まがな‐すきがな【間がな隙がな】
[副]《「がな」はもと助詞で、漠然と示す意を表す。特定しない「間」「隙」の意から》ひまさえあればいつでも。しょっち...
間(ま)が抜(ぬ)・ける
1 調子が外れる。拍子抜けする。「—・けた音楽」 2 大事なことが抜け落ちている。「—・けた話」
まがね‐ふく【真金吹く】
[枕]鉄鉱を鋳て吹き分ける意から、鉄の産地であった「吉備(きび)」「丹生(にふ)」にかかる。「—丹生のま朱(そほ)...
間(ま)が延(の)・びる
間隔があいて、物事にしまりがなくなる。間延びする。
マガノミクス
《MAGA はトランプ米大統領のスローガン「Make America Great Again」(米国を再び偉大な国...
まがわ・し【紛はし】
[形シク]《動詞「まがう」の形容詞化》見分けがつけにくい。まぎらわしい。「—・しや花吸ふ蜂の往き還り/園風」〈猿蓑〉
まがわ・す【紛はす】
[動サ四]まがうようにする。まぎらわしくする。「おく霜の染め—・せる菊の花いづれをもとの色とかは見む」〈貫之集〉
まがまが‐し・い【禍禍しい】
[形][文]まがまが・し[シク] 1 悪いことが起こりそうである。不吉である。「—・い出来事」 2 いまいましい。...
ま‐がも【真鴨】
カモ科の鳥。全長約60センチ。雄は青首(あおくび)ともよばれ、頭部が濃緑色で、白い首輪があり、胸が栗色、くちばしは...
間(ま)が持(も)て◦ない
1 時間をもてあましてどうしたらよいかわからない。「待ち時間が長すぎて—◦ない」 2 途切れがちの会話などを、うま...
まがよ・う【紛よふ】
[動ハ四]物にまぎれてはっきりしないさまである。「籬(ませ)なくは何をしるしに思はまし月に—・ふ白菊の花」〈山家集・上〉
まがり【曲(が)り/勾り】
1 曲がっていること。また、曲がっている所・状態。「道の—にさしかかる」「列の—を正す」 2 「曲がり尺(がね)」...
まがり【鋺】
水や食物を入れる器。椀や柄杓(ひしゃく)の類。「主殿司(とのもづかさ)、土器(かはらけ)を奉りければ、—を参らせよ...
ま‐がり【間借り】
[名](スル)代金を払って他人の家の一室を借りること。「親類の家に—する」⇔間貸し。
まがり‐かど【曲(が)り角】
1 道などの曲がっている所。道などの折れ曲がっている角。「この先の—で折れる」 2 新しい状態などに変わる、変わり...
まがり‐がね【曲(が)り尺/曲(が)り金】
「曲尺(かねじゃく)」に同じ。
まがり‐くね・る【曲(が)りくねる】
[動ラ五(四)]くねくねと曲がる。「—・った道路」
まがり‐なり【曲(が)り形】
曲がった形。また、物事の状態が不完全であること。
まがりなり‐にも【曲(が)り形にも】
[副]不完全ながら。どうにかこうにか。「—一家のあるじだ」
まがり‐の‐いけ【勾りの池】
草壁皇子の宮殿、嶋宮(しまのみや)にあったとされる池。「島の宮—の放ち鳥人目に恋ひて池に潜(かづ)かず」〈万・一七〇〉
まがり‐みち【曲(が)り道/曲(が)り路】
曲がっている道。
まがり‐め【曲(が)り目】
曲がっている所・点。
まがり‐もちい【糫餅/環餅】
唐菓子の一。米・麦の粉をこねて細く引き伸ばし、ひねって輪のようにして、油で揚げたもの。まがり。〈新撰字鏡〉
マガリャンイス
マゼランのポルトガル語名。
まがり‐や【曲(が)り屋】
民家の形式の一。平面がL字形をし、突出部が広い厩(うまや)となっているもの。岩手県に多い。
まが・る【曲(が)る】
[動ラ五(四)] 1 まっすぐなものが弓形・くの字形などになる。「雪の重みで竹が—・る」「背中が—・る」 2 道の...
ま‐がれい【真鰈】
カレイ科の海水魚。全長約40センチ。体は楕円形で平たく、口は小さい。両眼は体の右側にある。有眼側は淡褐色で、無眼側...
マガレート
⇒マーガレット2
間(ま)が悪(わる)・い
1 きまりが悪い。ばつが悪い。「悪口の当人がそばにいて—・い思いをする」 2 運が悪い。折が悪い。「—・いことに留...
ま‐がん【真雁】
カモ科の鳥。全長72センチくらい。全体に灰褐色、くちばしが桃色で額が白い。ユーラシア・北アメリカ北部で繁殖。日本に...
まき
本家・分家の関係をもつ家同士をよぶ呼び名。同族。一族。東日本に多くみられる。まけ。
まき【任】
「まけ(任)」に同じ。「大君の—のまにまに取り持ちて仕ふる国の」〈万・四一一六〉
まき【牧】
《「馬城(まき)」の意。「城」は物を収めておく所》牛・馬などを放し飼いにする場所。牧場。まきば。
まき【巻(き)】
[名] 1 巻くこと。また、巻いた程度。「ぜんまいの—が弱い」 2 書画の巻物。また、その区分。冊子になったものの...
まき【薪】
燃料にするために適当な大きさに切って乾燥させた木。たきぎ。「—をくべる」「—割り」
ま‐き【真木/槙/柀】
1 イヌマキ・コウヤマキの別名。 2 《「ま」は美称。りっぱな木の意》良材となる木。杉・檜(ひのき)など。「奥山の...
まき【槙】
姓氏の一。 [補説]「槙」姓の人物槙有恒(まきありつね)槙文彦(まきふみひこ)
まき【槙】
日本の俳誌。昭和49年(1974)、平井照敏の主宰により創刊。
マキ
《コルシカ島の叢林の意。犯罪者がよくそこに隠れたことから》第二次大戦中、ドイツ占領軍に抵抗したフランスの左翼系地下組織。
ま‐ぎ【間木】
《「まき」とも》長押(なげし)の上などに設けた棚のようなもの。「数珠(ずず)も—に打ち上げなど、らうがはしきに」〈...
マキアベリ
⇒マキャベリ
マキャベリスト
マキャベリズムを信奉する人。マキアベリスト。
マキアベリズム
⇒マキャベリズム
まき‐あが・る【巻(き)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 巻いて上にあがる。「蔓(つる)が—・る」 2 舞うように上にあがる。「ほこりが—・る」 3 ...
まき‐あげ【巻(き)上げ/捲き上げ/巻(き)揚げ】
巻きあげること。また、巻きあげたもの。
まきあげ‐き【巻(き)上げ機】
⇒ウインチ
まきあげ‐ほう【巻(き)上げ法】
土器成形法の一。ひも状にした粘土を巻き上げて形作る法。→輪積み法
まき‐あ・げる【巻(き)上げる/捲き上げる/巻(き)揚げる】
[動ガ下一][文]まきあ・ぐ[ガ下二] 1 巻いて上へあげる。「帆を—・げる」「釣り糸を—・げる」 2 くるくる舞...
まき‐あし【巻(き)足】
1 紀州流の水泳術で、立ち泳ぎの足の使い方。下肢を、膝を中心にして交互に外から内へ回して浮力をつけるやり方。 2 ...
まき‐あみ【巻(き)網/旋網】
魚群を網で取り巻き、その囲みを狭め網裾を締めて捕る漁法。また、その網。巾着網など。操作する船の数により、二艘巻(に...