きり‐たがね【切り鏨】
刀剣の中子(なかご)に銘を刻むために用いるたがね。
きりたけ‐もんじゅうろう【桐竹紋十郎】
文楽の人形遣い。 (初世)[1847?〜1910]大坂の生まれ。本名、小林福太郎。桐竹門十郎の子。父の名跡門十郎を...
きりたっぷ‐しつげん【霧多布湿原】
北海道南東部、琵琶瀬(びわせ)湾に面して扇形に広がる湿原。面積は約32平方キロメートルで、釧路湿原・サロベツ原野に...
きりたっぷ‐みさき【霧多布岬】
北海道南東部、太平洋に鋭く突き出た岬。正式名称、湯沸(とうふつ)岬。
きり‐た・つ【切(り)立つ】
[動タ五(四)]山や岩などが、鋭い傾斜でそそり立つ。「—・った崖(がけ)」 [動タ下二]「きりたてる」の文語形。
きり‐たて【切(り)立て】
1 切ったばかりであること。また、そのもの。「—の草花」 2 仕立ておろして間もないこと。また、そのもの。「—のフ...
きり‐た・てる【切(り)立てる】
[動タ下一][文]きりた・つ[タ下二] 1 激しく切ってかかる。切りまくる。「多勢に—・てられる」 2 切ったり削...
きり‐たんぽ【切りたんぽ】
秋田地方の郷土料理。ついてつぶした飯を細い杉などの棒に円筒状にぬりつけて焼いたもの。鶏肉・野菜などと醤油汁で煮たり...
きり‐だいばん【切(り)台盤】
食器や食物をのせる台。台盤の長さを普通の半分にしたもの。→台盤
きり‐だし【切(り)出し】
1 木材や石を切り出すこと。 2 細長い鋼板の先に、幅広の斜めの刃のついた小刀。切り出しナイフ。 3 用件などを言...
きり‐だ・す【切(り)出す】
[動サ五(四)] 1 切り始める。「のこぎりで—・す」 2 木材や石などを切って運び出す。「石を—・す」 3 話や...
きり‐だめ【切り溜め】
1 料理場で用いる、切った野菜や作った料理などを入れておく浅い木箱。長方形でかぶせぶたがあり、薄く漆が塗ってある。...
きり‐ちん【切(り)賃】
1 物を切る手間賃。 2 江戸時代、両替屋に払った、金銀貨を銭に替える手数料。
きりっ‐と
[副](スル)きちんとしてゆるみのないさま。きりりと。「—した顔つき」
き‐りつ【起立】
[名](スル)立ち上がること。「全員—して迎える」
き‐りつ【規律/紀律】
1 人の行為の基準として定められたもの。おきて。「—を守る」 2 一定の秩序。「—正しい生活」 [補説]「規律」は...
きり‐つぎ【切(り)継ぎ/切(り)接ぎ】
[名](スル) 1 物を切ってつぎ合わせること。「フィルムを—する」 2 接ぎ木の一。台木の皮と木質部との境目を縦...
きり‐つけ【切(り)付け/斬(り)付け】
1 切りつけること。「—事件」 2 いろいろな形に切った布を着物などにかがりつけて模様としたもの。切り付け模様。
きりつけ‐もん【切(り)付け紋】
無地の羽織などに、同質の布に描いた紋を切り抜いて貼り付け、まわりを目立たないように縫い留めたもの。正平紋。
きり‐つ・ける【切(り)付ける/斬(り)付ける】
[動カ下一][文]きりつ・く[カ下二] 1 刃物を持って襲いかかる。切りかかる。「暴漢に—・けられる」 2 切って...
きりつ‐さいけつ【起立採決】
議案に賛成する人が起立し、起立と着席の多寡を目視で確認して、議案の可否を決めること。
きりつせい‐ずつう【起立性頭痛】
座位または立位をとると症状が悪化する頭痛。
きりつせい‐たんぱくにょう【起立性蛋白尿】
立ちつづけたり運動をしたりすると尿にたんぱくが出て、安静にすると出なくなる状態。学童に多いが、成人すれば自然に消失する。
きりつせい‐ちょうせつしょうがい【起立性調節障害】
立ち上がったときや長時間立っていたときに、立ちくらみ・目まいなどを起こす状態。姿勢の変化に応じて血圧や血流量を正常...
