きよの‐けんじ【清野謙次】
[1885〜1955]病理学者・人類学者。岡山の生まれ。京大教授。生体染色法を研究。また、縄文人などの人骨を収集し...
きよの‐さちこ【キヨノサチコ】
[1947〜2008]絵本作家。東京の生まれ。本名、清野幸子。イラスト・デザインなどの仕事を手がけたのち、昭和51...
きよはら【清原】
姓氏の一。 古代の氏族。天武天皇の皇子舎人(とねり)親王の曽孫夏野に始まる家系と、舎人親王の子貞代王に始まる家系と...
きよ‐はらい【清祓】
神事の前後などに、清めのために行うはらい。きよはらえ。
きよ‐はらえ【清祓】
「きよはらい」に同じ。
きよはら‐の‐いえひら【清原家衡】
[?〜1087]平安後期の武将。武則の孫。出羽の人。前九年の役後、奥羽の支配を独占した清原氏の宗家争いで、異父兄の...
きよはら‐の‐きよひら【清原清衡】
⇒藤原清衡(ふじわらのきよひら)
きよはら‐の‐たけのり【清原武則】
平安後期の武将。出羽の俘囚(ふしゅう)の長。前九年の役で、安倍貞任・宗任討伐に苦しむ源頼義・義家を助けて活躍。鎮守...
きよはら‐の‐たけひら【清原武衡】
[?〜1087]平安後期の武将。武則の子。後三年の役で、家衡とともに清衡・源義家の軍と争い、金沢の柵で敗れ、殺された。
きよはら‐の‐としかげ【清原俊蔭】
宇津保物語の登場人物。唐へ渡る途中、波斯(はし)国に漂着、仙人から七絃琴の秘曲と宝琴を授けられて帰朝。→京極上(き...
きよはら‐の‐なつの【清原夏野】
[782〜837]平安前期の貴族・学者。清原家の祖。小倉王の子で清原の姓を賜り、臣籍に下った。内裏式の改訂、令義解...
きよはら‐の‐ふかやぶ【清原深養父】
平安前期の歌人。清原房則の子。元輔の祖父。内蔵大允(たくみのだいじょう)。家集「深養父集」があり、「古今集」「後撰...
きよはら‐のぶかた【清原宣賢】
[1475〜1550]室町後期の学者。吉田兼倶(かねとも)の子。清原宗賢の養子。号、環翠軒(かんすいけん)。法名、...
きよはら‐の‐もとすけ【清原元輔】
[908〜990]平安中期の歌人。三十六歌仙の一人。深養父(ふかやぶ)の孫。清少納言の父。肥後守。梨壺(なしつぼ)...
きよ‐ばり【清張り/清貼り】
ふすまを張るときに、下地の袋張りの上に、紙や布で上張りをすること。また、その紙や布。
きよ‐び【清火】
不浄を清めるために、火打ち石で打ち出す火。切り火。
きよ‐ぶき【清拭き】
[名](スル)濡(ぬ)れた布でふいたあと、仕上げとしてさらに乾いた布でふくこと。
きよ‐ぶん【寄与分】
遺産相続の際に、相続人が被相続人の財産の維持または増加に対して労務の提供や療養看護などにより特別の寄与をした場合に...
きよ‐ほうへん【毀誉褒貶】
ほめることと、けなすこと。さまざまな評判。「—を顧みない」
きよ‐まわり【清まはり/浄まはり】
神事を行う前に、心身のけがれを清めること。潔斎。斎戒。「その日より—して」〈発心集・八〉
きよ‐まわ・る【清まはる/浄まはる】
[動ラ四] 1 物忌みして身を清く保つ。潔斎する。「この人々もみな精進し、—・りてあるに」〈源・浮舟〉 2 清くな...
きよ‐ま・る【清まる/浄まる】
[動ラ五(四)]清らかになる。「身も心も—・る思いがする」
きよまろ【清麿】
[1813〜1855]江戸後期の刀工。信濃の人。姓は山浦。通称、環(たまき)。銘は源清麿。江戸の四谷に住み、四谷正...
きよ‐み【清見】
温州ミカンの宮川早生とトロビタオレンジというオレンジを交配させて作った柑橘類の一種。収穫時期は3月中旬から5月。 ...
