やまみず‐てんぐ【山水天狗】
「山」「水」の2字の草書体を続け書きにして、天狗の面を横から見た形にしたもの。
やま‐みち【山道】
1 山の中にある道。やまじ。 2 山形を横に連ねた形の文様。「女郎も衣装つきしゃれて、…裾も—に取るぞかし」〈浮・...
やま‐むけ【山向け】
神事に用いるサカキなどをとるために山に入ること。やまけ。
やま‐むすめ【山娘】
カラス科の鳥。全長64センチくらいで、尾が非常に長い。頭が黒く、体は藍青色、尾羽の先が白、くちばしと脚が赤色。台湾...
やまむら【山村】
姓氏の一。 [補説]「山村」姓の人物山村才助(やまむらさいすけ)山村暮鳥(やまむらぼちょう)
やまむら‐さいすけ【山村才助】
[1770〜1807]江戸後期の蘭学者・地理学者。常陸(ひたち)土浦藩士。名は昌永(まさなが)。大槻玄沢に蘭学を学...
やまむら‐ざ【山村座】
歌舞伎劇場。寛永19年(1642)山村小兵衛が江戸木挽町に創設したという。江戸四座の一つであったが、正徳4年(17...
やまむら‐ぼちょう【山村暮鳥】
[1884〜1924]詩人。群馬の生まれ。本名、土田八九十(つちだはくじゅう)。初期の前衛的な詩風から、晩年は平易...
やまむら‐りゅう【山村流】
日本舞踊の流派の一。天保年間(1830〜1844)に大坂の振付師山村友五郎が創始。女流の地唄舞に特色をもつ。
やまむろ【山室】
姓氏の一。 [補説]「山室」姓の人物山室軍平(やまむろぐんぺい)山室静(やまむろしずか)
やまむろ‐ぐんぺい【山室軍平】
[1872〜1940]宗教家。日本救世軍の創立者。岡山の生まれ。明治28年(1895)英国救世軍の来日を機に救世軍...
やまむろ‐しずか【山室静】
[1906〜2000]文芸評論家。鳥取の生まれ。はじめプロレタリア文学に傾倒するが、のち転向。雑誌「近代文学」創刊...
やま‐め【山女/山女魚】
サクラマスの陸封型。渓流にすみ、全長約30センチ。体色は淡褐色か灰褐色で、体側に小判形の暗色紋が並び、背部に小黒点...
やま‐め【水蠆】
ヤンマの幼虫。やご。
やま‐めぐり【山巡り】
1 山々を巡り歩くこと。 2 山の社寺を巡り歩いて礼拝すること。「晴れやらぬ去年(こぞ)の時雨の上にまたかきくらさ...
やま‐もがし【山もがし】
ヤマモガシ科の常緑小高木。暖地の山中に生え、枝は紫褐色。葉は長楕円形で、互生。夏、白い小花を総状につけ、雄しべが長...
やま‐もち【山持(ち)】
山林を所有すること。また、その人。やまぬし。
やま‐もと【山元/山下/山本】
1 山のふもと。 2 (山元)山の所有者。 3 (山元)鉱山や炭鉱の所在地。
やまもと【山本】
姓氏の一。 [補説]「山本」姓の人物山本五十六(やまもといそろく)山本一力(やまもといちりき)山本英一郎(やまもと...
やまもと‐いそろく【山本五十六】
[1884〜1943]軍人。海軍大将・元帥。新潟の生まれ。海軍要職を歴任。昭和14年(1939)連合艦隊司令長官と...
やまもと‐いちりき【山本一力】
[1948〜 ]小説家。高知の生まれ。本名、健一。数々の職業を経た後、50歳を目前にして作家生活に入る。巧みな話術...
やまもと‐えいいちろう【山本英一郎】
[1919〜2006]野球選手・審判。岡山の生まれ。慶大野球部、社会人野球の鐘紡で外野手として活躍。アマチュア野球...
やまもと‐かくたゆう【山本角太夫】
[?〜1700]江戸前期の古浄瑠璃の太夫。京都を中心に活躍。相模掾(さがみのじょう)を受領、のち土佐掾と改めた。角...
やまもと‐かけい【山本荷兮】
[1648〜1716]江戸前・中期の俳人・医師。名古屋の人。名は周知。芭蕉門下で、俳諧七部集のうち「冬の日」「春の...
やまもと‐かじろう【山本嘉次郎】
[1902〜1973]映画監督・脚本家。東京の生まれ。設立初期の東宝で活躍。作「エノケンのチャッキリ金太」「馬」「...
やまもと‐かなえ【山本鼎】
[1882〜1946]洋画家・版画家。愛知の生まれ。大正7年(1918)日本創作版画協会を結成し、創作版画の発展に...
