はく‐どう【搏動/拍動】
[名](スル)内臓器官の周期的な収縮運動。特に、心臓が律動的に収縮・弛緩(しかん)し、脈を打つこと。
はくどう‐か【白銅貨】
白銅で鋳造した貨幣。
はく‐どく【白読】
文章の意味の解釈はせず、ただ声に出して読むこと。素読(そどく)。
はく‐ないしょう【白内障】
水晶体が混濁して視力が低下する病気。瞳孔(どうこう)が白く見えるので、白そこひともいう。糖尿病や外傷によるもの、先...
はく‐ねつ【白熱】
[名](スル) 1 高温に熱せられた物体が白色光に近い光を出すこと。また、その状態。セ氏1300度以上に熱した場合...
はくねつ‐ガスとう【白熱ガス灯】
点火口にガスマントルをかぶせて白熱させ、その白色光を利用するガス灯。
はくねつ‐てき【白熱的】
[形動]物事が極度に熱を帯びた状態にあるさま。「—な議論が続く」
はくねつ‐でんきゅう【白熱電球】
ガラス球内のフィラメントに電流を通じて白熱させ、その光を利用する電球。
はく‐の‐きぬ【帛の衣】
白の練り絹の縫腋(ほうえき)の袍(ほう)。古くは天皇の正装であったが、嵯峨天皇以後、神事に用いる。帛の御装束(おん...
はく‐は【白波】
1 白く泡だっている波。しらなみ。 2 《中国後漢のころ、白波谷(はくはこく)にこもった黄巾の賊を白波賊と呼んだと...
はく‐はく【白白】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 白いさま。「—たる雪山」 2 明らかなさま。疑う余地のないさま。「—たる証拠」...
はく‐はつ【白髪】
白くなった毛髪。しらが。
白髪(はくはつ)三千丈(さんぜんじょう)
《李白「秋浦歌」から》長年の憂いが重なって白髪が非常に長くのびることを誇張していった言葉。心に憂いや心配事が積もる...
はくはつのうた【白髪の唄】
古井由吉の小説。平成6年(1994)から平成8年(1996)にかけて、雑誌「新潮」に連載。単行本は平成8年(199...
はく‐はん【白斑】
1 白色のまだら。白い斑点。しろまだら。 2 皮膚のメラニン色素の減少や消失によって生じる白色の斑点。しろなまず。...
はく‐はん【拍板】
中国の清楽(しんがく)の打楽器。3枚の細長い小さな板を、端に紐(ひも)を通してゆるく結び合わせ、板の間に指を入れて...
はく‐はん【白飯】
白米を炊いた飯。しろめし。
はくはん‐びょう【白斑病】
植物の葉に白や灰白色の斑点を生じる病害。カビの一種の寄生によって生じ、白斑部がしだいに大きくなって枯れる。
はく‐ば【白馬】
まっ白な毛色の馬。白駒(はっく)。
はく‐ばい【白梅】
白い花を咲かせる梅。また、白い梅の花。しらうめ。《季 春》
はくば‐かい【白馬会】
美術団体。明治29年(1896)明治美術会を脱退した黒田清輝・久米桂一郎らを中心に創立。外光派の画風を伝えて新派・...
はくば‐じ【白馬寺】
中国、河南省洛陽市の東にある寺。中国における最初の仏寺と伝えられ、インドから来た僧の迦葉摩騰(かしょうまとう)・竺...
はくば‐の‐きし【白馬の騎士】
1 苦境に駆けつけて人々を救う英雄。西洋の民間伝承などに登場する。 2 ⇒ホワイトナイト [補説]書名別項。→白馬の騎士
はくばのきし【白馬の騎士】
《原題、(ドイツ)Der Schimmelreiter》シュトルムの小説。1888年刊。堤防監督官の任務に献身する...
はくば‐の‐せちえ【白馬の節会】
⇒あおうまのせちえ
はくばのもり【白馬の森】
日本画家、東山魁夷の作品。昭和47年(1972)に発表した連作画「白い馬の見える風景」の一つで、青い森にたたずむ白...
白馬(はくば)は馬(うま)に非(あら)ず
中国戦国時代に、公孫竜の説いた詭弁(きべん)的命題。「白馬」を認識するとき、人は「白」と「馬」とを別々に知覚しうる...
はく‐ひ【白皮】
1 白い皮。 2 白い肌。「紅粉の翠黛は、只—彩りて」〈浮・男色大鑑・六〉
はく‐ひ【薄皮】
薄い皮。うすかわ。
はくひ‐しょう【白皮症】
先天的にメラニン色素が欠乏しているため、皮膚・毛髪・眼球などが白く見える状態。白子(しろこ)。
はく‐ひょう【白票】
1 用紙に何も記入せず、白紙でした投票。 2 国会で、記名投票によって表決を行うとき、議員が賛成の意思を表すのに用...
はく‐ひょう【薄氷】
薄く張った氷。うすごおり。
薄氷(はくひょう)を履(ふ)む
《「詩経」小雅・小旻から》非常に危険な状態に臨むことのたとえ。「—思い」
はく‐び【白眉】
1 白いまゆ毛。 2 《蜀(しょく)の馬氏の五人兄弟はみな秀才であったが、まゆに白毛のある馬良が最もすぐれていたと...
はく‐び【伯備】
伯耆(ほうき)国と備前・備中・備後の諸国。
はく‐びしん【白鼻心】
ジャコウネコ科の哺乳類。猫大で、尾が長く、四肢は短い。体は褐色で、額から鼻すじを通る白帯がある。夜行性で、ネズミ・...
はくび‐せん【伯備線】
岡山県倉敷から新見を経て、鳥取県伯耆大山(ほうきだいせん)に至るJR線。さらに米子に乗り入れる。山陽・山陰地方を結...
はく‐びょう【白描】
東洋画で、墨1色を用い、筆線を主体として描く技法。また、その絵。中国では唐代に発達。日本では平安時代以降に盛行し、...
はくびょう‐が【白描画】
白描の技法で描いた絵。覚猷作といわれる鳥獣戯画など。中国では古く白画といわれた。
はく‐ふ【白布】
白いぬの。しろぬの。
はく‐ふ【伯父】
父または母の兄。おじ。
はく‐ふん【白粉】
1 白色の粉。 2 おしろい。
はく‐ぶつ【博物】
1 広範囲に物を知っていること。ものしり。 2 「博物学」の略。
はくぶつ‐かん【博物館】
歴史・芸術・民俗・産業・自然科学などに関する資料を収集・展示して一般公衆の利用に供し、教養に資する事業を行うととも...
はくぶつかん‐せいぶつじょうほうがく【博物館生物情報学】
⇒ミュゼオミクス
はくぶつかん‐とう【博物館島】
《Museumsinsel》ドイツの首都、ベルリン中心部の地区。シュプレー川の中州にあり、旧博物館、新博物館、国立...
はくぶつ‐がく【博物学】
動物・植物・鉱物・地質など、天然物全体にわたり種類・性質・分布や生態を研究し、記載する学問。現代では各分野が高度に...
はくぶつ‐し【博物誌】
自然界の事物・現象を総合的に記述した書。 [補説]書名別項。→博物誌
はくぶつし【博物誌】
《原題、(ラテン)Historia Naturalis》古代ローマの理科全書。大プリニウス著。77年完成、全37巻...
はくぶつ‐ひょうほん【博物標本】
動物・植物・鉱物などの標本。