は‐き【破棄/破毀】
[名](スル) 1 破り捨てること。「不要な資料を—する」 2 契約・取り決めなどを一方的に取り消すこと。 3 事...
は‐き【覇気】
1 物事に積極的に取り組もうとする意気込み。「若いのに—がなくてどうする」 2 人の上に立とうとする強い意志。野心...
はき‐お【佩き緒】
太刀を佩くときに用いる緒。帯取りに結び、腰にまとう。太刀の緒。帯取りの緒。
はき‐おと・す【掃(き)落(と)す】
[動サ五(四)] 1 掃いて下に落とす。「座敷から土間へちりを—・す」 2 掃いて一部を残す。「うっかり隅を—・す」
はき‐かえ【履(き)替え】
履物やズボンなどを替えること。また、そのために用意する物。
はき‐か・える【履(き)替える】
[動ア下一][文]はきか・ふ[ハ下二] 1 履物やズボンなどを別のものに替える。「濡れた靴下を—・える」 2 まち...
はき‐かけ【刷き掛け】
刷毛(はけ)ではいて中途でやめたように、一方または縁だけを彩色すること。また、その染め。「—の置手拭(おきてぬぐひ...
は‐きき【羽利き】
1 タカの羽の強いこと。 2 はぶりがよいこと。また、その人。はば利き。「村で一というて二のない—」〈上司・太政官〉
はき‐きよ・める【掃(き)清める】
[動マ下一][文]はききよ・む[マ下二] 1 掃いてきれいにする。「墓を—・める」 2 平定する。討ち従える。「ま...
はき‐くだし【吐(き)下し】
吐いたり下痢したりすること。吐瀉(としゃ)。
はき‐ぐち【吐(き)口】
水などを流し出す口。はけぐち。
はき‐ぐすり【吐(き)薬】
胃の中のものを吐き出させる薬。吐剤(とざい)。
はき‐け【吐(き)気】
胃の中の物を吐きそうになる感じ。非常に不快な気持ちについてもいう。むかつき。「—を催す」「声を聞いただけで—がする」
はきけ‐どめ【吐(き)気止め】
吐き気を止めること。また、その薬。→制吐剤
はき‐こみ【掃(き)込み】
茶席で、客の前で炭をついだのち、羽箒(はぼうき)で道具や畳を掃くこと。
はき‐ごこち【履(き)心地】
靴・ズボン・スカートなどを履いたときの具合や感じ。履きごころ。「快適な—のスニーカー」
はき‐さしもどし【破棄差(し)戻し】
事後審としての裁判所が原判決を破棄して、事件をさらに審判させるために原裁判所へ差し戻すこと。
はき‐すて【履(き)捨て】
履物・靴下などを、履き古してそのまま捨てること。また、一度履いただけで捨ててしまうこと。「歯の減った下駄を—にする」
はき‐す・てる【履(き)捨てる】
[動タ下一][文]はきす・つ[タ下二] 1 履き捨てにする。「わら草履を—・てる」 2 履物を捨てるように乱暴に脱...
はき‐す・てる【吐(き)捨てる】
[動タ下一][文]はきす・つ[タ下二]口に含んだものを吐き出して捨てる。「ガムを—・てる」「—・てるように言う」
はき‐す・てる【掃(き)捨てる】
[動タ下一][文]はきす・つ[タ下二]ごみやちりを掃いて捨てる。
はき‐そうじ【掃(き)掃除】
ほうきで掃いて掃除すること。
はき‐そえ【佩き添へ/帯き副へ】
太刀に添えて腰に着ける小刀。脇差し。「いつも—にし給ひける御所作り兵庫鎖(ひゃうごぐさり)の御太刀」〈太平記・一七〉
はき‐ぞめ【掃(き)初め】
正月2日、新年になって初めて屋内の掃除をすること。《季 新年》「—の門辺の雪のうすうすと/素十」
はき‐ぞめ【履(き)初め/穿き初め】
1 新しい履物を履くこと。 2 小児が初めて履物を履くこと。
はき‐たて【掃(き)立て】
1 掃除してからまだ時がたたないこと。 2 養蚕で、種紙(たねがみ)(蚕卵紙)についた卵から孵化(ふか)したばかり...
