かき‐みだ・れる【掻き乱れる】
[動ラ下一][文]かきみだ・る[ラ下二]みだれる。混乱する。「相次ぐ不幸に心は—・れる」
かき‐むし・る【掻き毟る】
[動ラ五(四)]つめや指先でひっかくようにしてちぎりとる。また、むやみにひっかく。「髪の毛を—・る」
かき‐めし【牡蠣飯】
カキの身を入れた炊き込み飯。汁をかけるものもある。《季 冬》「—の釜画きたる行灯かな/鳴雪」
かき‐もち【欠(き)餅】
1 餅を薄く切って干したもの。焼いたり油で揚げたりして食べる。 2 正月の鏡餅を、刃物で切るのを忌み、手や槌(つち...
かき‐もち【柿餅】
干し柿あるいは熟し柿をすりつぶし、米粉と練り合わせて蒸し、短冊形に切った餅菓子。山城国宇治辻の坊の名産。
かき‐もの【書き物】
1 書いたもの。文書。 2 文字や文章を書くこと。「—で一日中忙しい」
かき‐もみじ【柿紅葉】
柿の葉が紅葉すること。また、その葉。《季 秋》「—山ふところを染めなせり/虚子」
かき‐もよう【書(き)模様】
織物の生地などにあとから筆でかいた模様。→織り模様 →染め模様
かき‐もら・す【書(き)漏らす】
[動サ五(四)]うっかりして書くべき事柄を書かずにおく。書き落とす。「お礼の言葉を—・す」
かき‐もん【書(き)紋】
筆でかいた衣服の紋所。→染め抜き紋 →縫い紋
かき‐もん【嘉喜門】
平安京大内裏八省院二十五門の一。北面の外門で、昭慶門の東にあった。
かき‐もんいん【嘉喜門院】
南北朝時代の歌人。後村上天皇の女御(にょうご)。長慶天皇と後亀山天皇の生母。琵琶(びわ)と和歌にすぐれる。家集「嘉...
か‐きゃく【貨客】
貨物と旅客。かかく。
かきゃく‐せん【貨客船】
旅客と貨物を同時に運ぶ船。法的には貨物設備の多少にかかわらず、旅客定員が12名までの貨物船と、これを超える旅客船と...
かき‐やく【書(き)役】
文書の草稿・下書きを作ったり、会議の内容などを記録したりする人。書記。
かき‐やね【牡蠣屋根】
⇒牡蠣殻葺(かきがらぶ)き
かき‐やぶ・る【掻き破る】
[動ラ五(四)]つめや刃物などでひっかいて裂く。また、ひっかいて傷つける。「夜中には物置の戸を爪で—・って外へ出よ...
かきやまぶし【柿山伏】
狂言。山伏が柿を盗み食いしているのを持ち主に見つかり、さんざんなぶられたあげく、鳶(とび)のまねをして木から飛び降...
かき‐や・る【書き遣る】
[動ラ四] 1 手紙などを書いて送る。「いかではるばると—・り給ふらむ」〈源・浮舟〉 2 すらすらと書き進める。「...
かき‐や・る【掻き遣る】
[動ラ四] 1 髪の毛を手で払いのける。「御髪(みぐし)のこぼれかかりたるを—・りつつ」〈源・総角〉 2 隅の方へ...
か‐きゅう【下級】
段階・等級などの低いこと。
か‐きゅう【下給】
[名](スル)地位・身分などがより下の人に物を与えること。「兵士への—品」
か‐きゅう【火急】
[名・形動]火のついたように、さし迫った状態にあること。また、そのさま。緊急。「—な(の)用事」
か‐きゅう【火球】
1 火の玉。 2 流星の、特に明るいもの。
か‐きゅう【加級】
[名](スル)階級を上げること。位がのぼること。
か‐きゅう【加給】
[名](スル)給料を増やすこと。増給。⇔減給。
か‐きゅう【何休】
[129〜182]中国、後漢の思想家。字(あざな)は邵公(しょうこう)。任城(山東省)の人。党錮(とうこ)の禁にあ...
かきゅう‐あつ【過給圧】
⇒ブースト圧
かきゅう‐かんちょう【下級官庁】
上級の官庁の下にあって、その指示・監督を受ける官庁。国税庁に対する国税局、国税局に対する税務署など。下級庁。
かきゅう‐き【過給機】
内燃機関で、吸入した空気を圧縮して気化器に送り込む装置。燃焼を増やし出力を高める。エンジンの回転力を利用する方式を...
かきゅう‐さいばんしょ【下級裁判所】
1 最高裁判所以外の裁判所の総称。高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所の4種がある。 2 上級審の裁判所...
かきゅう‐しん【下級審】
司法権行使の審級関係において、下位の裁判所で行う審判。
かきゅう‐せい【下級生】
下の学年の生徒・学生。⇔上級生。
かきゅう‐ちょう【下級庁】
⇒下級官庁
かきゅう‐てき【可及的】
[副]及ぶかぎり。できるだけ。「—速やかに処理したい」
かきゅう‐ねんきん【加給年金】
老齢厚生年金の受給者に、年収上限などの要件を満たした配偶者(65歳未満)または子供(18歳以下)がいる場合に、上乗...
かき‐ゆうぜん【描(き)友禅】
手がきで模様を染め出す友禅染。下絵の線にそって糊(のり)を細く置き、その輪郭の中に筆や刷毛(はけ)で色を塗って染める。
か‐きょ【河渠】
川と掘り割り。水流の通路。
か‐きょ【科挙】
《科目によって人材を挙げ用いる意》中国で古くから行われた官吏登用のための資格試験。隋(ずい)・唐の時代に制定され、...
か‐きょ【家居】
[名](スル) 1 家に引きこもっていること。また、任官しないで家にいること。いえい。「或は—し、或は海辺をさ迷い...
か‐きょ【寡居】
[名](スル)配偶者を亡くして独りで暮らすこと。やもめ暮らし。「安田の家では…未亡人政(まさ)が—していた」〈鴎外...
か‐きょう【火坑】
仏語。火の燃えている穴。特に、地獄にある火の穴。また、煩悩(ぼんのう)の恐ろしさをたとえていう。かこう。
かきょう【花鏡】
能楽論書。世阿弥著。応永31年(1424)成立。世阿弥が60歳ごろ、みずから悟りえたところを能芸論としてまとめ、長...
か‐きょう【佳境】
1 興味を感じさせる場面。「話が—に入る」 2 景色のよい所。「県内随一の—」 [補説]1は、ふつう物語、演劇等の...
か‐きょう【河峡】
川の両岸に山が迫り、水流が狭くなっている所。
か‐きょう【架橋】
[名](スル) 1 橋を架けること。また、その橋。「—工事」 2 鎖状高分子の分子間に橋を架けたような結合をつくる...
か‐きょう【家郷】
ふるさと。故郷。郷里。
か‐きょう【華僑】
《「華」は中国、「僑」は仮住まいの意》中国国籍を保持したままで、海外に移住した中国人およびその子孫。東南アジアに多...
か‐きょう【歌境】
1 和歌に詠まれた境地。 2 和歌を詠むときの心境。
かきょう‐うんどう【下郷運動】
1 中国で、五・四運動後の1936年、抗日宣伝のために都市の知識人や学生が農村・地方に入っていった啓蒙運動。 2 ...