よ‐つ【四つ】
1 数の名。し。よっつ。「—にたたむ」 2 4歳。 3 昔の時刻の名。今の午前10時および午後10時ころ。よつどき...
よつ‐あし【四つ足/四つ脚】
1 足が4本あること。また、そのもの。「—の台」 2 けもの。しそく。 3 「四足門」の略。 4 人をののしってい...
よつあし‐どりい【四脚鳥居】
「両部鳥居(りょうぶとりい)」に同じ。
よつあし‐もん【四足門/四脚門】
2本の親柱の前後にそれぞれ2本、計4本の控え柱を設けた門。ふつう切妻破風造りの屋根をのせる。しきゃくもん。
よつ‐おり【四つ折り】
1 布や紙を二つ折りにしたあと、もう一度二つに折りたたむこと。また、そのもの。 2 女性の髪の結い方の一。髪を四つ...
よつかいどう【四街道】
千葉県北部の市。千葉市に隣接し、住宅地化が進む。野菜・ラッカセイ栽培が行われる。人口8.7万(2010)。
よつかいどう‐し【四街道市】
⇒四街道
よつ‐かど【四つ角】
1 四つの角。よすみ。 2 二つの道が十字に交わった所。十字路。四つ辻(つじ)。
よつ‐がな【四つ仮名】
「じ」「ず」「ぢ」「づ」の四つの仮名、およびこの仮名で表される音。古くは、「じ」「ず」は摩擦音の[ʒi][zu]、...
よつ‐がわり【四つ変はり/四つ替はり】
1 両袖・上前(うわまえ)・下前(したまえ)をそれぞれ色変わりに仕立てること。また、その着物。「いづれも十二三なる...
よ‐つぎ【世継(ぎ)/世嗣】
1 跡目を相続すること。また、その人。あととり。「主家のお—」 2 歴代の天皇の事跡を次々に語り継ぐこと。また、そ...
よつぎそが【世継曽我】
古浄瑠璃の一。時代物。五段。近松門左衛門作。天和3年(1683)京都宇治加賀掾芝居で初演。曽我兄弟あだ討ちの後日譚。
よつぎ‐ほだ【世継ぎ榾】
大みそかの夜、いろりに新しく入れる特別に大きな薪。正月中、火種を絶やさないようにする。よつぎさま。《季 冬》
よつぎものがたり【世継物語】
「栄花物語」「大鏡」の別称。 説話集。1巻。編者未詳。鎌倉中期までに成立。王朝の貴族文人たちの和歌説話や「今昔物語...
よつ‐ぎり【四つ切り】
1 一つのものを四つに切り分けること。また、そのもの。「半紙の—」 2 写真の印画紙で、30.5センチ×25.5セ...
よつ‐こ【四つ子】
木綿糸4本をより合わせた糸。
よつ‐じろ【四つ白】
馬の毛色の名。両足ともひざから下の毛の白いもの。あしぶち。
よつ‐ずもう【四つ相撲】
両力士が四つに組んでとる相撲。また、それを得意とする力士。
よつ‐だけ【四つ竹】
1 打楽器の一。長方形の扁平な竹片を両手に2枚ずつ握り、曲節に合わせてカスタネットのように打ち鳴らす。かつては放下...
よつだけ‐うち【四つ竹打ち】
四つ竹を打つこと。また、それを鳴らして歩く放下師(ほうかし)など。
よつだけ‐ぶし【四つ竹節】
江戸前期、承応(1652〜1655)のころに長崎の一平次が始めたという小唄。四つ竹に合わせて歌うもの。
よつ‐だて【四立】
矢羽根の矧(は)ぎ方の一。矢羽根を矢柄の四方につけること。狩股矢(かりまたや)などに用いる。
よつ‐ぢ【四つ乳】
三味線の胴に張る猫皮。また、それを張った三味線。乳のあとが四つあるのでいう。一般に犬皮より上等とされる。→犬皮(けんぴ)
よつ‐つじ【四つ辻】
1 道が十字に交わっている所。四つ角。十字路。「—を右に曲がる」 2 相撲のまわしの腰の後ろで結んだ所。
よつ‐で【四つ手】
1 手が四つあること。また、そのもの。 2 「四つ手網」の略。 3 「四つ手駕籠(かご)」の略。 4 「四つ手付け...
