こ‐は【此は】
[連語]《代名詞「こ」+係助詞「は」》これは。これはまあ。多く、疑問・感動の気持ちを表すときに用いる。「いと—術(...
こ‐はい【粉灰】
1 粉や灰のように粉々に砕け散ること。こなみじん。こっぱい。「二人が舎利も魂魄(たましい)も—にされて消し飛ばさる...
此(こ)は如何(いか)に
いったいこれはどうしたことか。思いがけないことに出会ってとまどったり、その事柄を理解できずに自問したりするさま。
コハイト
エリトリア中部の都市遺跡。首都アスマラの南約120キロメートル、標高2600メートルの高原地帯の町アディケイの東郊...
子(こ)は鎹(かすがい)
子供への愛情から夫婦の仲がなごやかになり、縁がつなぎ保たれることのたとえ。
こ‐はぎ【小脛】
すね。また、袴(はかま)などの裾を少しまくり上げて、すねが少し見える着方。「—にて半靴(はうくわ)はきたるなど」〈...
こ‐はぎ【小萩】
小さい萩。また、萩。《季 秋》「垣荒れて犬踏み分くる—かな/闌更」
こ‐はく【琥珀】
1 地質時代の樹脂の化石。黄色で半透明、樹脂光沢があり、非晶質。しばしば昆虫などの入ったものも見つかる。アクセサリ...
こはく‐いろ【琥珀色】
琥珀のような半透明の黄色、または、黄褐色。「—の液体」
こはく‐おり【琥珀織】
縦糸が密に並び、横糸がやや太く、布面に横うねのある平織りの絹織物。帯や袴地(はかまじ)、また和服・婦人服などに用い...
こはく‐ぎょく【琥珀玉】
琥珀で作った飾り玉。琥珀色の玉。
こはく‐さん【琥珀酸】
カルボン酸の一種で、無色の結晶。最初、琥珀を乾留して得たのでこの名がある。植物界に広く存在し、動物生体内ではトリカ...
こはく‐じま【琥珀縞】
琥珀織にした縞織物。
こ‐はくちょう【小白鳥/小鵠】
カモ科の鳥。全長約1.2メートルで、オオハクチョウに似るがやや小柄。全身白色。くちばしは黒色で基部が黄色い。ユーラ...
こはく‐とう【琥珀糖】
煮とろかした寒天に、砂糖と鬱金粉(うこんこ)またはクチナシの実とを入れて煮詰め、レモンや橙皮油(とうひゆ)をまぜて...
子(こ)は三界(さんがい)の首枷(くびかせ)
親は子を思う心に引かれて、終生自由を束縛されることのたとえ。
こ‐はじ【木端】
《「こはし」とも》すだれの下端の縁に縫い込んである細長い薄板。巻き上げるときの芯(しん)にする。一説に、巻き上げた...
こ‐はじとみ【小半蔀】
小さい半蔀。
こ‐はずかし・い【小恥ずかしい】
[形][文]こはづか・し[シク]ちょっときまりが悪い。妙に恥ずかしい。「人前で褒められて—・い思いをする」
こ‐はぜ【小鉤/鞐】
1 足袋・手甲・脚絆(きゃはん)・袋物・書物の帙(ちつ)などの合わせ目につけた爪形(つめがた)の留め具。真鍮(しん...
こはぜ‐かけ【小鉤掛(け)】
1 こはぜ1を掛けるために取り付けた輪。また、そのように仕立てたもの。 2 金属板で屋根を葺(ふ)くとき、板の端の...
こはぜ‐きゃはん【小鉤脚絆】
こはぜ1で留めるように仕立てた脚絆。江戸脚絆。
此(こ)はそも
《「こは」を強めた言い方》これは一体。これはまた。「—何としたことだ」
こはた【木幡】
京都府宇治市木幡(こはた)町を中心として山科あたりまでを含んだ地域の古称。[歌枕]「山科の—の山を馬はあれど徒歩(...
