かわち‐おんど【河内音頭】
大阪府八尾市を中心とした河内地方で行われる口説(くどき)形式の盆踊り歌。歌詞が即興で作られることも多い。
かわち‐ぐわ【河内鍬】
刃と柄の短い鍬。河内で発達した。
かわち‐せんすけ【河内仙介】
[1898〜1954]小説家。大阪の生まれ。本名、塩野房次郎。長谷川伸に師事し、同時代の社会現象に取材した大衆小説...
かわ‐ちどり【川千鳥】
川にいるチドリ。川辺に集まるチドリ。《季 冬》
かわちながの【河内長野】
大阪府南東部の市。高野山へ至る街道の要地として発達。観心寺・金剛寺がある。爪楊枝(つまようじ)を特産。人口11.3...
かわちながの‐し【河内長野市】
⇒河内長野
かわち‐の‐くに【河内国】
⇒河内
かわち‐の‐ふみうじ【西文氏】
古代の渡来系氏族。王仁(わに)の子孫と伝えられる。河内国古市郡に住み、主に文筆をもって大和朝廷に仕えた。
かわち‐もめん【河内木綿】
河内地方で織られた、地厚な白木綿。帯芯・法被(はっぴ)・足袋・のれんなどに使われた。
かわちや‐よへえ【河内屋与兵衛】
浄瑠璃「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」の主人公。油商河内屋の息子。身を持ち崩して金に困り、同業豊島(て...
かわ‐ぢしゃ【川萵苣】
オオバコ科の越年草。湿地に生え、高さ20〜60センチ。葉はチシャに似る。5、6月ごろ、白い小花を総状につける。
かわっ‐ぷち【川っ縁】
《「かわぶち」の音変化》川のほとり。かわばた。かわべり。
かわ‐つか【革柄】
革で巻いた刀の柄。
かわ‐つき【皮付き】
表皮のついたままであること。また、そのもの。
かわつつみ‐どう【革包み胴】
胴丸や腹巻きの表面を革で包み、菱縫(ひしぬい)にしたもの。
かわ‐つづら【革葛】
表面を革で張ったつづら。
かわ‐づら【川面】
《古くは「かわつら」》 1 川の水面。かわも。「—にさざ波が立つ」 2 川のほとり。かわべ。「大いなる—に出でて」...
かわ‐つるみ
手淫(しゅいん)。一説に、男色(なんしょく)とも。「—はいかが候ふべき」〈宇治拾遺・一〉
かわ‐づ【川津】
1 川の船着き場。川の渡し場。「彦星(ひこほし)の川瀬を渡るさ小舟(をふね)のえ行きて泊(は)てむ—し思ほゆ」〈万...
かわづ【河津】
静岡県、伊豆半島東岸の賀茂郡の地名。湯ヶ野・峰・谷津などの温泉があり、河津川上流に河津七滝(ななだる)がある。観光地。
かわ‐づかえ【川支え】
「川止め」に同じ。「大井川の—にて」〈滑・膝栗毛・三〉
かわ‐づくり【皮作り】
魚を皮のついたままで刺身にすること。また、その刺身。
かわづ‐ざくら【河津桜】
サクラの一品種。ヒカンザクラと早咲きオオシマザクラの自然交配種とみられ、静岡県河津町に多く自生する。2月ごろ、一重...
かわづ‐すけやす【河津祐泰】
[?〜1176]平安末期の武将。伊豆の人。伊東祐親の子。曽我兄弟の父。工藤祐経(くどうすけつね)の部下に伊豆で殺さ...
かわ‐づたい【川伝い】
川に沿って行くこと。
かわづ‐ちょう【河津町】
⇒河津
かわ‐づつみ【川堤】
川に築いた堤防。川土手。
かわづ‐ななだる【河津七滝】
静岡県賀茂郡河津町、河津川にかかる七つの滝。釜滝(かまだる)・えび滝・蛇(へび)滝・初景(しょけい)滝・かに滝・出...
かわ‐づり【川釣(り)】
川で魚を釣ること。
かわ‐て【川手】
1 中世、川を往来する船に課した通行税。→山手(やまて)2 2 川に近い辺り。川の方面。「官軍すでに間近くなれば、...
かわ‐と【川門】
川の両岸の迫っている所。また、川渡りをする場所。「千鳥鳴く佐保の—の清き瀬を馬打ち渡しいつか通はむ」〈万・七一五〉
かわ‐と【川音】
《「かわおと」の音変化》川の水音。「—きく涙に浮かぶ悲しさに」〈成尋母集〉
かわ‐と【革砥】
かみそりなどの刃物を研ぐのに用いる帯状の革。とぎかわ。
かわ‐とじ【革綴じ/皮綴じ】
1 書物の表紙や背に皮革を用いて製本すること。また、その本。 2 革ひもで物をつづること。
かわ‐とんぼ【川蜻蛉/河蜻蛉】
トンボ目カワトンボ科の昆虫。日本特産で、春、平地の流水でみられる。体長約5センチ。体は緑色で、翅(はね)は透明また...
かわ‐どこ【川床/河床】
1 川の流れる所の地盤。川底となる地面。河床(かしょう)。 2 「かわゆか」に同じ。
かわ‐どめ【川止(め)/川留(め)】
江戸時代、川が増水したときに、安全のため渡し船の運行を休止したこと。川づかえ。→川明き
かわ‐なか【川中】
川幅のまん中あたり。
かわなか‐じま【川中島】
長野市南部、千曲(ちくま)川と犀(さい)川との合流点にある三角州。水田などがある。古戦場として有名。→川中島の戦い
かわなかじま‐の‐たたかい【川中島の戦い】
戦国末期、甲斐の武田信玄と越後の上杉謙信とが信濃に進出して川中島で数度にわたって争った戦い。中でも永禄4年(156...
川中(かわなか)には立(た)てど人中(ひとなか)には立(た)たれず
《川の流れの中に立つことはできても、世間に押し流されずに生活していくことはむずかしいの意》世渡りのむずかしいことの...
かわ‐ながれ【川流れ】
1 川の水に流されること。 2 川でおぼれて死ぬこと。また、その人。「河童(かっぱ)の—」 3 計画や約束がとりや...
かわな‐ぐさ【川菜草】
川に生える藻の古名。カワモズクをさす。古今集・物名の歌題にみえる。
かわなべ‐きょうさい【河鍋暁斎】
[1831〜1889]幕末・明治前期の日本画家。下総(しもうさ)の人。号、洞郁・狂斎など。狩野派と浮世絵を学び、両...
かわ‐なみ【川波】
川に立つ波。
かわ‐なみ【川並み】
川の流れ。川の流れのたたずまい。「山なみのよろしき国と—の立ち合ふ郷(さと)と」〈万・一〇五〇〉
かわなり‐びき【川成引】
江戸時代、河川の洪水のために荒れた田畑の年貢を免除すること。
かわにし【川西】
兵庫県東部の市。阪神の住宅衛星都市として発展。モモ・イチジク・木炭などを特産。人口15.6万(2010)。 京都の...
かわにし‐し【川西市】
⇒川西
かわ‐にな【川蜷/河貝子】
腹足綱カワニナ科の巻き貝。川などにすみ水底をはう。貝殻は細長の円錐形で、ふつう頂部が失われ、殻高4センチくらい。殻...