きりつせい‐ていけつあつしょう【起立性低血圧症】
座ったり横になったりの状態から立ち上がったとき、目まいや立ちくらみが起こる病気。起立時に血圧が急に下がり、なかなか...
きり‐つち【切(り)土】
⇒きりど(切り土)
きりつちょうせつ‐くんれん【起立調節訓練】
両足で立ち、頭と背中を壁につけて30分ほど静かにしていることで、起立性低血圧を改善する訓練のこと。1か月ほど続ける...
きり‐つぼ【桐壺】
《庭に桐の木が植えてあったところから》宮中五舎の一。平安京内裏の淑景舎(しげいしゃ)の別称。 源氏物語第1巻の巻名...
きりつぼ‐げんじ【桐壺源氏】
《「源氏物語」を読み始めても、最初の桐壺の巻で飽きてやめてしまうことから》中途半端でいいかげんな学問や教養のたとえ...
きりつぼ‐の‐みかど【桐壺の帝】
源氏物語の登場人物。光源氏の父。本文には名称がなく、その登場する初巻「桐壺」の名による。
きり‐つ・める【切(り)詰める】
[動マ下一][文]きりつ・む[マ下二] 1 物の一部分を切り取って短くする。「裾を一〇センチほど—・める」 2 経...
きり‐づかい【切(り)遣い】
昔、金銀を必要に応じて適当な量に切り、貨幣として使ったこと。
きり‐づけ【切(り)漬(け)】
大根・瓜などを小さめに切って塩で漬けたもの。→丸漬(まるづ)け
きり‐づま【切妻】
《「つま」は端の意》 1 切妻屋根の両端の、山形部分。切棟。 2 「切妻造り」の略。
きりづま‐づくり【切妻造(り)】
切妻屋根をもつ建物の様式。甍(いらか)造り。
きりづま‐はふ【切妻破風】
切妻屋根に取りつけた破風。切破風。
きりづま‐やね【切妻屋根】
大棟(おおむね)から両側に葺(ふ)きおろす形式の屋根。古代には真屋(まや)と称され、寄せ棟屋根よりも格が上とされた...
きりづみ‐おんせん【霧積温泉】
群馬県安中市にある温泉。泉質は硫酸塩泉。
きり‐どおし【切(り)通し】
《「きりとおし」とも》 1 山・丘などを切り開いて通した道路。「鎌倉の—」 2 物事を滞りなくさばくこと。「政務—...
きり‐とり【切(り)取り/斬(り)取り】
《「きりどり」とも》 1 切り取ること。 2 土木工事で、地面の高い所を削り取ること。 3 人を切って、金品を奪う...
きりとり‐せん【切(り)取り線】
切り離す位置を示した線。多く破線・点線で示す。
きり‐と・る【切(り)取る】
[動ラ五(四)] 1 一部分を切って取る。「胃を半分—・る」 2 武力で領地などを奪い取る。「クニヲ—・ル」〈日葡〉
きり‐ど【切(り)戸】
1 「潜(くぐ)り戸1」に同じ。 2 「切り戸口」の略。
きり‐ど【切(り)土】
斜面や土地の高い部分を削り取って、平坦にすること。また、その工事で掘削された土。きりつち。→盛土
きりどおしのしゃせい【切通しの写生】
洋画家、岸田劉生の絵画。油彩。大正4年(1915)作。当時住んでいた代々木付近の道を描いた風景画。昭和46年(19...
きりど‐ぐち【切(り)戸口】
1 くぐり戸をつけた小門。 2 能舞台で、右手側面の奥にあるくぐり戸。地謡、後見などが出入りする。臆病口(おくびょ...
きり‐なし【限り無し】
1 きりがないこと。際限がないこと。「—におやつをねだる」 2 絶え間のないこと。ひっきりなし。
きり‐に‐ほうおう【桐に鳳凰】
紋所の名。翼を左右に張った鳳凰の下に、桐の葉と花を配して円形につくったもの。
きり‐ぬき【切(り)抜き】
1 切り抜くこと。また、切り抜いたもの。「新聞の—」 2 「切り抜き絵」の略。
きりぬき‐え【切(り)抜き絵】
物の形を切り抜いて取るように描いた絵。また、その切り抜いた絵。