かんえん‐ぴ【乾塩皮】
なまの獣皮を、保存と輸送の便のために、塩漬けにして乾かしたもの。
かんえん‐めいり【寒煙迷離】
訪れる人のない古跡などに、煙やもやが寂しく立ちさまよっていること。
かん‐おう【感応】
[名](スル)⇒かんのう(感応)
かんおう【観応】
⇒かんのう(観応)
かん‐おう【観桜】
桜の花を観賞すること。花見。《季 春》
かんおう‐かい【観桜会】
桜の花を観賞するために催される会。花見の会。
かん‐おけ【棺桶】
遺体を入れる桶。ひつぎ。
棺桶(かんおけ)に片足(かたあし)を突(つ)っ込(こ)・む
年をとって老い先の短いことのたとえ。
かん‐おん【桓温】
[312〜373]中国、東晋(とうしん)の武将。安徽(あんき)の人。字(あざな)は元子(げんし)。荊州(けいしゅう...
かん‐おん【幹音】
音楽で、嬰(えい)記号や変記号などによる半音の変化を受けていない音。ハ調長音階の各音で、ピアノなどの白鍵(はっけん...
かん‐おん【感恩】
[名](スル)人の好意や恩義に感謝すること。「その女児の眼眶(がんきょう)に—の涙浮めるを見しとて」〈中村訳・西国...
かん‐おん【漢音】
日本における漢字音の一。平安時代の初めごろまでに、遣唐使・留学僧などにより伝えられた、唐の首都長安の北方標準音に基...
かんおん‐しきそ【感温色素】
⇒感熱色素
かんおんじ【観音寺】
香川県南西端、燧灘(ひうちなだ)に面する市。水産加工業が盛ん。真言宗の観音寺の建つ琴弾(ことひき)山と、「寛永通宝...
かんおんじ‐し【観音寺市】
⇒観音寺
かんおん‐なんちょう【感音難聴】
内耳や聴神経に異常があるために起こる難聴。治療が困難な場合が多い。大きな音はよく聞こえるが、小さな音がほとんど聞こ...
かん‐か【干戈】
《「干(たて)」と「戈(ほこ)」の意》 1 武器。また、武力。「—に訴える」 2 戦争。「十に余る大国は…相闘って...
かん‐か【函架】
書物をしまう箱や棚。「—目録」
かん‐か【坩堝】
るつぼ。
かん‐か【官家】
⇒かんけ(官家)
かん‐か【柑果】
蜜柑状果(みかんじょうか)の旧称。
かん‐か【看過】
[名](スル)あることを目にしていながら、そのままほうっておくこと。見逃すこと。「—することのできない問題だ」
かん‐か【乾果】
成熟すると果皮が木質や革質になって硬くなる果実。のちに果皮が裂開する裂開果と、裂開しない閉果とに分けられる。乾燥果...
かん‐か【患家】
医者の立場から、患者のいる家。
かん‐か【換価】
[名](スル)物の値段を見積もること。値踏み。
かん‐か【閑暇/間暇】
することが何もないこと。ひま。「—を得る」
かん‐か【寛仮】
[名](スル)人の罪や欠点などを寛大に扱って、とがめだてをしないこと。「先生を愚弄する様な軽薄な生徒を—しては」〈...
かん‐か【感化】
[名](スル)考え方や行動に影響を与えて、自然にそれを変えさせること。「兄の—を受ける」「映画に—される」
かん‐か【感果】
仏語。過去または現在の行為の報いとしての結果を感じること。
かん‐か【漢家】
漢方医。「これまで—の行われたうちは」〈魯文・安愚楽鍋〉 中国の漢の帝室。 中国。「—本朝これや初めならん」〈平...
かん‐か【管下】
官庁などが管轄している範囲内にあること。管内。管轄下。「県警—」
かん‐か【瞰下】
[名](スル)見おろすこと。また、見おろす先。「近隣を—する高楼」
かん‐か【轗軻/坎坷/坎軻】
《車が思うように進まない意》世間に認められないこと。志を得ないこと。「—不遇」「妾等、何ぞ独り—臲(げっこつ)、浮...
かん‐か【鰥寡】
妻を失った男と、夫を失った女。
かん‐かい【官海】
官吏の社会を広い海にたとえた語。「—の風波穏かならず」〈紅葉・二人女房〉
かん‐かい【官界】
官吏の社会。役人の世界。
かん‐かい【官階】
官職の等級。「唐風の衣服を官服と定め、—を定め」〈田口・日本開化小史〉
かん‐かい【勘会】
律令制で、地方官の行政の実際と中央官庁の帳簿とを照合すること。かんえ。
かん‐かい【勧戒】
[名](スル) 1 仏語。戒を受けるようすすめること。 2 「勧誡(かんかい)」に同じ。
かん‐かい【勧解】
裁判官が、原告と被告との間に立って民事上の争いを和解させる制度。明治8年(1875)創設、同23年廃止。現在の調停...
かん‐かい【勧誡】
[名](スル)善に向かうようにすすめ、悪に陥らないよういましめること。「嘗(かつ)て弥氏(ミルレル)を—して曰(い...
かん‐かい【感懐】
ある事柄に接して心に抱く思い。「—を述べる」
かん‐かい【歓会】
会ってよろこびを交わすこと。また、楽しい会合。「今宵の—も中々に忘られぬ思寝の涙なるべし」〈樗牛・滝口入道〉
かん‐かい【寛解/緩解】
[名](スル)病気の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態。または見かけ上消滅した状態。癌(がん)や白血病など...
かん‐かい【環海】
四方を海に囲まれていること。また、その海。海に囲まれた国をもいう。
かん‐かい【鑑戒】
[名](スル)戒めとすること。また、戒めとすべき手本。「東西南北互に相交通し相資益し相—すること」〈中村正直・明六...
かん‐かい【寒海】
水温の比較的低い海。⇔暖海。
かん‐がい【菅蓋】
《「かんかい」とも》スゲで作って長柄(ながえ)につけ、背後からさしかける大きいかさ。大嘗祭(だいじょうさい)のとき...
かんかい‐りゅう【観海流】
日本泳法の流派の一。嘉永年間(1848〜1854)武蔵の浪士、宮発太郎信徳が創始。一種の平泳ぎで、遠泳に適する。
かんか‐いん【感化院】
もと、非行少年や非行少女の保護・教化の目的で設けられた施設。少年教護院・教護院を経て、現在は児童自立支援施設と改称。