こ‐はだ【小鰭】
コノシロの中くらいの大きさのもの。鮨種(すしだね)などにする。《季 秋》
こ‐はだ【木皮/木肌/樸】
木の皮。
こはだ‐ぶき【木皮葺き】
木の皮を重ねて屋根を葺く方法。また、そうして葺いた屋根。
こはちよう‐の‐くるま【小八葉の車】
文様が小さい八葉の車。一般殿上人(てんじょうびと)に広く用いられた。→八葉の車
こ‐はつ【孤発】
ときどき発生すること。散発的に発生すること。とくに医学用語として、ある患者の病気が血縁者に多発していないこと。
こはつ‐せい【孤発性】
ある病気を発症する人が、散発的に現れること。環境など遺伝以外の要因があると考えられる。散発性。突発性。「—神経疾患...
こ‐はば【小幅】
[名・形動] 1 普通より幅の狭いこと。また、そのさま。⇔大幅。 2 織物の幅の規格で、鯨尺9寸5分(約36センチ...
こはば‐いた【小幅板】
比較的幅の狭い板材。縁甲板(えんこういた)や木摺(きず)り・貫(ぬき)などに使用。
こはば‐おうらい【小幅往来】
相場が比較的わずかな範囲で上下に値動きすること。
こ‐はまぎく【小浜菊】
キク科の多年草。太平洋岸の岩上に自生。高さ15〜30センチ。葉は切れ込みのある広卵形。秋から冬、白い頭状花をつけ、...
こはま‐じま【小浜島】
沖縄県八重山郡、八重山列島の島。ホテルやゴルフ場、テニスコートなどのリゾート施設が充実しており、ダイビングやシュノ...
こはま‐ちりめん【小浜縮緬/古浜縮緬】
縦糸と横糸の太さ・密度および撚(よ)りぐあいが普通の縮緬と金紗(きんしゃ)縮緬との中間の縮緬。滋賀県の長浜地方で作...
コハラ
米国ハワイ州、ハワイ島北西部の地域名。コハラ山地が走り、北部はノースコハラ、南部はサウスコハラとよばれる。
コハラ‐さんち【コハラ山地】
《Kohala Mountains》米国ハワイ州、ハワイ島北西部のコハラ地域にある山。標高1637メートル。同島を...
こ‐はり【小張り/粉張り】
⇒白張(しらは)り1
こ‐はる【小春】
初冬の、穏やかで暖かい春に似た日和が続くころ。また、陰暦10月の異称。《季 冬》「ふりわけて片荷は酒の—かな/竜之介」
こはる‐じへえ【小春治兵衛】
浄瑠璃「心中天の網島」などの男女の主人公。大坂天満の紙屋治兵衛と曽根崎新地紀伊国屋の遊女小春。
こはる‐ぞら【小春空】
小春のころの、穏やかに晴れた空。《季 冬》「一翳の雲ゆゑいよよ—/風生」
こはる‐なぎ【小春凪】
小春のころの、穏やかな海のなぎ。《季 冬》
こはるなぎおきつしらなみ【小春穏沖津白浪】
歌舞伎狂言。世話物。5幕10場。河竹黙阿弥作。元治元年(1864)江戸市村座初演。日本駄右衛門・小狐礼三(こぎつね...
こはる‐び【小春日】
小春のころの穏やかな日。また、その日ざし。《季 冬》「—や石を噛み居る赤蜻蛉/鬼城」
こはる‐びより【小春日和】
初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和。《季 冬》「玉の如き—を授かりし/たかし」 [補説]文化庁が発表した平...
こ‐はん【古版】
古い版木。旧版。また、昔、出版された書籍。古版本。
こ‐はん【孤帆】
海に浮かぶ一そうの帆船。孤舟。
こ‐はん【湖畔】
湖のほとり。湖のそば。「—を逍遥する」
こはん【湖畔】
黒田清輝による油絵。箱根、芦ノ湖の自然を背景に、浴衣姿で団扇を手にした女性を描いたもの。明治30年(1897)、第...