いぼじり‐まき【疣毟巻】
女性の髪形の一。髪を束ね、ぐるぐると巻いてピンなどで留めたもの。昭和初期ごろまで行われた。
いぼた【水蝋/疣取】
1 イボタノキの別名。 2 「水蝋蝋(いぼたろう)」の略。
いぼた‐かいがらむし【水蝋貝殻虫】
イボタロウムシの別名。
いぼた‐が【水蝋蛾】
イボタガ科のガ。翅(はね)は開張8〜12センチ、黒褐色で多数の波状紋がある。早春現れる。幼虫は、いぼたのむし。
いぼた‐の‐き【水蝋の樹】
モクセイ科の半落葉低木。山野に自生し、高さ約2メートル。枝は灰白色。葉は長楕円形で対生。初夏、白色の漏斗状の小花を...
いぼた‐の‐むし【水蝋の虫】
1 イボタガの幼虫。芋虫状で、体長は終齢で約8センチにもなる。頭部に黒い角(つの)があり、背は青白色。イボタノキ・...
いぼた‐ろう【水蝋蝋/虫白蝋】
イボタノキに寄生するイボタロウムシの幼虫が分泌した蝋を、加熱溶解し、冷水中で凝固させたもの。ろうそくの原料や、生糸...
いぼたろう‐かたかいがらむし【水蝋蝋硬貝殻虫】
カタカイガラムシ科の昆虫。→いぼたろうむし
いぼたろう‐むし【水蝋蝋虫】
イボタロウカタカイガラムシの俗称。雌の成虫は暗褐色の約1センチの丸い殻を作り、5月ごろ産卵。雄は、7月ごろからイボ...
いぼ‐だい【疣鯛】
スズキ目イボダイ科の海水魚。全長約30センチ。体形はタイに似て、色は淡灰青色。体の中央部から上下に浅い溝が十数本走...
イボ‐とう【イボ島】
《Ilha do Ibo》モザンビーク北東部、インド洋にあるキリンバス諸島の島。17世紀初めにポルトガル人によって...
い‐ぼとけ【居仏】
座った姿の仏像。また、座っている仏。座仏(ざぶつ)。→立ち仏
いぼとり‐ぐさ【疣取草】
イボクサの別名。
いぼ‐にし【疣螺】
アッキガイ科の巻き貝。潮間帯の岩礁に群生。貝殻は短紡錘形で、殻高3〜4センチ。殻表にいぼ状の突起が並ぶ。カキなどを...
いぼはな‐ざる【疣鼻猿】
オナガザル科のサル。顔と体の背面が黒く、顔のまわりから腹面は黄金色。鼻がしゃくれて上を向いている。中国四川省の高山...
いぼ‐むし【疣虫】
カマキリの別名。
いぼ‐むしり【疣毟】
カマキリの別名。この虫でさすればいぼが消えるといわれた。いぼじり。いぼうじり。《季 秋》「蜂ねぶる舌やすめずに—/誓子」
いぼ‐め【疣目】
皮膚の表面に部分的に生じる硬くなった表皮の組織。胼胝(たこ)。
いぼ‐ゆい【疣結い】
結び方の一。結び目をいぼのように突き出して結ぶ。いぼい。いぼゆわい。
イボワール
⇒イボアール
イポトン‐どおり【イポトン通り】
《Ippoton/Ιπποτών》ギリシャ東部、エーゲ海に浮かぶロードス島の都市ロードスの旧市街にある石畳の通り。...
テーヌ
[1828〜1893]フランスの歴史家・批評家・哲学者。コントの実証主義を文学・芸術・歴史の研究に適用し、文化は人...
イポー
マレーシア、マレー半島北西部、ペラ州の都市。同州の州都。キンタ川沿いに位置する。19世紀に錫(すず)の生産で発展。...
いま【今】
[名](副詞的にも用いる) 1 過去と未来との境になる時。現在。ただいま。 ㋐時間の流れをとらえた瞬間。この時。「...
い‐ま【居間】
家族がふだんいる部屋。居室(きょしつ)。
いまい【今井】
姓氏の一。 [補説]「今井」姓の人物今井邦子(いまいくにこ)今井慶松(いまいけいしょう)今井似閑(いまいじかん)今...
