いづはら【厳原】
長崎県、対馬(つしま)市南部の地名。もと宗(そう)氏の城下町。港をもち、対馬の行政・交通の中心地。
いづら【五浦】
茨城県北東部、北茨城市大津町にある海岸。海食崖をなす景勝地。明治39年(1906)に岡倉天心が日本美術院を移した所。
い‐づら・い【居辛い】
[形][文]いづら・し[ク]その場にいることが気詰まりで落ち着かない感じである。「若い人には—・い集まりだ」
いて【凍て/冱て】
《動詞「い(凍)つ」の連用形から》寒気でこおりつくこと。こおったように感じられること。《季 冬》「庭草のよごれしま...
い‐て【射手】
1 弓を射る人。 2 弓の達人。
イティマド‐ウッダウラー‐びょう【イティマドウッダウラー廟】
《Tomb of I'timād-ud-Daulah》インド北部、ウッタルプラデシュ州の都市アグラにある霊廟。ジャ...
い‐てい【異体】
[名・形動ナリ]普通とは違った風変わりなようすや姿。いたい。「希有—の乱僧の所言なり」〈正法眼蔵随聞記・二〉 「—...
い‐てい【胃底】
胃の上端部にある、行き詰まりの袋状の部分。噴門の左上方(向かって右)に突出した丸くふくらんだ部分で、横隔膜の直下に...
いてい‐あん【以酊庵】
対馬(つしま)にあった禅寺。江戸幕府は五山の学僧を交替で派遣し、朝鮮との往復書簡のことや使者の接待にあたらせた。
いて‐かえ・る【凍て返る】
[動ラ五(四)]春になって暖かくなりかけたころ、急にまた寒さがきびしくなる。「早春の—・る夜」《季 春》
い‐てき【夷狄】
《古代中国で、東方の未開国を夷、北方のそれを狄といったところから》未開の民や外国人。野蛮な民族。→東夷 →北狄
いてきししゅう【夷狄詩集】
《原題、(フランス)Poèmes barbares》ルコント‐ド‐リールの詩集。1862年刊。ケルト、スカンジナビ...
いて‐ぐそく【射手具足】
射手の着用する装束や弓矢などの武具。流鏑馬(やぶさめ)・笠懸(かさがけ)など射芸の種類によって異なる。
いて‐ざ【射手座】
黄道十二星座の一。蠍(さそり)座の東隣にあり、9月上旬の午後8時ごろ南中する。この星座の方向に銀河系の中心があり、...
いてざ‐エースター【射手座A*】
射手座の銀河系中心方向に位置する、強い電波を出している電波源。電波のほか、赤外線・X線を放射し、超大質量ブラックホ...
いて‐ぞら【凍て空】
凍りつくように寒い冬の日の空。《季 冬》「—の鳴らざる鐘を仰ぎけり/蛇笏」
い‐てつ【鋳鉄】
⇒ちゅうてつ(鋳鉄)
いて‐つ・く【凍て付く】
[動カ五(四)]こおりつく。「—・いた朝の道」
いて‐どけ【凍て解け】
こおっていた大地が、春になってとけてゆるむこと。《季 春》「—のはじまる土のにぎやかに/素逝」
いて‐はえ【凍て蠅】
寒さで凍りついたように、身動き一つしないハエ。冬のハエ。《季 冬》
いて‐ばれ【凍て晴れ】
凍りつくように寒く、かつ快晴であること。《季 冬》
いて‐ぼし【凍星】
空気が凍りついたように冴え渡る冬の夜空の星。《季 冬》
居(い)ても立(た)っても居(い)られ◦ない
心がいらだったり興奮したりして、落ち着いていられない。「入学試験の結果がわかるまで—◦ない」
い・てる【凍てる/冱てる】
[動タ下一][文]い・つ[タ下二]こおる。こおりつく。《季 冬》「—・てた月の光が射して」〈鏡花・玄武朱雀〉
イテレーション
1 繰り返すこと。反復。 2 ソフトウエア開発、特にアジャイル開発における、短い間隔で反復しながら行われる開発サイ...