きよみ‐が‐せき【清見ヶ関】
平安時代、静岡市東部、旧清水市の興津(おきつ)にあった関。清見寺(せいけんじ)がその跡という。
きよみ‐がた【清見潟】
静岡市東部、旧清水市の興津(おきつ)から袖師にかけての海岸。清水港を隔てて三保(みほ)の松原に対する。[歌枕]「—...
きよ‐みず【清水】
澄んだきれいな水。しみず。
きよみず【清水】
京都市東山区の地名。五条坂や清水寺がある。清水焼の産地。
きよみず‐ざか【清水坂】
京都市東大路通り松原から東、清水寺に至る坂。五条坂と合流後は土産物屋が立ち並ぶ。
きよみずざとう【清水座頭】
狂言。和泉(いずみ)流。瞽女(ごぜ)と座頭が清水の観世音に参籠(さんろう)すると、その功徳でそれぞれの夢に観世音の...
きよみず‐せいげん【清水清玄】
浄瑠璃・歌舞伎における清玄桜姫ものの主人公。清水寺の僧清玄。桜姫の色香に迷い、堕落して死に至る。
きよみず‐でら【清水寺】
京都市東山区清水にある北法相(ほっそう)宗の寺。山号は音羽山。延暦17年(798)ごろ僧延鎮が坂上田村麻呂(さかの...
きよみずでらえんぎえまき【清水寺縁起絵巻】
室町時代の絵巻。京都清水寺の草創縁起、本尊の千手観音にまつわる霊験譚を3巻33段にまとめたもの。絵は土佐光信、詞書...
清水(きよみず)の舞台(ぶたい)から飛(と)び降(お)りる
思い切って大きな決断を下すこと。山の斜面にせり出すように造られた清水寺の本堂(清水の舞台)から飛び降りることにたと...
きよみず‐やき【清水焼】
京焼の代表的な焼き物。清水五条坂辺を中心に産する陶磁器。江戸初期に始まる。中国風染め付けや色絵磁器を焼成。清水六兵...
きよみず‐ろくべえ【清水六兵衛】
[1738〜1799]江戸中期の陶工。摂津の人。号、愚斎。京都五条坂の窯元(かまもと)海老屋(えびや)清兵衛に学び...
きよみはら‐りょう【浄御原令】
「飛鳥浄御原律令(あすかきよみはらりつりょう)」の略。
きよ・む【清む/浄む】
[動マ下二]「きよめる」の文語形。
きよめ【清め/浄め】
1 よごれを除き、清浄にすること。「まだ—もやらぬ火皿のマッチ巻莨(シガー)の骸(から)と共に」〈蘆花・不如帰〉 ...
きよめ‐がみ【清め紙】
便所で使う紙。落とし紙。
きよめ‐の‐しお【清めの塩】
不浄を清めるための塩。葬式から帰ったときに用いる塩や、力士が仕切りの際に土俵にまく塩などをいう。
きよめ‐の‐みず【清めの水/浄めの水】
⇒力水(ちからみず)
きよめられたよる【浄められた夜】
《原題、(ドイツ)Verklärte Nacht》シェーンベルクの弦楽六重奏曲。1899年作曲。1917年に弦楽合...
きよ・める【清める/浄める】
[動マ下一][文]きよ・む[マ下二] 1 けがれや汚れを除き去って清らかにする。「身を—・める」 2 恥や汚名など...
きよもと【清元】
清元節の家の名。 「清元節」の略。
きよもと‐うめきち【清元梅吉】
清元節三味線方。 (2世)[1854〜1911]初世の門弟。江戸の生まれ。立(たて)三味線として活躍。「三千歳」「...
きよもと‐えんじゅだゆう【清元延寿太夫】
清元節の家元。 (初世)[1777〜1825]江戸の人。初名、2世富本斎宮(いつき)太夫。富本節から分かれて清元節...
きよもと‐ばおり【清元羽織】
女物の羽織の一種。黒襟(くろえり)をかけ、脇に襠(まち)をつけないもの。小粋半纏(こいきばんてん)。
きよもと‐ぶし【清元節】
江戸浄瑠璃の一派。文化11年(1814)清元延寿太夫が富本節から独立して創始。大正11年(1922)3世梅吉が分か...
きよ‐ら【清ら】
[名・形動]清く美しいこと。気品があって美しいこと。また、そのさま。「青く—にて物問いたげに愁いを含める目の」〈鴎...