かけ‐ざかな【懸(け)魚】
「懸けの魚(うお)1」に同じ。
かけ‐ざん【掛(け)算】
ある数を他の数の表す回数だけ加えた合計を求める計算。乗法。⇔割り算。
かけ‐しょうぎ【賭(け)将棋】
金品を賭けて指す将棋。
かけ‐しょうじ【掛(け)障子】
和室の小窓や下地窓の内側に、壁に折れ釘を打って掛ける障子。
かけ‐じょうゆ【掛け醤油】
料理に味つけのためにかける醤油。合わせ醤油を用いる。
かけ‐じ【欠(け)字】
1 文章・語句中で、文字、また、その一部が欠けていること。また、その文字。欠字(けつじ)。 2 「欠画(けっかく)...
かけ‐じ【掛(け)字】
床の間などに掛ける、文字を書いた掛け軸。また、広く、掛け軸をいう。
かけ‐じ【懸け路】
1 険しい道。「えもいはぬ—あり。屏風を立てたるごとくなり」〈今昔・五・四〉 2 がけの中腹にかけた桟道。かけはし...
かけじ‐かけ【掛(け)字掛(け)】
「掛け物掛け」に同じ。
かけ‐じく【掛(け)軸】
書画を軸物に表装し、床の間・壁などに掛けて飾りとするもの。掛け物。
かけ‐じる【掛(け)汁】
料理に味つけのためにかける汁。
かけ‐す【懸巣】
カラス科の鳥。全長33センチくらい。体はぶどう色で、頭に黒い縦斑、翼の一部に白・黒・水色の斑があり、尾は黒い。山林...
かけ‐すおう【掛素襖】
《「打掛(うちかけ)素襖」の略》 1 室町時代の武士の略装。素襖の裾を袴(はかま)の内に入れず、外へ垂らした服装。...
かけ‐すじ
香川県琴平町の江戸時代からある歌舞伎小屋「金丸座」に残る、宙乗りをする役者を吊るして移動する装置。平成16年(20...
かけ‐すずり【懸け硯/掛け硯】
掛け子のある硯箱。掛け子には硯・墨・水入れなどを入れ、その下の引き出しには小物などを入れる。かけすずりばこ。
かけ‐すて【掛(け)捨て】
《「かけずて」とも》 1 無尽・保険などで、掛け金を期限まで続けず、中途でやめること。 2 損害保険などで、保険期...
かけ‐ず【掛(け)図】
地図や標本の絵・図などを掛け軸のようにしたもの。主として教材用。
かけ‐ず【懸けず】
[副]問題にもならずに。わけもなく。むぞうさに。「—けおさるるこそ、本意なきわざなれ」〈徒然・一〉
かけずり‐まわ・る【駆けずり回る/駈けずり回る】
[動ラ五(四)]あちこち駆け回る。また、ある目的を達成するため、方々へ行って尽力する。奔走する。「資金集めに—・る」
かけ‐ず・る【駆けづる/駈けづる】
[動ラ四]駆け回る。走り回る。「今朝より此の部屋のあたりを—・り侍れど」〈落窪・一〉
かけ‐せん【掛(け)銭/賭(け)銭】
1 頼母子講(たのもしこう)や無尽などで積み立てていく金。掛け金。 2 中世、領主が領民に課した課銭。 3 勝負事...
かけ‐そば【掛け蕎麦】
ゆでたそばに熱いつゆだけをかけたもの。ぶっかけそば。かけ。
かけ‐ぞり【掛(け)反り】
相撲のきまり手の一。頭を相手の脇に入れて組み、一方の足を外側から掛け、切り返すようにして相手を横に反り倒す。
かけたか‐の‐とり【かけたかの鳥】
《鳴き声を「てっぺんかけたか」「ほぞんかけたか」と聞きなしたところから》ホトトギスの別名。
かけ‐タバコ【懸(け)タバコ】
採取したタバコの葉を縄に挟んで屋内や軒先につるし、乾燥させること。また、その葉。《季 秋》「事繁く臼踏む軒や—/太祇」
かけ‐だい【掛け鯛/懸け鯛】
1 昔の正月の飾り物。2匹の塩鯛をわら縄で結び合わせ、かまどの上や門松などに掛けたもの。小鯛を用いたので「掛け小鯛...
