早(はや)い所(ところ・とこ)
急いで。手早く。「—知らせよう」
早(はや)い話(はなし)が
てっとり早く言えば。簡単に言うと。要するに。「—だめだということだ」
早(はや)い者(もの)勝(が)ち
人より先にした者が利益を得るということ。「—の観覧席」
はや‐うし【早牛】
歩みの早い牛。
早牛(はやうし)も淀(よど)遅牛(おそうし)も淀(よど)
⇒遅牛も淀早牛も淀
はや‐うた【早歌】
1 神楽歌(かぐらうた)の一。小前張(こさいばり)の部の最後にうたわれる歌。ユーモアに富んだ歌詞で、テンポも速い。...
はや‐うち【早打ち】
[名](スル) 1 続けざまに早く打ったり打ち上げたりすること。「—の花火」「太鼓を—する」 2 (「早撃ち」とも...
はやうち‐かた【早打ち肩】
急に肩が充血して激痛を感じ、動悸(どうき)が高まり人事不省になる病気。うちかた。はやかた。「病人のくせに長湯をする...
はや‐うま【早馬】
1 早打ち4の使者が走らせる馬。また、その使者。 2 速く走る馬。
はや‐うまれ【早生(ま)れ】
1月1日から4月1日までの間に生まれたこと。また、その人。4月2日から12月31日までに生まれた人が数え年8歳で就...
はや‐お【早緒】
1 舟をこぐとき、櫓(ろ)につける綱。ろづな。 2 「早糸」に同じ。 3 橇(そり)や車につけて引く綱。「たゆみつ...
はや‐おい【早追い】
江戸時代、急用の際に、昼夜兼行で駕籠(かご)をとばした使者。はや。
はや‐おき【早起き】
[名](スル)朝早く起きること。「—してジョギングする」
早起(はやお)きは三文(さんもん)の徳(とく)
《「徳」は「得」とも書く》早起きをすると健康にもよく、また、そのほか何かとよいことがあるものであるということ。朝起...
はや‐おくり【早送り】
[名](スル)録音や録画したものを、通常の再生よりも早く先へ進めること。→早戻し
はや‐おけ【早桶】
粗末な棺桶。死者のあったとき、間に合わせに作るところからいう。
はやかけん
福岡市交通局が運営する非接触型ICカードを用いた電車・バスの運賃精算システム。福岡市地下鉄全線で使用できる。平成2...
はや‐かご【早駕籠】
急いで走らせる駕籠。特に、早打ちの使者を乗せた駕籠。はやうちかご。
早(はや)かろう悪(わる)かろう
仕事が速いと、手落ちがあって出来上がりが悪くなりがちであるということ。
はや‐かわ【早川】
流れのはやい川。
はや‐かわ【早川】
神奈川県南西部の川。箱根の芦ノ湖北端の湖尻から流れ出て、仙石原・湯本を経て小田原市で相模湾に注ぐ。 山梨県西部、早...
はやかわ【早川】
姓氏の一。 [補説]「早川」姓の人物早川孝太郎(はやかわこうたろう)早川雪洲(はやかわせっしゅう)
はやかわ‐こうたろう【早川孝太郎】
[1889〜1956]民俗学者。愛知の生まれ。郷里奥三河の神楽「花祭」のほか、全国各地の山村の民俗調査を行った。著...
はやかわ‐せっしゅう【早川雪洲】
[1889〜1973]俳優。千葉の生まれ。本名、金太郎。渡米しハリウッドで「タイフーン」「チート」などの作品に出演...
はやかわ‐の【早川の】
[枕]はやく流れ行く意から、「行く」にかかる。「—行きも知らず」〈万・三二七六〉
はや‐がえり【早帰り】
[名](スル)きまりの時刻より早く帰ること。「急用ができて—する」
はや‐がき【早掻】
雅楽の箏(そう)の主要な奏法の一。閑掻(しずがき)よりテンポの速いリズムで奏する。⇔閑掻。
はや‐がく【早楽】
雅楽で、早拍子(はやびょうし)を用いる曲。→延べ楽(がく)
はや‐がけ【早駆け/早駈け】
[名](スル)速く走ること。全速力で走ること。
はや‐がてん【早合点】
[名](スル)よく聞いたり確かめたりしないうちにわかったつもりになること。早のみこみ。はやがってん。「—して失敗する」
はや‐がね【早鐘】
1 火事や水害などの緊急な事態を知らせるために、激しく乱打する鐘。 2 激しい動悸のたとえ。「心臓が—を打つ」
はや‐がわり【早変(わ)り/早替(わ)り】
[名](スル) 1 姿・ようすなどをすばやく変えること。「体育館がパーティー会場に—する」 2 歌舞伎などで、一人...
はやく【早く】
《形容詞「はやい」の連用形から》 [名]早い時期。早い時刻。「—に開けた地」「朝—から並んで待つ」 [副] 1 早...
は‐やく【端役】
映画・演劇などで、主要でない役柄。転じて、つまらない役目。また、その役の人。
は‐やく【破約】
[名](スル)約束を破ること。また、契約を取り消すこと。「融資の件を—する」
はや‐くち【早口】
1 しゃべり方が早いこと。早言葉。早言(はやこと)。「—でまくしたてる」 2 「早口言葉」の略。
はやくち‐ことば【早口言葉】
同音が重なったりして発音しにくい文句を早口にいうこと。また、その文句。「なげしの上の長なぎなたは誰(た)が長なぎな...
はやくち‐そそり【早口そそり】
「早口言葉」に同じ。
はやく‐も【早くも】
[副] 1 物事の進行や実現が予想外に早いさま。もう。「—三年の歳月が流れた」「—反響が現れる」 2 仮に早い場合...
はや‐ぐい【早食い】
食物を早く食うこと。食べ方が早いこと。
はや‐こと【早言】
1 「早口1」に同じ。「恐ろしく—で、詞は聞き取れない」〈鴎外・蛇〉 2 「早口言葉」に同じ。
はや‐ことば【早言葉】
1 「早口1」に同じ。 2 「早口言葉」に同じ。
はや‐ご【早具】
「早合(はやごう)」に同じ。
はや‐ご【早碁】
囲碁で、持ち時間が通常より短く設定された対局。 [補説]将棋の場合は「早指(はやざ)し」という。
はや‐ごう【早合】
火薬を詰めた紙製の小さい筒。昔、小銃の弾丸を発射させるのに用いた。現在でいう薬莢(やっきょう)のこと。早具(はやご)。
はや‐さ【早さ/速さ】
1 はやいこと。また、その度合い。「—を競う」「すごい—で食べる」 2 速度の大きさ。 →速度[用法]
は‐やさい【葉野菜】
「葉菜類」に同じ。
はやさか‐こうげん【早坂高原】
岩手県北部にある起伏のゆるやかな高原。早坂峠(標高約900メートル)を中心とした一帯。シラカバ・シナノキが点在する...
はやさか‐ふみお【早坂文雄】
[1914〜1955]作曲家。宮城の生まれ。独学で作曲を学ぶ。伊福部昭らと「新音楽連盟」を結成。雅楽を題材とした管...
はや‐さめ【暴雨/速雨】
にわか雨。夕だち。群雨(むらさめ)。驟雨(しゅうう)。「沙本(さほ)の方より—零(ふ)り来て」〈記・中〉