はや‐じまい【早仕舞(い)】
[名](スル)いつもより早く仕事を終えること。「店を—して出かける」
はや‐じも【早霜】
秋早くおりる霜。⇔遅霜(おそじも)。
はや・す【生やす】
[動サ五(四)]《「栄やす」と同語源》 1 生えるようにする。生えて伸びた状態にする。「ひげを—・す」「根を—・す...
はや・す【囃す】
[動サ五(四)]《「栄やす」と同語源》 1 手を打ったり、声を出したりして歌舞の調子をとる。「手拍子を打って—・す...
はや・す【栄やす/映やす】
[動サ四] 1 映えるようにする。引き立てる。「必ずかやうの事を仰せられて、ことを—・させ給ふなり」〈大鏡・道長上...
はや‐ずし【早鮨/早鮓】
塩あるいは酢で締めた魚と、酢を加えて調味した飯とを重ね、強く押しをして一夜または数時間で味をならして食べる鮨。一夜...
はや‐せ【早瀬】
川で水の流れの速い所。
はやたに‐じんじゃ【速谷神社】
広島県廿日市市にある神社。祭神は安芸(あき)の国開拓の神の速谷神(飽速玉男命)。
はやた‐ぶんぞう【早田文蔵】
[1874〜1934]植物分類学者。新潟の生まれ。東大教授。富士山の植物分布や台湾・インドシナの植物を調査・研究し...
はや‐だいこ【早太鼓】
太鼓を急いで激しく打ち鳴らすこと。また、その音。
はや‐だし【早出し】
[名](スル)農作物を時期より早く出荷すること。「ハウス物のメロンを—する」
はや‐だすき【早襷】
紐(ひも)の一端を口にくわえて手早く襷をかけること。
はや‐だち【早立ち】
[名](スル)朝早く旅立つこと。「—して次の宿に急ぐ」
はや‐だより【早便り】
1 至急の知らせ。 2 江戸時代、飛脚屋が、江戸・京坂間を7日間で届けた書状。
はや‐だんご【早団子】
死者の枕もとに供える粳(うるち)米の粉のだんご。一杯団子。枕(まくら)団子。
はや‐ち【疾風】
《「ち」は風の意》「はやて1」に同じ。「名恐ろしきもの、…—、ふさう雲、鉾星(ほこぼし)」〈枕・一五三〉
はやち‐かぜ【疾風】
「はやて1」に同じ。「花を吹きまく—」〈浄・井筒業平〉
はやちねおおつぐない‐かぐら【早池峰大償神楽】
岩手県花巻市の大償地区に伝わる神楽。早池峰山を開いた田中明神の神主から伝えられたものとされ、早池峰岳神楽と合わせて...
はやちね‐かぐら【早池峰神楽】
岩手県花巻市にある早池峰山のふもと、大償(おおつぐない)と岳(たけ)に伝わる山伏神楽の総称。それぞれ早池峰大償神楽...
はやちね‐こくていこうえん【早池峰国定公園】
岩手県中部、早池峰山を中心に中岳・鶏頭山や薬師岳などからなる山岳国定公園。植物が豊富。
はやちね‐さん【早池峰山】
岩手県中央部、北上高地の最高峰。標高1917メートル。蛇紋岩からなり、高山植物帯は特別天然記念物。山頂に早池峰神社...
はやちねたけ‐かぐら【早池峰岳神楽】
岩手県花巻市の岳地区に伝わる、早池峰山の神を奉るための奉納神楽。早池峰大償神楽と合わせて早池峰神楽をなす。山の神の...
はや‐つぎ【早接ぎ】
瀬戸物などの壊れたのをその場で簡単につぎ合わせること。また、その薬剤。
はや‐つけぎ【早付(け)木】
マッチのこと。幕末から明治初期に用いた語。すりつけぎ。
はや‐つづみ【早鼓】
能・狂言の囃子事(はやしごと)の一。大鼓・小鼓による急テンポの演奏で、この間に前ジテなどが退場し、すぐに間狂言が登...