かけ‐だいきん【掛(け)代金】
掛け売り品の代金。
かけ‐だおれ【掛(け)倒れ】
1 掛け代金が回収できず、損をすること。 2 費用ばかりかかって、収益のないこと。「宣伝費の—に終わる」 3 掛け...
かけ‐だし【掛(け)出し】
1 建物の一部を突き出して造ること。また、その部分。「—舞台」 2 両替をするとき、客に渡す金銀の目方をごまかして...
かけ‐だし【駆(け)出し/駈け出し】
《山伏が修行を終えて山を下りることの意の「駆け出(で)」から。修行を終えたばかりの意》その物事を始めたばかりで未熟...
かけだし‐もの【駆(け)出し者】
1 未熟な者。初心者。 2 田舎から都会へ出てきた者。〈和英語林集成〉
かけ‐だ・す【掛(け)出す/懸(け)出す】
[動サ五(四)] 1 桟敷・縁など、建物の一部を本体から突き出して造る。「池へ—・した濡れ縁」 2 両替をするとき...
かけ‐だ・す【駆(け)出す/駈け出す】
[動サ五(四)] 1 駆けはじめる。また、駆ける。「馬が急に—・す」 2 外へ駆けて出る。「悲鳴を聞いて通りへ—・...
かけ‐ちから【懸け税】
上代、神社の玉垣にかけて神にささげた稲の初穂の束。懸け稲。「—千税(ちぢから)余り百税(いほちから)を」〈祝詞・同...
かけ‐ちがい【掛(け)違い】
かけちがうこと。「ボタンの—」
かけ‐ちが・う【掛(け)違う】
[動ワ五(ハ四)] 1 行き違う。「—・って会えなかった」 2 考え方などが食い違う。「話がどこか—・っている」 ...
かけ‐ちょう【掛(け)帳】
掛け売りの品物や代金を記しておく帳簿。
かけ‐ぢゃや【掛(け)茶屋】
路傍や公園などによしずを差し掛けて腰掛けを置き、通行人を相手に茶や菓子を供する茶屋。腰掛け茶屋。
かけっ‐くら【駆けっ競/駈けっ競】
「駆け競(くら)べ」に同じ。「人力車と—をして」〈鏡花・義血侠血〉
かけっ‐こ【駆けっこ/駈けっこ】
[名](スル)「駆け競(くら)べ」に同じ。
か‐けつ【可決】
[名](スル)会議で、提出議案の承認を決定すること。「賛成多数で—する」⇔否決。
か‐けつ【果決】
決断がすばやいこと。果断。
かけつ‐アミノさん【可欠アミノ酸】
⇒非必須アミノ酸
かけ‐つぎ【掛(け)継ぎ/掛(け)接ぎ】
1 「掛け接(は)ぎ」に同じ。 2 鉄道レールの継ぎ目が枕木と枕木との間にくるようにする継ぎ方。
かけ‐つけ【駆(け)付け/駈け付け】
急いで目的地に行くこと。また、来ること。
かけつけ‐さんばい【駆(け)付け三杯】
宴会に遅れて来た人に、罰として続けざまに酒を3杯飲ませること。
かけつけ‐けいご【駆(け)付け警護】
国連平和維持活動(PKO)に従事している自衛隊が、他国軍や国際機関職員が攻撃を受けている現場に駆け付け、武器を使用...
かけ‐つ・ける【駆(け)付ける/駈け着ける】
[動カ下一][文]かけつ・く[カ下二]走って、または大急ぎで目的地に到着する。大急ぎでその場に行く、また、やってく...
か‐けつ‐とう【火血刀】
火途(かず)・血途(けつず)・刀途(とうず)の三途(さんず)。地獄・畜生・餓鬼の三悪道のこと。「かくて空(むな)し...
かけ‐つなぎ【掛け繋ぎ/懸け繋ぎ】
⇒ヘッジ