やまもと‐かんすけ【山本勘助】
[?〜1561?]戦国時代の武将。道鬼斎と称した。「甲陽軍鑑」に、武田信玄の軍師として活躍、川中島の戦いで討ち死に...
やまもと‐きゅうじん【山本丘人】
[1900〜1986]日本画家。東京の生まれ。本名、正義。松岡映丘に師事。力強い風景画を得意としたが、晩年は詩的叙...
やまもと‐けんいち【山本兼一】
[1956〜2014]小説家。京都の生まれ。出版社勤務などを経て作家活動に入る。時代小説「利休にたずねよ」で直木賞...
やまもと‐けんきち【山本健吉】
[1907〜1988]評論家。長崎の生まれ。本名、石橋貞吉。古典から現代に至る日本文学を追究、独自の批評世界を開拓...
やまもと‐こうじ【山本浩二】
[1946〜 ]プロ野球選手・監督。広島の生まれ。昭和44年(1969)広島東洋カープに入団。1年目からレギュラー...
やまもと‐ごんべえ【山本権兵衛】
[1852〜1933]軍人・政治家。海軍大将。鹿児島の生まれ。海相として日露戦争を遂行。首相となり、薩摩閥内閣を組...
やまもと‐さくべえ【山本作兵衛】
[1892〜1984]炭鉱労働者・炭鉱記録画家。福岡の生まれ。7歳ごろから筑豊炭田で働く。60歳過ぎより、明治末か...
やまもと‐さつお【山本薩夫】
[1910〜1983]映画監督。鹿児島の生まれ。成瀬巳喜男に師事。社会派として知られる。代表作「真空地帯」「白い巨...
やまもと‐さねひこ【山本実彦】
[1885〜1952]出版事業家・政治家。鹿児島の生まれ。新聞記者を経て、総合雑誌「改造」を創刊。昭和初年「現代日...
やまもと‐しゅうごろう【山本周五郎】
[1903〜1967]小説家。山梨の生まれ。本名、清水三十六(しみずさとむ)。「日本婦道記」で直木賞に選ばれたが辞...
やまもとしゅうごろう‐しょう【山本周五郎賞】
⇒山本賞
やまもと‐しょう【山本賞】
山本周五郎を記念して昭和63年(1988)に創設された文学賞。優れた物語性を有する小説に対して贈られる。第1回受賞...
やまもと‐せんじ【山本宣治】
[1889〜1929]生物学者・政治家。京都の生まれ。東大卒。サンガー夫人来日を機に産児制限運動に従事、以後、社会...
やまもと‐ただし【山本正】
[1936〜2012]東京の生まれ。日本国際交流センター理事長。昭和42年(1967)から、日米の有識者による政策...
やまもと‐たつお【山本達雄】
[1856〜1947]実業家・政治家。豊後(ぶんご)の人。川田小一郎に招かれ日本銀行に入行。金本位制度実施などに尽...
やまもと‐ちょうごろう【山本長五郎】
清水次郎長(しみずのじろちょう)の本名。
やまもと‐は【山元派】
浄土真宗十派の一。善鸞(ぜんらん)を祖とし、福井県鯖江市横越町(もと山元村)の証誠寺(しょうじょうじ)を本山とする...
やまもと‐ふみお【山本文緒】
[1962〜2021]小説家。神奈川の生まれ。ジュニア小説を中心に執筆活動に入るが、その後一般文芸に転向。割り切れ...
やまもと‐ほうすい【山本芳翠】
[1850〜1906]洋画家。美濃の人。本名、為之助。五姓田(ごせだ)芳柳に学び、のち洋画に転じて渡仏。帰国して生...
やまもと‐ほくざん【山本北山】
[1752〜1812]江戸後期の儒学者。江戸の人。名は信有。初め古文辞学を修めたが、のち井上金峨に師事し、折衷学を...
やまもと‐まさ【山本昌】
[1965〜 ]プロ野球選手。神奈川の生まれ。本名、昌広。昭和58年(1983)プロ野球の中日に入団。先発投手とし...
やまもと‐みちこ【山本道子】
[1936〜 ]小説家。東京の生まれ。本姓、古屋。結婚後、夫の任地オーストラリアに3年間居住。帰国後、海外駐在員の...
やまもと‐やすえ【山本安英】
[1902〜1993]女優。東京の生まれ。本名、千代。築地小劇場・新築地劇団に参加、のち「ぶどうの会」を主宰。木下...
やまもと‐ゆうぞう【山本有三】
[1887〜1974]劇作家・小説家。栃木の生まれ。本名、勇造。人道主義的な社会劇作家として出発、のち理想主義的な...