はき‐だし【掃(き)出し】
1 ごみなどを掃き出すこと。 2 「掃き出し窓」の略。
はきだし‐まど【掃(き)出し窓】
室内のちり・ごみを掃き出すために、床と同じ高さに設けた小窓。
はき‐だ・す【吐(き)出す】
[動サ五(四)] 1 口の中や胃の中のものを吐いて外へ出す。「つばを—・す」 2 内にたまったものを外へ出す。「煙...
はき‐だ・す【掃(き)出す】
[動サ五(四)]ごみなどを掃いて外へ出す。「ごみを—・す」
はき‐だめ【掃き溜め】
1 ごみを掃き集めて捨てておく場所。ごみ捨て場。ごみため。「—をあさる」 2 雑多な人や物が集まっている所。 [補...
はきだめ【塵溜】
川路柳虹による口語詩。明治40年(1907)9月、「詩人」誌に発表。日本初の口語自由詩とされる。
掃(は)き溜(だ)めに鶴(つる)
つまらない所に、そこに似合わぬすぐれたものや美しいものがあることのたとえ。ごみために鶴。塵塚(ちりづか)に鶴。
はき‐ちがえ【履(き)違え】
1 履物をまちがえて履くこと。 2 物事の意味を取り違えること。「自由と放任の—」
はき‐ちが・える【履(き)違える】
[動ア下一][文]はきちが・ふ[ハ下二] 1 他人の履物をまちがえて履いたり、左右をまちがえて履いたりする。「うっ...
はき‐ちら・す【吐(き)散らす】
[動サ五(四)] 1 つばなどを所かまわず吐いて、よごす。「へどを道ばたに—・す」 2 さまざまなことを盛んに言う...
はきつけ‐かべ【掃(き)付け壁】
小箒(こぼうき)でモルタルを掃き付け、荒い表面を作り出した壁。
はき‐つぶ・す【履(き)潰す】
[動サ五(四)]履き物を長期間履いたり、悪い道などで履いたりして、だめにする。
はき‐て【掃(き)手】
相撲で、取組中に体勢が崩れて手の指先が軽く土俵に触れること。負けとなる。
はき‐と
[副]明らかに。はっきりと。「草も木も—映らぬ古き世界には」〈漱石・虞美人草〉
はき‐はき
[副](スル) 1 話し方・態度・性格・行動などがはっきりしているさま。「質問に—(と)答える」「—した振る舞い」...
はき‐もの【履物】
靴・サンダル・下駄・草履など足に履く物の総称。
は‐きゃく【破却】
[名](スル)原形をとどめないように、すっかりこわすこと。
は‐きゅう【波及】
[名](スル)物事の影響が波のように徐々に広がること。「暴動が全国に—する」
は‐きょう【破鏡】
1 割れた鏡。 2 夫婦が離縁すること。離れて暮らすことになった夫婦が、鏡を二つに割ってそれぞれの一片を持ち、愛情...
破鏡(はきょう)の嘆(なげ)き
夫婦が離別しなければならない嘆き。破鏡の嘆(たん)。
破鏡(はきょう)再(ふたた)び照(て)らさず
《「伝灯録」から》夫婦の離別など、いったんこわれた関係はもとにはもどらないというたとえ。覆水盆に返らず。
は‐きょく【破局】
事態が行き詰まって、関係・まとまりなどがこわれてしまうこと。また、その局面。悲劇的な終局。「結婚生活が—を迎える」...
はきょく【破局】
遠野遥の小説。令和2年(2020)発表。ある大学生の生活や恋愛を描く。第163回芥川賞受賞。
はきょくてき‐ふんか【破局的噴火】
⇒ウルトラプリニー式噴火