腹(はら)の皮(かわ)を縒(よ)・る
おかしくて、腹の皮が捩(よじ)れるほど笑う。腹の皮を捩る。「落語家の熱演に—・る」
はら‐の‐そこ【腹の底】
1 腹の内部。また、からだ全体。「—から声をふりしぼる」「美酒が—までしみとおる」 2 心の中で思っていること。本...
はら‐の‐たし【腹の足し】
空腹をいやすための食べ物。「そんな少しでは、—にもならない」
はら‐の‐なか【腹の中】
「腹の内」に同じ。
はら‐の‐ふえ【大角】
上代、戦場で吹き鳴らした角笛(つのぶえ)。獣の角に似た形のもの。はら。〈名義抄〉
はら‐の‐むし【腹の虫】
1 腹の中にいる寄生虫。回虫の類。 2 空腹時の腹鳴りを腹の中に虫がいて鳴くものとした、その虫。 3 腹立ちなどの...
腹(はら)の虫(むし)が治(おさ)まら◦ない
腹が立ってがまんできない。「ここで引き下がっては—◦ない」
腹(はら)の虫(むし)の居所(いどころ)が悪(わる)・い
機嫌が悪い。虫の居所が悪い。「—・く人に当たり散らす」
腹(はら)は借(か)り物(もの)
母親の腹は一時の借り物で、生まれた子の貴賤は父親の身分によるという意。男尊女卑の封建社会で使われた言葉。
はら‐はちぶ【腹八分】
満腹するまで食べないで、少し控えめにしておくこと。腹八分目。
腹八分(はらはちぶ)に医者(いしゃ)いらず
大食いをせずにいつも腹八分でやめておけば健康でいられるということ。
はら‐はちぶんめ【腹八分目】
⇒腹八分(はらはちぶ)
はら‐はら
[副](スル) 1 小さいものや軽いものが、静かに続けて落ちかかるさま。「涙を—(と)落とす」「花びらが—(と)散...
はら‐はれ【腹脹れ/腹腫れ】
1 腹がふくれていること。また、その人。〈日葡〉 2 金持ち。多く、ののしっていう。「中京(なかぎゃう)の分限者(...
はら‐ばい【腹這い】
腹を地面につけてはうこと。また、腹を下にして横になること。「—になる」
はら‐ば・う【腹這う】
[動ワ五(ハ四)] 1 腹を地面や床につけてはって進む。「—・って敵陣に近づく」 2 腹を下にして横になる。「布団...
はら‐ばら【腹腹】
多くの腹。同じ夫の子をそれぞれ産んだ妻妾たち。「御子どもあまた、—にものし給ふ」〈源・桐壺〉
ハラバルガスン‐いせき【ハラバルガスン遺跡】
《Khara Balghasun》⇒ハルバルガス遺跡
ハラバート‐じょう【ハラバート城】
《Qasr al Hallabat》ヨルダン北部にある城塞跡。首都アンマンの北東約40キロメートルに位置する。古代...
ハラパ‐エンリケス
メキシコ東部、ベラクルス州の都市。同州の州都。通称ハラパ。港湾都市ベラクルスの北西約90キロメートルに位置する。1...
はら‐びれ【腹鰭】
魚類の腹部にある左右一対のひれ。
ハラビーエ
シリア北部、ユーフラテス川中流沿いにある遺跡。3世紀、パルミラ王国時代に城塞が築かれ、6世紀に東ローマ帝国皇帝ユス...
はら‐ふくれ【腹脹れ/腹膨れ】
《「はらぶくれ」とも》「はらはれ2」に同じ。「百万両分限とよばれたる大の—あり」〈黄・見徳一炊夢〉
ハラブ
⇒アレッポ
はら‐ぶし【腹節】
⇒雌節(めぶし)
はら‐ぺこ【腹ぺこ】
[名・形動]腹が非常にすいていること。また、そのさま。「—な(の)子供」
ハラペーニョ
メキシコの極辛のトウガラシ。酢漬けなどにして香辛料・薬味に用いる。
ハラ‐ホト
《モンゴル語で、黒い都城の意》中国甘粛省北部、居延の額済納(エチナ)(黒水)河畔にある西夏・元時代の都城址。黒水城...
ハラホリン
モンゴル中央部の都市。旧称カラコルム。オルホン川沿いに位置する。13世紀にモンゴル帝国第2代皇帝オゴタイが同地を首...
ハラボジ
《(朝鮮語)》祖父。おじいさん。⇔ハルモニ。
はら‐ぼて【腹ぼて】
腹がふくらむこと。特に、みごもって腹がふくらむこと。
はら‐ぼね【腹骨】
魚のはらわた部分を包んでいる細い骨。「アジを三枚に下ろして—をかく」
はら‐まき【腹巻(き)】
1 腹の冷えるのを防ぐため、腹に巻く布、または毛糸などで筒形に編んだもの。はらおび。腹当て。 2 鎧(よろい)の一...
はらまち【原町】
福島県北東部にあった市。平成18年(2006)1月、鹿島町・小高町と合併して南相馬市となった。→南相馬
はらまち‐し【原町市】
⇒原町
はら‐マルチノ【原マルチノ】
[1568?〜1629]安土桃山時代の天正遣欧使節の副使。肥前の人。マルチノは洗礼名で、本名は未詳。帰国後、通訳・...
はらみ【孕み/妊み】
1 はらむこと。〈和英語林集成〉 2 ふくらんでいること。ふくらみ。「—が何寸凹(くぼ)みが何分と」〈露伴・五重塔〉
はら‐み【腹身】
1 牛・豚などの横隔膜。焼き肉・もつ焼きに使う。さがり。 2 サケなどの腹の肉。ハラス。
はらみ‐いし【孕み石】
石の中に別の小さい石が入っているもの。
はらみ‐おんな【孕み女】
腹に子を宿している女。妊婦。
はらみ‐く【孕み句】
連歌・俳諧で、会席に出る前にあらかじめ用意しておいた句。
はらみ‐ご【孕み子】
母親の胎内に宿っている子。胎児。
はらみった【波羅蜜多】
「波羅蜜(はらみつ)」に同じ。
はらみつ【波羅蜜】
1 《(梵)pāramitāの音写。到彼岸・度と訳す》仏語。迷いの世界である此岸(しがん)から、悟りの彼岸(ひがん...
はらみときわ【孕常盤】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。宝永7年(1710)大坂竹本座初演。謡曲「橋弁慶」、古浄瑠璃「十二段草子」な...
はらみ‐ばし【孕み箸】
1 中央が太く、両端が細くなっている箸。正月の祝いの食膳に用いる。腹太箸(はらぶとばし)。 2 楊枝(ようじ)をは...
ハラーム
《アラビア語で「禁忌」の意》イスラム教の教義で禁止されるもの。例えば、豚肉を食べる行為など。→ハラール
ハラム
イランにあるハラメモタッハル広場の通称。
はら・む【孕む/妊む】
[動マ五(四)] 1 胎内に子を宿す。妊娠する。みごもる。「子を—・む」 2 その中に含み持つ。「矛盾を—・む」「...
ハラム‐シャリーフ
神殿の丘のアラビア語名。