まつり‐あ・げる【祭り上げる】
[動ガ下一] 1 尊いものとしてあがめる。「学問の神様として—・げる」 2 周囲の人たちが運動して、いやおうなしに...
まつり‐か【茉莉花】
モクセイ科ジャスミン属の常緑小低木。高さ1.5〜3メートル。葉は広卵形でつやがあり、脈が目立つ。夏、白い花をつけ、...
まつり‐ぐけ【纏り絎】
洋裁で、布端を始末する技法。裏に折った折り山から針を出し、表地の織り糸をわずかにすくい、縫い目が表に目立たないよう...
まつり‐こ・む【祭り込む】
[動マ五(四)] 1 尊いものとしてある場所に安置して祭る。「先祖代々の墓の中に新仏を—・むからであろう」〈漱石・...
まつり‐ご・つ【政つ】
[動タ四]《「まつりごと」の動詞化》 1 政治を行う。政務を執る。「左大臣のおとど、世の中を—・ち」〈宇津保・国譲...
まつり‐ごと【政】
《「祭り事」の意。上代では祭政一致であったところから》国の主権者がその領土・人民を統治すること。政治。政道。「—を...
まつりごと‐どの【政殿/庁】
政治を行う役所。政庁。〈和名抄〉
まつりごと‐はじめ【政始】
平安時代、毎年正月吉日を選んで、公卿以下が太政官庁または外記庁に出て、その年の政事を初めて行う朝廷の儀式。
まつりごと‐びと【政人/判官】
《「まつりごとひと」とも》「ほうがん(判官)」に同じ。「紀伊の—、神南備(かんなび)の種松」〈宇津保・吹上上〉
政(まつりごと)を為(な)すは猶(なお)沐(もく)するがごとし
《「韓非子」六反から》政治をするのは髪の毛を洗うようなもので、少しは抜け毛があっても、よい毛を生やすためには必要で...
まつり‐だ・す【奉り出す】
[動サ四]献上する。差し上げる。「まそ鏡かけて偲(しぬ)へと—・す形見のものを人に示すな」〈万・三七六五〉
まつり‐づき【祭(り)月】
その土地の主要な祭りのある月。特に、賀茂祭の行われる陰暦4月(卯月(うづき))をさす。
まつり‐ぬい【纏り縫い】
1 「纏り絎(ぐけ)」に同じ。 2 (「纏り繍い」とも書く)日本刺繍(ししゅう)で、表現する線の太さを表すための、...
まつり‐の‐かえさ【祭の帰さ】
賀茂祭の翌日、斎王(いつきのみこ)が上社から紫野の斎院に帰ること。また、その行列。「見ものは、臨時の祭。行幸。—。...
まつり‐の‐じもく【祭の除目】
臨時の除目の一。賀茂祭の際、供奉(ぐぶ)官を任ずるもの。
まつり‐の‐つかい【祭の使ひ】
賀茂祭などに、朝廷が奉幣のために遣わす使者。「殿より—出で立ち給ふ」〈宇津保・祭の使〉
まつり‐の‐にわ【祭りの場】
祭りを行う場所。祭壇。
まつりのば【祭りの場】
林京子の中編小説。長崎出身の作者の被爆体験を綴る。昭和50年(1975)発表。同年、第18回群像新人文学賞、第73...
まつり‐はらえ【祭り祓え】
陰陽師(おんようじ)が、病気平癒の祈願のために行うおはらい。
まつり‐ばやし【祭り囃子】
神社の祭礼の際に、山車(だし)や屋台の上などで行われる囃子。多く太鼓・笛を主にして、鉦(かね)をあしらう。《季 夏》
まつり‐や【祭り屋】
神・祖先の霊をまつるための建物。廟(びょう)。「蘇我大臣蝦夷、己が祖の—を葛城の高宮に立てて」〈皇極紀〉
まつ‐りゅう【末流】
1 川の下流。 2 末の世。 3 血筋の末。子孫。ばつりゅう。「源氏の—」 4 芸能・技芸などの流派の末。また、末...
まつ・る【祭る/祀る】
[動ラ五(四)] 1 儀式をととのえて神霊をなぐさめ、また、祈願する。「先祖のみ霊(たま)を—・る」「死者を—・る...
