すぎ‐のり【杉海苔】
スギノリ科の紅藻。干潮線付近の岩上につき、長さ5〜12センチ。不規則に多くの枝に分かれ、先はとがる。糊(のり)や寒...
すぎ‐はら【杉原】
1 杉の生えている原。 2 「杉原紙」の略。
すぎはら‐がみ【杉原紙】
播磨(はりま)国杉原谷(兵庫県多可郡多可町)原産の和紙。原料はコウゾで、奉書紙より薄く柔らかい。鎌倉時代以降、慶弔...
すぎはら‐ぐも【杉原雲】
雲形の模様のある杉原紙。
すぎはら‐ちうね【杉原千畝】
[1900〜1986]外交官。岐阜の生まれ。昭和14年(1939)リトアニア領事代理となる。第二次大戦中、外務省の...
すぎ‐ばえ【杉生え】
「杉形(すぎなり)1」に同じ。
すぎ‐ばし【杉箸】
杉の材で作った箸。
すぎ‐ばやし【杉林】
1 杉の木の林。 2 「酒林1」に同じ。
すぎ‐ひらたけ【杉平茸】
ホウライタケ科のキノコ。夏から秋にかけ、スギなどの倒木や切り株に扇形の白い傘が重なり合ってつく。すぎかのか。すぎも...
すぎ‐ふ【杉生】
⇒すぎう
すぎ‐ぼとけ【杉仏】
杉の葉の付いた塔婆(とうば)。最後の年忌である三十三回忌または五十回忌に、墓場に立てる。葉付き塔婆。梢(うれ)付き塔婆。
すぎ‐むら【杉叢】
杉がまとまって生えている所。「石上(いそのかみ)布留の山なる—の思ひ過ぐべき君ならなくに」〈万・四二二〉
すぎむら【杉村】
姓氏の一。 [補説]「杉村」姓の人物杉村楚人冠(すぎむらそじんかん)杉村春子(すぎむらはるこ)
すぎむら‐そじんかん【杉村楚人冠】
[1872〜1945]新聞記者・随筆家。和歌山の生まれ。本名、広太郎。東京朝日新聞に入社し新聞事業の近代化に尽力。...
すぎむら‐はるこ【杉村春子】
[1906〜1997]女優。広島の生まれ。本名、石山春子。築地小劇場に入団ののち、文学座結成に参加。日本を代表する...
すぎめ‐おうぎ【杉目扇】
杉の木目(もくめ)が横目になっている薄板で作った扇。貴族の幼童が用い、吉祥文様を描き、糸花(いとばな)をとじつけた...
すぎもと【杉本】
姓氏の一。 [補説]「杉本」姓の人物杉本章子(すぎもとあきこ)杉本栄一(すぎもとえいいち)杉本苑子(すぎもとそのこ...
すぎもと‐あきこ【杉本章子】
[1953〜2015]小説家。福岡の生まれ。江戸時代を扱った歴史小説を書き、江戸物ブームの一角を占める。「東京新大...
すぎもと‐えいいち【杉本栄一】
[1901〜1952]経済学者。東京の生まれ。東京商科大教授。計量経済学導入の先駆者。近代経済学とマルクス経済学の...
すぎもと‐そのこ【杉本苑子】
[1925〜2017]小説家。東京の生まれ。吉川英治の門下生として修業を積む。古典の素養と構成力の確かさで、幅広い...
すぎもと‐でら【杉本寺】
神奈川県鎌倉市にある天台宗の寺。山号は大蔵山。開創は天平6年(734)、開山は行基で、円仁の中興と伝える。坂東三十...
すぎもと‐りょうきち【杉本良吉】
[1907〜1939]演出家。東京の生まれ。本名、吉田好正。左翼劇場や新協劇団に参加し、プロレタリア演劇運動に従事...
すぎ‐もの【過ぎ者/過ぎ物】
釣り合いがとれないくらいよいもの。過分なもの。「瀛公(えいこう)は好男(いろをとこ)だ。あの女には—だはな」〈滑・...
すぎもり‐ひさひで【杉森久英】
[1912〜1997]小説家。石川の生まれ。雑誌「文芸」の編集長として、戦後派の作家を数多く世に出した後、自らも作...
すぎ‐やき【杉焼(き)】
魚肉や貝、野菜などを杉板の箱に詰めて焼き、杉の香りを移した料理。折(へ)ぎ焼き。《季 冬》
すぎやま【杉山】
姓氏の一。 [補説]「杉山」姓の人物杉山杉風(すぎやまさんぷう)杉山丹後掾(すぎやまたんごのじょう)杉山元治郎(す...
すぎやま‐こういち
[1931〜2021]作曲家。東京の生まれ。本名、椙山浩一。CMソングや歌謡曲を多数作曲。競馬場のファンファーレや...
すぎやま‐さんぷう【杉山杉風】
[1647〜1732]江戸中期の俳人。蕉門十哲の一人。江戸の人。通称、鯉屋市兵衛。別号、採荼庵(さいたあん)・蓑翁...
すぎやまじょがくえん‐だいがく【椙山女学園大学】
名古屋市千種(ちぐさ)区に本部のある私立大学。明治38年(1905)設立の裁縫女学校に始まり、昭和24年(1949...
すぎやま‐たんごのじょう【杉山丹後掾】
江戸前期の古浄瑠璃の太夫。江戸浄瑠璃の祖。京都の人といわれる。通称、七郎左衛門。滝野検校(けんぎょう)に学び、江戸...
すぎやま‐もとじろう【杉山元治郎】
[1885〜1964]農民運動家・政治家。大阪の生まれ。クリスチャンとなり、東北地方で伝道活動に従事。大正11年(...
すぎやま‐やすし【杉山寧】
[1909〜1993]日本画家。東京の生まれ。松岡映丘(まつおかえいきゅう)に師事。理知的な構図と清新な画風で戦後...
すぎやま‐りゅう【杉山流】
鍼術(しんじゅつ)の流派の一。元禄年間、杉山和一が始めた。
すぎやま‐わいち【杉山和一】
[1613〜1694]江戸前期の鍼医(はりい)。伊勢の人。浜松の出身ともいう。管鍼(かんしん)を発明、杉山流を創始...
すぎ‐やりど【杉遣り戸】
杉材で作った引き戸。
すぎ‐ゆ・く【過(ぎ)行く】
[動カ五(四)] 1 通ってゆく。また、通り越してゆく。「人々が足早に—・く」 2 時が移ってゆく。「月日が—・く...
す‐ぎょう【修行】
《「す」は「しゅ」の直音表記》「しゅぎょう(修行)」に同じ。「山伏…去(い)ぬる七月より、—にまかりありくに」〈宇...
すぎょう‐ざ【修行者】
「しゅぎょうじゃ(修行者)」に同じ。「宇津の山にいたりて…—あひたり」〈伊勢・九〉
スギライト
⇒杉石
す・ぎる【過ぎる】
[動ガ上一][文]す・ぐ[ガ上二] 1 ある場所を通り越す。通過する。通りすぎる。「列車は京都駅を—・ぎた」「優勝...
すぎ‐わい【生業】
生計のための職業。なりわい。「—は草箒(ばうき)の種なるべし」〈浮・永代蔵・一〉
生業(すぎわい)は草(くさ)の種(たね)
暮らしを立てるための職業は、草の種のように多い。
すぎ‐わら【杉原】
⇒すぎはら