はや‐づかい【早使い】
急ぎの使い。きゅうし。
はやて
東北新幹線・北海道新幹線で運行されている特別急行列車の愛称。平成14年(2002)盛岡・八戸間延伸に合わせて運行開...
はや‐て【疾風/早手】
《「て」は風の意》 1 急に激しく吹く風。寒冷前線に伴うことが多い。陣風。しっぷう。「—のごとく通り過ぎる」 2 ...
はや‐てまわし【早手回し】
[名・形動]《「はやでまわし」とも》先を予測して、事前に準備をしておくこと。また、そのさま。「—に会場を押さえる」
はや‐で【早出】
[名](スル) 1 ふだんより早く家を出たり、出勤したりすること。「会議の準備のために—する」⇔遅出。 2 「早番...
はやで‐ざんぎょう【早出残業】
始業時間前にする時間外労働のこと。
はや‐と【早砥】
「粗砥(あらと)」に同じ。
はや‐と【隼人】
1 「はやひと」に同じ。 2 鹿児島県の男性をいう語。「薩摩(さつま)—」
はやと‐うり【隼人瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の多年草。葉は五角状卵形。白色の雄花と雌花とが咲き、実は洋ナシ形で黄白色または緑色。未熟な...
はや‐とちり【早とちり】
[名](スル)早合点をして、まちがえること。「—して資料を捨ててしまった」
はやと‐まい【隼人舞】
上代に薩摩・大隅(おおすみ)地方にいた隼人の風俗歌舞。その祖先、火照命(ほでりのみこと)の水におぼれるさまを写すと...
はやとも‐の‐せと【早鞆瀬戸】
関門海峡の最狭部の水道。下関市壇之浦と北九州市門司区との間で、潮流が激しい。海底トンネルが通り、関門橋が架かる。壇...
はや‐どり【早取り/早撮り】
[名](スル)《「はやとり」とも》 1 (早取り)手早くとること、また、早めに採取すること。 2 (早撮り) ㋐す...
はやどり‐しゃしん【早撮り写真】
1 瞬間をとらえて撮影した写真。スナップショット。 2 すばやく撮って仕上げた写真。スピード写真。「受験用の—」
はや‐なべ【早鍋】
物を早く煮るための、薄手の鍋。
はや‐なみ【早波/早浪】
激しく打ち寄せる波。激浪。荒波。
はや‐なわ【早縄】
人を捕らえて手早く縛るのに用いる縄。とりなわ。捕縄(ほじょう)。
はや‐にえ【速贄】
1 ⇒百舌(もず)の速贄 2 初物の供え物。一説に、急ぎの供え物の意とも。「御代(みよみよ)、島の—献(たてまつ)...
はや‐ね【早寝】
[名](スル)夜、早い時刻に寝床に就くこと。「風邪気味なので—する」「—早起き」
はやの【早野】
姓氏の一。 [補説]「早野」姓の人物早野勘平(はやのかんぺい)早野巴人(はやのはじん)
はやの‐かんぺい【早野勘平】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」に登場する人物。赤穂義士の萱野三平をモデルとする。お軽の夫で、誤って舅(しゅうと)を殺した...
はやの‐はじん【早野巴人】
[1676〜1742]江戸中期の俳人。下野(しもつけ)の人。通称、甚助。別号、夜半亭など。江戸へ出て宝井其角・服部...
はや‐のみこみ【早呑み込み】
[名](スル) 1 「早合点(はやがてん)」に同じ。「そう—されては困る」 2 理解が早いこと。「何でも—で、器用...
はや‐はや【早早】
[副]人を促して急(せ)かせる語。早く早く。「遅し。—」〈宇津保・楼上上〉
はや‐ば【早場】
米・繭(まゆ)などの早作りをする地方。早場所。⇔遅場(おそば)。