いまい‐くにこ【今井邦子】
[1890〜1948]歌人。徳島の生まれ。旧姓、山田。本名、くにえ。「アララギ」に加入し、島木赤彦門下の女流歌人と...
いまい‐けいしょう【今井慶松】
[1871〜1947]山田流箏曲(そうきょく)家。神奈川の生まれ。4歳で失明し、山勢松韻に師事。芸術院会員。作曲に...
いまい‐じかん【今井似閑】
[1657〜1723]江戸中期の国学者。京都の人。下河辺長流(しもこうべちょうりゅう)、契沖に学び、万葉集を研究。...
いまいずみ【今泉】
姓氏の一。 [補説]「今泉」姓の人物今泉今右衛門(いまいずみいまえもん)今泉嘉一郎(いまいずみかいちろう)
いまいずみ‐いまえもん【今泉今右衛門】
肥前有田の世襲の陶芸家。代々鍋島藩窯の絵付け師を勤めた。12代今右衛門[1897〜1975]が色鍋島を復活させて再興。
いまいずみ‐かいちろう【今泉嘉一郎】
[1867〜1941]冶金(やきん)技術者。群馬の生まれ。別子銅山の硫化鉄鉱処理による煙害防止などに先鞭。八幡製鉄...
いまい‐そうきゅう【今井宗久】
[1520〜1593]安土桃山時代の堺の豪商・茶人。大和今井の人。名は兼員。号、昨夢斎。武野紹鴎(たけのじょうおう...
いまい‐ただし【今井正】
[1912〜1991]映画監督。一貫して社会的テーマを弱者の立場から描いた。作「また逢う日まで」「青い山脈」「ひめ...
いまいち【今市】
栃木県中部にあった市。日光街道・日光例幣使街道の宿場町として発展、杉並木が残る。木材加工業や食品加工業などが盛ん。...
いま‐いち【今一】
[副]《「今一つ」から》少しだけ不足しているさま。もう一息。「—迫力がない」「調子は—だ」
いまいち‐し【今市市】
⇒今市
いまい‐としき【今井登志喜】
[1886〜1950]西洋史学者。長野の生まれ。東大教授。都市の発達史に業績をあげた。著「歴史学研究法」「英国社会...
いまい‐ぶね【今井船】
江戸時代、大坂と伏見の間、淀川を往来した早船。今井道伴が創始したことからこの名がある。
いま‐いま【今今】
《「いま」を重ねて強めた語》 1 ごく近い過去。たった今。「—其処(そこ)へ出て行きなすった」〈藤村・破戒〉 2 ...
いまいま‐し・い【忌ま忌ましい】
[形][文]いまいま・し[シク] 1 非常に腹立たしく感じる。しゃくにさわる。「—・い泥棒猫め」「—・いことに今日...
いま‐いり【今入り】
新入り。新顔。「—の小男、牢屋の作法にまかせ胴をうたす」〈浮・一代男・四〉
いま‐うらしま【今浦島】
(浦島太郎の物語のように)長年の間離れていたところに戻って、あまりの変わり方に呆然(ぼうぜん)とすること。また、その人。
い‐まえ【居前】
茶の湯で、茶を点(た)てるときの正しい座り位置。
いまえ‐よしとも【今江祥智】
[1932〜2015]児童文学作家。大阪の生まれ。教職や編集業のかたわら童話を執筆。「山のむこうは青い海だった」で...
いま‐おり【今織り】
《今風の織物の意》江戸時代、京都西陣で織っていた金襴(きんらん)の一。「帯は—の短きを無理にうしろに結び」〈浮・一...
今(いま)か今(いま)か
事が実現するのを待ち望むさま。「吉報を—と待ちわびる」
いまかがみ【今鏡】
平安末期の歴史物語。10巻。作者未詳。嘉応2年(1170)あるいはそれ以降に成立。大鏡のあとをうけ、後一条天皇の万...
いま‐かの【今カノ】
《「今の彼女」の意》現在、その男性の恋人である女性をいう。現カノ。→前カノ →元カノ →今彼
いま‐かれ【今彼/今カレ】
《「今の彼氏」の意》現在、その女性の恋人である男性をいう。現彼。→前彼 →元彼 →今カノ