はらい‐きよ・める【祓い清める】
[動マ下一][文]はらひきよ・む[マ下二]神事の前などにおはらいをして身を清める。罪・けがれ・災いなどをとり去る。...
はらい‐こみ【払(い)込み】
金を払い込むこと。
はらいこみ‐しほん【払込資本】
株主などが会社に払い込んだ資本。株式会社では資本金に資本準備金を加えたもの。醵出(きょしゅつ)資本。
はらい‐こ・む【払(い)込む】
[動マ五(四)]金銭を支払い納める。「税金を—・む」
はらい‐ごし【払(い)腰】
柔道で、相手を前隅に崩して腰を密着させ、外側から足を払い上げて投げる技。
はらい‐さげ【払(い)下げ】
払い下げること。「軍用品の—」
はらい‐さ・げる【払(い)下げる】
[動ガ下一][文]はらひさ・ぐ[ガ下二]官公庁などが、不要になったものを民間に売り渡す。「国有地を—・げる」⇔買い...
はらい‐ずみ【払(い)済み】
支払いが済んだこと。「—証」
はら‐いせ【腹癒せ】
《「腹を居させる」の意か。その際の歴史的仮名遣いは「はらゐせ」》怒りや恨みを他の方に向けてまぎらせ、気を晴らすこと。
ハライソ
⇒パライゾ
はら‐いた【腹痛】
腹が痛むこと。ふくつう。「急に—を起こす」
はらい‐だし【払(い)出し】
支払いのために、金銭を支出すること。
はらい‐だ・す【払(い)出す】
[動サ五(四)] 1 払って除く。また、追い出す。「ほこりを—・す」 2 金銭を支払う。「交通費を—・す」
はらい‐ちょう【払(い)超】
⇒散超(さんちょう)
はら‐いっぱい【腹一杯】
(副詞的にも用いる) 1 たくさん食べて、もうこれ以上腹に入らないこと。「—になる」「—詰め込む」 2 思う存分。...
はらい‐の‐かみ【払(い)の紙】
髪をとかすときに櫛(くし)についた毛を入れる、たとう紙。
はらい‐の・ける【払い除ける】
[動カ下一][文]はらひの・く[カ下二]手で払ってどける。また、払うようにして除き去る。「ふりかかる火の粉(こ)を...
はらい‐もどし【払(い)戻し】
払い戻すこと。「当たり馬券の—を受ける」
はらいもどし‐きん【払戻金】
⇒返戻金
はらい‐もど・す【払(い)戻す】
[動サ五(四)] 1 精算して余分の金を返す。「特急料金を—・す」 2 預金者に預金を払い渡す。「定期預金を—・す...
はらい‐もの【払(い)物】
不用になって売り払う品物。お払い物。
はらい‐もの【払(い)者】
追い払いたい者。関係を絶って追い払うべき者。
はらい‐わざ【払(い)技】
剣道で、相手の竹刀を払い上げ、または、払い落とし、相手の構えを崩してから仕掛ける技。払い小手・払い胴など。
はらい‐わたし【払(い)渡し】
金銭を支払って渡すこと。
はらい‐わた・す【払(い)渡す】
[動サ五(四)]金銭などを支払って渡す。「小切手を—・す」
ハライン
オーストリア中部の都市、ザルツブルクの南郊にある町。岩塩採掘の中心地として知られる。デュルンベルク山の山腹にバート...
はら・う【払う】
[動ワ五(ハ四)] 1 本体にとって邪魔・不要・無益なものなどを、手や道具を用いて取り除く。除去する。「杉の下枝を...
はら・う【祓う】
《「払う」と同語源》 [動ワ五(ハ四)]神に祈って、罪やけがれ・災いなどを除き去る。「心身を清めてけがれを—・う」...
はらえ【祓】
1 神に祈ってけがれを清め、災厄を取り除くこと。また、そのための神事。はらい。 2 罪をあがなうために出す物。
はらえ‐がわ【祓川】
神仏を拝む前に身を清めるための川。みそぎをする川。
はらえ‐ぐさ【祓種】
陰暦6月・12月の大祓(おおはらえ)のときなどに、けがれを移して川に流す形代(かたしろ)。
はらえ‐ぐし【祓串】
伊勢神宮で祓に用いる玉串。細い木に細かく切った紙片をつけたもの。
はらえ‐つ‐もの【祓つ物】
祓のとき、けがれや罪をはらうために供えるもの。罪過のつぐないに出すもの。「国造等(くにのみやつこたち)、各—奴婢一...
はらえ‐ど【祓戸】
祓を行う場所。
はらえ‐どの【祓殿】
神社で祓をする殿舎。
はらえど‐の‐かみ【祓戸の神】
祓戸を守る神。瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)・速開都比咩神(はやあきつひめのかみ)・気吹戸主神(いぶきどぬしの...
はらえ‐の‐たち【祓の刀】
祓に用いる太刀。特に、平安時代の大祓(おおはらえ)の際に史部(ふひとべ)が奉った太刀。
はら‐おび【腹帯】
1 腹に巻く帯。腹巻き。 2 「岩田帯(いわたおび)」に同じ。 3 馬の背に鞍(くら)をつけるために、馬の腹に締め...
はらか【腹赤】
《「はらあか」の音変化》マスの別名。一説に、ニベの別名。「その里にいと生臭き魚、—といふ有りけり」〈仮・仁勢物語・上〉
はら‐かずお【原一男】
[1945〜 ]映画監督。山口の生まれ。本姓、小林。異色のドキュメンタリー映画で国内外から評価を受ける。代表作「さ...
はら‐かつろう【原勝郎】
[1871〜1924]歴史学者。岩手の生まれ。京大教授。日本中世史研究の開拓者で、鎌倉時代から戦国時代を中世として...
はらか‐の‐そう【腹赤の奏】
古代、正月元日、大宰府から朝廷へ献上する腹赤を内膳司が受けて奏した儀式。
はら‐から【同胞】
《古くは「はらがら」》 1 同じ母から生まれた兄弟姉妹。また、一般に兄弟姉妹。 2 同じ国民。どうほう。
腹(はら)が癒(い)・える
怒りや恨みなどが解け、気が晴れる。「腹の癒えるだけの復讐(しかえし)を」〈天外・魔風恋風〉
腹(はら)が痛(いた)・む
自分で金銭を負担する。「費用は先方持ちだから—・まない」
腹(はら)が◦居(い)る
怒りがおさまる。気が済む。胸が静まる。「梶原この詞(ことば)に—◦ゐて」〈平家・九〉
腹(はら)が大(おお)き・い
1 腹がふくれる。「猫の—・くなった」 2 度量が大きい。腹が太い。太っ腹である。「さすがに親分ともなると—・い」
腹(はら)が来(き)た
腹がへってきた。「腹が北山」「腹が北野天神」などと地名に掛けて用いることもある。「ときに—山だ。今飯をたく様子だ」...
腹(はら)が北山(きたやま)
⇒腹が来た
腹(はら)が決(き)ま・る
覚悟ができる。決心する。「候補に立つ—・る」