かり‐の‐こ【雁の子】
1 ガンやカモなどの水鳥のひなを慈しんでいう語。「鳥座(とぐら)立て飼ひし—巣立ちなば真弓の岡に飛び帰り来(こ)ね...
かりのすみか【仮りの栖】
柏原兵三の小説。昭和45年(1970)刊。副題は「ベルリン冬物語」。
かり‐の‐たまずさ【雁の玉章】
「雁の使い」に同じ。「霧晴れぬ空にはそこと知らねどもくるを頼むの—」〈新後拾遺・秋上〉
かり‐の‐たより【雁の便り】
「雁の使い」に同じ。
かり‐の‐つかい【狩りの使】
平安時代、11月の五節(ごせち)のときなどに、朝廷用の鳥獣を狩るために諸国に遣わされた使者。諸院・宮家からも派遣さ...
かり‐の‐つかい【雁の使ひ】
《「漢書」蘇武伝の、匈奴(きょうど)に捕らえられた前漢の蘇武が、手紙を雁の足に結びつけて放ったという故事から》便り...
カリノ‐とう【カリノ島】
《Calino》カリムノス島のイタリア語名。
かり‐の‐ふみ【雁の文】
「雁の使い」に同じ。
かり‐の‐やど【仮の宿】
1 一時的に身を寄せる所。また、旅先の宿。仮の住まい。「ありはてぬうき世の中の—いづくにわきて心とどめん」〈続千載...
かり‐の‐やどり【仮の宿り】
「仮の宿(やど)」に同じ。「家居のつきづきしく、あらまほしきこそ、—とは思へど、興あるものなれ」〈徒然・一〇〉
かり‐の‐よ【仮の世】
無常なこの世。はかない現世。うきよ。「風そよぐ篠(しの)の小笹(をざさ)の—を思ふねざめに露ぞこぼるる」〈新古今・雑上〉