、日本の近...
いいじま‐こういち【飯島耕一】
[1930〜2013]詩人・評論家。岡山の生まれ。昭和31年(1956)年、大岡信らとシュルレアリスム研究会を結成...
いい‐じゅうぎょう【異位重行】
朝廷の儀式のときの並び方。位階の高い順に前から後ろに並び、同位の者は横1列に並んだ。
いい‐じょう【言(い)条/言(い)状】
1 言いたい事柄。言い分。「自分の—ばかり通そうとして」〈紅葉・金色夜叉〉 2 (「…と」「…とは」を受けて)…と...
いい‐すぎ【言(い)過ぎ】
度を越えて言うこと。過言(かごん)。「親友とはいえ、それはちょっと—だ」
いい‐す・ぎる【言(い)過ぎる】
[動ガ上一][文]いひす・ぐ[ガ上二]度を越えて言う。必要以上に言う。言い過ごす。「かっとなって、つい—・ぎた」
いい‐すく・める【言い竦める】
[動マ下一][文]いひすく・む[マ下二]相手を言葉巧みにやりこめる。
いい‐すごし【言(い)過(ご)し】
言いすぎ。過言(かごん)。「十兵衛、過日(こないだ)の—は堪忍(かに)して呉れ」〈露伴・五重塔〉
いい‐すご・す【言(い)過(ご)す】
[動サ五(四)]「言い過ぎる」に同じ。「調子に乗って—・す」
いい‐すて【言(い)捨て】
《「いいずて」とも》 1 言い捨てること。また、言い捨てた言葉。言いっぱなし。「—にして立ち去る」 2 連歌・俳諧...
いい‐す・てる【言(い)捨てる】
[動タ下一][文]いひす・つ[タ下二] 1 言いたいことをその場限りに言う。言いっぱなしにする。「苦情を—・ててそ...
いい‐すべら・す【言(い)滑らす】
[動サ五(四)]言ってはいけないことまで言う。口を滑らす。「『…女中はわたくし一個(ひとり)』と—・して噤(つぐ)...
いい‐ずし【飯鮨】
塩をして熟(な)らしたサバ・アユなどに、塩飯を詰めて元の形にもどし、積み重ねて数日から1か月間熟成させた鮨。生成(...
いいずな
イタチ科の哺乳類。食肉類では最小で、体長15〜20センチ、尾長2、3センチ。冬季は全身白色、夏季は背面が褐色となる...
いい‐ずら・う【言ひ論ふ】
[動ハ四]あれこれ言う。「綱取り掛け引こづらひありなみすれど—・ひありなみすれど」〈万・三三〇〇〉
いい‐せいい【以夷制夷】
「夷(い)を以(もっ)て夷を制す」に同じ。
好(い)い線(せん)を行(い)・く
ある程度のところまで条件・要求などを満たしている。「彼の歌は—・っている」
いい‐そ・える【言(い)添える】
[動ア下一][文]いひそ・ふ[ハ下二]言葉を付け加える。言い足す。「お礼の言葉を—・える」
いい‐そこない【言(い)損ない】
言いまちがえること。言い誤り。失言。
いい‐そこな・う【言(い)損なう】
[動ワ五(ハ四)] 1 言いまちがえる。言葉をまちがえたり、不適当なことを言ったりする。「台詞(せりふ)を—・う」...
いい‐そ・す【言ひ過す】
[動サ四]度を越して言う。言いすごす。「かしこく教へたつるかなと思ひ給へて、我たけく—・しはべるに」〈源・帚木〉
いい‐そそく・れる【言いそそくれる】
[動ラ下一][文]いひそそく・る[ラ下二]言いそびれる。「何遍白状しようと覚悟したか知れんが、—・れて」〈上司・石...
いい‐そび・れる【言いそびれる】
[動ラ下一][文]いひそび・る[ラ下二]言い出すきっかけを失って、言えずに終わる。言いはぐれる。「お礼を—・れてし...
いい‐そ・む【言ひ初む】
[動マ下二]口に出す。言いはじめる。また、はじめて言い寄る。「かりそめの戯(たはぶ)れ言をも—・め給へる人の」〈源...
いい‐そんじ【言(い)損じ】
言いまちがい。
いいたい‐ほうだい【言いたい放題】
[名・形動]自分の言いたいことを勝手気ままに口に出して言うこと。また、そのさま。「—に酷評する」
いいたいろうのし【井伊大老の死】
中村吉蔵の戯曲。5幕。大正9年(1920)4月「早稲田文学」誌に発表。同年7月、2代目市川左団次、7代目市川中車ら...
いい‐た・す【言(い)足す】
[動サ五(四)]言葉の足りないところを補って言う。付け加えて言う。「説明の不十分な点を—・す」
いい‐た・つ【言ひ立つ】
[動タ四] 1 ものを言いながら立っている。「物をいと久しう—・ち給へれば」〈枕・四九〉 2 言い始める。「同じく...
いい‐たて【言(い)立て】
《「いいだて」とも》 1 取り立てて言うこと。強く主張すること。「先方の—を聞く」 2 言い逃れの言葉。口実。「お...