はらだ【原田】
姓氏の一。 [補説]「原田」姓の人物原田甲斐(はらだかい)原田慶吉(はらだけいきち)原田泰治(はらだたいじ)原田直...
はらだ‐かい【原田甲斐】
[1619〜1671]江戸前期の仙台藩士。名は宗輔(むねすけ)。伊達安芸宗重との争いから、大老酒井忠清邸で宗重を斬...
はらだ‐けいきち【原田慶吉】
[1903〜1950]法学者。兵庫の生まれ。東大教授。ユスティニアヌス法典やハムラビ法典の研究で知られる。著作に「...
はらだ‐たいじ【原田泰治】
[1940〜2022]画家。長野の生まれ。日本各地の山村や水田・伝統的な祭りなどを、穏やかなタッチで描いた。作品集...
はらだたし・い【腹立たしい】
[形][文]はらだた・し[シク]しゃくにさわる。腹が立ってくる。「—・い思いをする」「顔を見ただけでも—・い」 [...
はら‐だち【腹立ち】
腹が立つこと。立腹。「—を抑える」「—を覚える」
はらだち‐まぎれ【腹立ち紛れ】
[名・形動]腹が立つのにまかせて見境なく事をすること。また、そのさま。「—に空き缶を蹴とばす」
はら‐だ・つ【腹立つ】
[動タ五(四)] 1 怒る。怒りの気持ちがおこる。腹が立つ。「—・つことの多い昨今の世相」 2 言い争う。けんかす...
はら‐だ・てる【腹立てる】
[動タ下一][文]はらだ・つ[タ下二]怒る。立腹する。腹を立てる。「—・ててこぶしを振りあげる」
はらだ‐なおじろう【原田直次郎】
[1863〜1899]洋画家。江戸の生まれ。高橋由一に師事。ドイツ留学後、私塾鍾美館を設立する一方、明治美術会の創...
はらだ‐びょう【原田病】
眼球のぶどう膜・皮膚・内耳など色素細胞がある組織に炎症を起こす全身性疾患。両眼の視力低下・耳鳴りなどが起こり、白髪...
はらだ‐まごしちろう【原田孫七郎】
安土桃山時代の貿易商。長崎の貿易商、原田喜右衛門の手代としてルソンに往来し、豊臣秀吉にルソン攻略を勧めた。生没年未詳。
はらだ‐まさずみ【原田正純】
[1934〜2012]医師。鹿児島の生まれ。水俣病研究の第一人者として診察・調査などに尽力。昭和39年(1964)...
はらだ‐やすこ【原田康子】
[1928〜2009]小説家。東京の生まれ。本姓、佐々木。昭和31年(1956)刊行の「挽歌」がベストセラーとなる...
はら‐ちがい【腹違い】
兄弟姉妹で、父が同じで母が異なること。腹変わり。異腹。「—の兄」
はらっ‐ぱ【原っぱ】
原。また、雑草などの生えた広い空き地。「—で野球をする」
ハラッパー
パキスタン東部、パンジャブ州にあるインダス文明の都市遺跡。ムルタンの北東約140キロメートル、インダス川の支流ラー...
はら‐つぎ【腹接ぎ】
接ぎ木の一。台木となる幹の側面に斜めに切り込みを作り、接ぎ穂をさし入れて接合させるもの。
はら‐つづみ【腹鼓】
《「はらづつみ」とも》 1 腹を鼓がわりにして打ち鳴らすこと。「狸(たぬき)の—」 2 腹一杯食べて満足し、腹をた...
はら‐づもり【腹積(も)り】
あらかじめ考えておく大体の予定や計画。また、心の用意。心づもり。「息子に後をまかせる—だ」
はら‐てっけつ【爬羅剔抉】
1 人の秘密や欠点などをあばき出すこと。 2 隠れた人材を探し出し、採用すること。
はら‐どけい【腹時計】
腹のすきぐあいから見当をつけた大体の時刻。「—ではもう12時だ」
はら‐なか【原中】
野原の中。野原のまん中。
はらな‐こく【波羅奈国】
《(梵)Bārāṇasīの音写》古代インドの国。首都は現在のバラナシにあたる。釈迦(しゃか)が成道ののち最初に説法...
