ふ‐しき【不識】
1 知らないこと。不知。 2 知らずに行った罪。
ふしき‐あん【不識庵】
上杉謙信の庵号。
ふ‐しぎ【不思議】
[名・形動]《「不可思議」の略》 1 どうしてなのか、普通では考えも想像もできないこと。説明のつかないこと。また、...
ふしぎ‐くん【不思議君】
⇒不思議ちゃん
ふしぎ‐ちゃん【不思議ちゃん】
《「不思議」を人名のように表した語》俗に、感性や言動などが常識からややずれている、独特の雰囲気をもった女性のこと。...
ふしぎなマンダリン【不思議なマンダリン】
《原題、(ハンガリー)A csodálatos mandarin》⇒中国の不思議な役人
ふしぎのくにのアリス【不思議の国のアリス】
《原題Alice's Adventures in Wonderland》ルイス=キャロルの童話。1865年刊。ウサ...
ふし‐くれ【節榑】
節の多い材木。
ふしくれ‐だ・つ【節榑立つ】
[動タ五(四)] 1 木などに節がたくさんあって、でこぼこしている。「—・った幹」 2 手や指などの筋や関節が盛り...
ふし‐ぐろ【節黒】
ナデシコ科の越年草。山地に生え、高さ約80センチ。茎の節が暗紫色をし、葉が対生してつく。夏、白い小花を輪生する。薩...
ふしぐろ‐せんのう【節黒仙翁】
ナデシコ科の多年草。山地の樹陰に生え、高さ50〜70センチ。茎の節は紫黒色で太く、卵形の葉が対生してつく。夏、朱赤...
ふし‐げき【節劇】
《「浪花節(なにわぶし)劇」の略》浪花節を丸本(まるほん)歌舞伎(義太夫狂言)における義太夫節のように用いて行う劇。
ふし‐こ【節蚕】
膿病(のうびょう)にかかり、環節がふくらんで節状になった蚕。
ふしこぶ‐だ・つ【節瘤立つ】
[動タ五(四)]節や瘤が多くて、ごつごつしている。「—・ちたる腕を扼(やく)して」〈魯庵・社会百面相〉
ふし‐ごと【節事】
義太夫節で、歌謡風に細かく節をうたう部分。道行や景事(けいごと)など。
ふし‐ざま【伏し様】
うつぶせ。「弓手の方へ乗り越して、—にどうど落つ」〈古活字本平治・中〉
ふし‐しず・む【伏(し)沈む】
[動マ五(四)]伏して悲しむ。また、思いなげく。「面(かお)を掩(おお)いて—・む女児(めのこ)の姿のいじらしさに...
ふし‐しば【伏し柴】
1 柴のこと。 2 マコモの別名。
ふし‐せたい【父子世帯】
「父子家庭」に同じ。
ふ‐しぜん【不自然】
[名・形動]自然さがないこと。無理があること。また、そのさま。「ことさらに大声で話すのは—だ」「—な態度」 [派生...
ふし‐たけ【臥し丈/臥し長】
1 臥したときのからだの長さ。「—砂(いさご)に半ば埋づまれたりけるに」〈今昔・三一・一七〉 2 蛇がとぐろを巻い...
ふし‐だか【節高】
イノコズチの別名。
ふし‐だ・つ【節立つ】
[動タ四]茎が伸びて節があらわれる。また、ふしくれだつ。「けふみれば—・つほどになりにけりあけば門田の早苗とりてむ...
ふし‐だに【虫癭蜱/付子蜱/五倍子蜱】
フシダニ科のダニの総称。体は蛆虫(うじむし)形で、淡黄色から橙(だいだい)色をし、足が二対しかない。種々の植物に寄...
ふ‐しだら
[名・形動] 1 けじめがなく、だらしないこと。また、そのさま。「生活が—になる」 2 品行が悪いこと。身持ちが悪...
ふし‐ちょう【不死鳥】
「フェニックス」に同じ。「往年のスターが—の如くよみがえる」
ふし‐ぢか【節近】
[名・形動ナリ]竹などの節の間隔が密なさま。また、そのような竹。「三年竹の—なるを少し押し磨きて」〈古活字本保元・中〉
ふ‐しつ【不悉】
思うことを十分に言いつくさないこと。手紙の末尾に書き添える語。不一。不尽。
ふ‐しつ【賦質】
生まれつきの性質。天性。
ふし‐づ・く【柴漬く】
[動カ下二]魚を捕るために、柴漬(ふしづ)け1を仕掛ける。「—・けし淀の渡りを今朝見ればとけむごもなく氷りしにけり...
ふし‐づくり【節旁】
漢字の旁(つくり)の一。「印」「即」「危」などの「卩」や「㔾」の称。
ふし‐づけ【柴漬(け)】
1 「しばづけ2」に同じ。《季 冬》「—や古利根今日の日を沈む/秋桜子」 2 からだを簀巻(すまき)にして水中に入...
ふし‐づけ【節付け】
[名](スル)歌詞に節をつけること。作曲。「古詩に—する」「三味線で—する」
ふし‐て【伏して】
[副]切に願うさま。くれぐれも。つつしんで。「—お願い申し上げます」
ふし‐ど【臥し所】
夜寝る所。寝所。寝床。ねや。ふしどころ。
ふし‐どころ【臥し所】
「ふしど」に同じ。
ふし‐どころ【節所】
浄瑠璃などで、節の聞かせどころ。
ふし‐なわめ【伏縄目】
「伏縄目威(おどし)」の略。
ふしなわめ‐おどし【伏縄目威】
鎧(よろい)の威の一。白・浅葱(あさぎ)・紺で縄を並べたような斜線文様や波形に染めた革を細く裁って威したもの。伏縄...
ふし‐にんてい【父子認定】
父と子の関係にあると認めること。父子関係認定。 [補説]生物学的な父子関係はDNA鑑定によって確認できるが、法的な...
ふし‐の‐き【五倍子の木】
ヌルデの別名。
ふし‐の‐こ【五倍子の粉】
五倍子(ふし)を乾燥させて粉末状にしたもの。鉄汁を入れて黒汁とし、お歯黒などの染料に用いた。
ふし‐の‐ま【節の間】
節と節との間。転じて、ほんの少しの間。「なには潟(がた)短きあしの—も逢はでこの世を過ぐしてよとや」〈新古今・恋一〉
ふし‐はかせ【節博士】
⇒博士(はかせ)4
ふし‐はず【節筈】
竹の節で作った矢筈(やはず)。
ふし‐ばち【没食子蜂/五倍子蜂】
タマバチの別名。
ふし‐ぶし【節節】
1 竹や糸などのあちこちの節。「木の—に巣がある」 2 からだのあちこちの関節。「引っ越しで—が痛い」 3 いくつ...
ふし‐ぼね【節骨】
関節の骨。
ふし‐まき【節巻】
1 「節巻の弓」に同じ。 2 巻物。
ふしまき‐の‐ゆみ【節巻の弓】
竹の節の部分を、裂けないように籐(とう)などで巻いた弓。また、その形に似せた弓。