よつで‐あみ【四つ手網】
四角い網の四隅を、十文字に交差した竹で張り広げた漁具。水底に沈めておき、コイ・フナなどを捕る。
よつで‐かご【四つ手駕籠】
4本の竹を四隅の柱とし、割り竹で簡単に編んで垂れをつけた駕籠。江戸時代、庶民用の簡素なもの。
よつで‐づけ【四つ手付け】
連歌・連句で、前句と付句が縁語や意味で相互にしっかりと組み合うように付けること。
よつ‐どき【四つ時】
「四(よ)つ3」に同じ。
四(よ)つに組(く)・む
1 相撲で、四つ4の体勢になる。四つに渡る。 2 正面から堂々と争う。四つに渡る。「困難と—・む」
よつ‐の‐うみ【四つの海】
《「四海(しかい)」を訓読みにした語》四方の海。また、世の中。世界。「—波の声聞こえず」〈後拾遺・序〉
よつ‐の‐お【四つの緒】
《4弦であるところから》琵琶(びわ)の異称。「—に思ふ心を調べつつ弾き歩けども知る人もなし」〈兼盛集〉
よつ‐の‐とき【四つの時】
《「四時(しじ)」を訓読みにした語》春・夏・秋・冬の四季。1年。「天(あめ)の下しろしめすこと—九(ここ)のかへり...
よつ‐の‐ふね【四つの船】
遣唐使の船。通常、一行が4隻の船に分乗したところからいう。
よつ‐の‐へみ【四つの蛇】
天地や肉体を形成している地・水・火・風の4要素を、4匹の毒蛇にたとえた語。四蛇(しだ)。「—五つの鬼(もの)の集ま...
よつ‐ば【四つ葉】
葉が4枚あること。また、そのもの。「—のクローバー」
よつ‐ばい【四つ這い】
両手・両足を地につけてはうこと。また、その姿勢。よつんばい。「—になって腕を伸す」〈荷風・つゆのあとさき〉
よつば‐しおがま【四葉塩竈】
ハマウツボ科の多年草。高山の草原に生え、高さ約40センチ。羽状に深く裂けている葉が4枚輪生する。夏、茎の上部に、紅...
よつばし‐すじ【四つ橋筋】
大阪市の中央部を南北に走る道路の呼び名。難波(なんば)と梅田を結ぶ。下を地下鉄四つ橋線が通る。
よつば‐ひよどり【四葉鵯】
キク科の多年草。深山に生え、高さ約1メートル。全体にヒヨドリバナに似るが、葉が3〜5枚輪生する。7〜9月、淡紫色の...
よつば‐マーク【四つ葉マーク】
1 「身体障害者標識」の通称。 2 「高齢運転者標識」の通称。従来の「紅葉(もみじ)マーク」から平成23年(201...
よつば‐むぐら【四葉葎】
アカネ科の多年草。山野や道端にみられ、高さ20〜40センチ。細い茎に楕円形の小さい葉を4枚ずつ輪生する。5、6月ご...
よ‐つ‐ばり【夜つ尿】
《「つ」は「の」の意の格助詞。「ばり」は「ゆばり」の略》寝小便。夜尿(やにょう)。「妹は—たれるとてさられける」〈...
よつ‐また【四つ叉】
1 四つの叉。また、一つのもとから四つにわかれているもの。 2 四つ辻(つじ)。
よま‐どり【四間取り】
日本の伝統的な民家の間取りで、畳または板の間の部屋が田の字に配置されたもの。よつまどり。
よつ‐み【四つ身】
1 和裁で、身丈(みたけ)の4倍の長さで袖以外の身頃(みごろ)を裁つこと。また、その裁ち方で仕立てた着物。4、5歳...
よつ‐め【四つ目】
1 目が四つあること。また、そのもの。 2 中心に目のある方形を4個組み合わせた文様。また、紋所の名。 3 「四つ...
よつめ‐がき【四つ目垣】
竹垣の一。丸太を立て、その間に竹を縦横に渡し、すきまを方形としたもの。
よつめ‐ぎり【四つ目錐】
刃の側面に四つの角(かど)があり、先のとがっている錐。
よつめ‐くらげ【四つ目水母】
ミズクラゲの別名。