い‐てん【移転】
[名](スル) 1 位置・住所などを変えること。「事務所を—する」「—通知」 2 法律で、権利の主体が一方から他方...
いてん‐かかく【移転価格】
親会社と海外子会社など関連企業間の取引に適用される販売価格。多国籍企業などが税負担の軽減を図ってこの価格を操作し、...
いてんかかく‐ぜいせい【移転価格税制】
多国籍企業などの移転価格が、通常の取引価格(独立企業間価格)と異なる場合に、通常の取引価格に基づいて所得金額を算出...
いてん‐しゅうし【移転収支】
国際収支で、経常収支に属する1項目。無償の経済協力、賠償、留学生への送金など、対価を伴わない収支。
いてんそくしん‐くいき【移転促進区域】
大規模な自然災害などが発生した地域や建築基準法で規定された災害危険区域のうち、住民の生命・身体・財産を災害から保護...
いてん‐とうき【移転登記】
売買・相続などによる権利の移転についてなされる登記。
い‐で【井手】
田の用水として、水の流れをせき止めてためてある所。井堰(いせき)。
いで【井手】
京都府南部、綴喜(つづき)郡の地名。左大臣橘諸兄(たちばなのもろえ)が別荘を置いた所。西流する玉川は山吹と蛙の名所...
いで
[感] 1 対象をある行動に誘ったり、促したりする気持ちを表す。さあ。どうぞ。「—、君も書い給へ」〈源・若紫〉 2...
いで
[接助]活用語の未然形に付く。 1 打消しを表しながら下に続ける意を表す。…ないで。…ずに。「問ひも致さ—、不念(...
イデア
《見られたもの、知られたもの、姿、形の意》プラトン哲学で、時空を超越した非物体的、絶対的な永遠の実在。感覚的世界の...
いで‐あ・う【出で会ふ/出で逢ふ】
[動ハ四] 1 出て人にあう。対面する。「心を破らじとて、祖母(おば)おとど—・ふ」〈源・玉鬘〉 2 偶然に人にあ...
イデアルのぶんかいについて【イデアルの分解について】
京都出身の数学者、園正造による論文。昭和7年(1932)発表。
イディオム
慣用句。成句。熟語。
イディ‐さん【イディ山】
《Idi/Ίδη》ギリシャ南部、クレタ島の中央部にある山。標高2456メートル。同島の最高峰。ギリシャ神話の大地の...
イディッシュ‐ご【イディッシュ語】
《Yiddish》インド‐ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属する言語。表記にはヘブライ文字を用いる。中世ドイツ語方言...
いで‐い【出居】
1 外の方に出て座ること。「例はことに端近なる—などもせぬを」〈源・薄雲〉 2 寝殿の庇(ひさし)の内部にある応接...
いで‐いで
[感] 1 心から感動した気持ちを表す語。いやもう。「—、いといみじうめでたしや」〈大鏡・後一条院〉 2 決意や勧...
いでい‐の‐ざ【出居の座】
1 「出居(いでい)3」に同じ。 2 「出居(いでい)2」に同じ。
いで‐いり【出で入り】
1 出たり入ったりすること。ではいり。「夜深きほどに、人をしづめて—などし給へば」〈源・夕顔〉 2 動作。立ち居振...
いで‐い・る【出で入る】
[動ラ四]出たり入ったりする。「—・る下人(しもびと)だになくて、つれづれとながめ給ふ」〈源・蓬生〉
いで・いる【出で居る】
[動ワ上一] 1 ある場所に出て座る。「御格子(みかうし)ども上げわたして、人々—・ゐたり」〈源・花宴〉 2 開け...
イデオフォン
言語学で、動物の声や物音、動作の状態などを表した語。擬声語および擬態語。オノマトペ。
イデオロギッシュ
[形動]特定の主義や考え方をもっているさま。「—な労働運動」
イデオロギー
1 政治・道徳・宗教・哲学・芸術などにおける、歴史的、社会的立場に制約された考え方。観念形態。 2 一般に、思想傾...