ハラナ‐じょう【ハラナ城】
《Qasr Kharanah》ヨルダン中部にある城館跡。首都アンマンの東約60キロメートルに位置する。8世紀初め、...
はら‐なり【腹鳴り】
「腹鳴(ふくめい)」に同じ。
腹(はら)に一物(いちもつ)
心の中にたくらみがあること。「—あるといった態度」
腹(はら)に納(おさ)・める
他人に言わず心の中にしまっておく。胸に納める。
腹(はら)に落(お)・ちる
なるほどそうだと思う。納得する。得心する。「手紙を上げますよ、口で言って、貴方の—・ちないと困るから」〈風葉・青春〉
腹(はら)に据(す)えか・ねる
怒りを心中におさめておくことができなくなる。がまんができない。「あの発言はどうにも—・ねる」 [補説]文化庁が発表...
はら‐の【原野】
野原。げんや。
はら‐の‐うち【腹の内】
1 腹の内部。腹の中。 2 心の中。胸の内。腹の中。「相手の—を探る」
はら‐の‐かわ【腹の皮】
1 腹部の皮。 2 《「腹の皮を縒(よ)る」から》おかしくてたまらないこと。「行儀作法は、狗(ゑのころ)を屋根へ上...
腹(はら)の皮(かわ)が突(つ)っ張(ぱ)れば目(め)の皮(かわ)が弛(たる)む
満腹になると自然に眠くなるものだ。
腹(はら)の皮(かわ)が捩(よじ)・れる
おかしくてたまらない。笑いが止まらない。「—・れるほど大笑いする」→腹の皮を捩る
腹(はら)の皮(かわ)を捩(よじ)・る
「腹の皮を縒(よ)る」に同じ。「掛け合い漫才に—・る」
腹(はら)の皮(かわ)を縒(よ)・る
おかしくて、腹の皮が捩(よじ)れるほど笑う。腹の皮を捩る。「落語家の熱演に—・る」
はら‐の‐そこ【腹の底】
1 腹の内部。また、からだ全体。「—から声をふりしぼる」「美酒が—までしみとおる」 2 心の中で思っていること。本...
はら‐の‐たし【腹の足し】
空腹をいやすための食べ物。「そんな少しでは、—にもならない」
はら‐の‐なか【腹の中】
「腹の内」に同じ。
はら‐の‐ふえ【大角】
上代、戦場で吹き鳴らした角笛(つのぶえ)。獣の角に似た形のもの。はら。〈名義抄〉
はら‐の‐むし【腹の虫】
1 腹の中にいる寄生虫。回虫の類。 2 空腹時の腹鳴りを腹の中に虫がいて鳴くものとした、その虫。 3 腹立ちなどの...
腹(はら)の虫(むし)が治(おさ)まら◦ない
腹が立ってがまんできない。「ここで引き下がっては—◦ない」
腹(はら)の虫(むし)の居所(いどころ)が悪(わる)・い
機嫌が悪い。虫の居所が悪い。「—・く人に当たり散らす」
腹(はら)は借(か)り物(もの)
母親の腹は一時の借り物で、生まれた子の貴賤は父親の身分によるという意。男尊女卑の封建社会で使われた言葉。
はら‐はちぶ【腹八分】
満腹するまで食べないで、少し控えめにしておくこと。腹八分目。
腹八分(はらはちぶ)に医者(いしゃ)いらず
大食いをせずにいつも腹八分でやめておけば健康でいられるということ。
はら‐はちぶんめ【腹八分目】
⇒腹八分(はらはちぶ)
はら‐はら
[副](スル) 1 小さいものや軽いものが、静かに続けて落ちかかるさま。「涙を—(と)落とす」「花びらが—(と)散...
はら‐はれ【腹脹れ/腹腫れ】
1 腹がふくれていること。また、その人。〈日葡〉 2 金持ち。多く、ののしっていう。「中京(なかぎゃう)の分限者(...