まつ・る【纏る】
[動ラ五(四)]まつりぐけをする。まつり縫いをする。「スカートの裾を—・る」 [可能]まつれる
まつ・る【奉る】
[動ラ四]《「祭る」と同語源》 1 「やる」「おくる」の謙譲語。尊者に献上する。差し上げる。「秋つ葉ににほへる衣我...
まつ‐ろ【末路】
1 道の終わり。 2 一生の最後。晩年。ばつろ。「人生の—」 3 盛りを過ぎて衰え果てた状態。なれのはて。ばつろ。...
まつろ・う【服ふ/順ふ】
[動ハ四]《「まつらう」の音変化》服従する。従う。「大君に—・ふものと定まれる官(つかさ)にしあれば」〈万・四二一...
まつわし‐の‐うえのきぬ【縫腋の袍】
「ほうえき(縫腋)のほう(袍)」に同じ。〈和名抄〉
まつわり‐つ・く【纏わり付く】
[動カ五(四)] 1 からみついて離れない。まとわりつく。「ぬれたスカートが足に—・く」 2 そばにいて離れない。...
まつわ・る【纏わる】
[動ラ五(四)] 1 からみつく。「足に着物のすそが—・る」 2 そばについていて離れない。つきまとう。「捨て猫が...
ま‐づき【真搗き/真舂き】
水に浸して軽くついた麦を日に干し、もう一度水に浸して、再びつくこと。また、そのもの。「—にして二俵まで今日も運ばせ...
ま‐て【真手】
両手。「御手洗(みたらし)に若菜すすぎて宮人の—にささげて御戸(みと)開くめる」〈山家集・下〉
まて【馬刀/馬蛤/蟶】
マテガイの別名。《季 春》「面白や—の居る穴居らぬ穴/子規」
まて
[形動ナリ]実直なさま。ていねいなさま。まてい。「黄鳥(うぐひす)の—にまはるや組屋敷」〈一茶発句集〉
マティラ‐かいがん【マティラ海岸】
《Matira Beach》⇒マティラ岬
マティラ‐みさき【マティラ岬】
《Pointe Matira》南太平洋、フランス領ポリネシア、ボラボラ島最南端の岬。マティラ海岸は白い砂浜と透明度...
マティーニ
カクテルの一。ジンとベルモットを合わせてオリーブの実を添え、レモンの皮を絞って香りをつける。マルティーニ。
マテオ
マタイのイタリア名。
マテオ‐ファルコーネ
メリメの短編小説。1829年発表。1833年出版の短編集「モザイク」に収録された。
マテオ‐リッチ
[1552〜1610]イタリアのイエズス会宣教師。明末の中国に渡り布教に努め、徐光啓ら多くの知識人を改宗させた。ま...
まて‐がい【馬刀貝/馬蛤貝/蟶貝】
マテガイ科の二枚貝。内湾の干潟に多く、砂泥に垂直に穴を掘ってすむ。貝殻は細長い円筒状となり、殻長12センチくらい。...
まて‐がた【両手肩】
両方の手と両方の肩。一説に、マテガイが砂にもぐってできる跡とも。「—にかきつむ海人の藻塩草けぶりはいかに立つぞとや...
ま‐てき【魔笛】
魔法の笛。魔力のある笛。
まてき【魔笛】
《原題、(ドイツ)Die Zauberflöte》モーツァルト作曲のオペラ。2幕。1791年ウィーンで初演。王子タ...
まて‐しばし【待て暫し】
[連語]「しばらく待て」の意。他人の行動を抑制したり、自分の行為を少しの間押しとどめて考えなおすときにいう語。「—...
待(ま)て暫(しば)しがな・い
気が短い。思い込むと待っていられない。「—・い人」
マテ‐ちゃ【マテ茶】
《(スペイン)mate》モチノキ科の常緑高木マテチャノキの葉を乾燥させて粉末にした茶。タンニン・カフェインや芳香油...
ま‐てつがい【真手番/真手結】
平安時代、近衛府(このえふ)の舎人(とねり)が大内裏の馬場で行った本番の騎射競技。→荒手番(あらてつがい) →手番...
待(ま)てど暮(く)らせど
いくら長く待っても期待している事が実現しないさまを表す。あとに打消しの語を伴って副詞的に用いる。「—たよりが来ない」
マテ‐ハン
「マテリアルハンドリング」の略。