かち【徒/徒歩/歩/歩行】
1 乗り物を使わないで歩くこと。徒歩(とほ)。「—で山へ登りました」〈二葉亭訳・片恋〉 2 (「徒士」とも書く) ...
かち【勝ち】
勝つこと。勝利。「—を得る」⇔負け。
かち【褐】
1 濃い藍色(あいいろ)。かちいろ。かつ。かちん。 2 襲(かさね)の色目の名。表裏ともに萌葱(もえぎ)色。 3 ...
か‐ち【価値】
1 その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。「読む—のある本」「—のある一勝」 2 経済学で、商品が持つ交...
カチ
アルゼンチン北部、サルタ州の村。標高約2200メートル、コンチャス川が刻む谷間に位置する。スペイン植民地時代の日干...
かち‐あ・う【搗ち合う】
[動ワ五(ハ四)]《臼で餅(もち)などをつくときに、杵(きね)がぶつかり合う意から》 1 物と物とがぶつかり合う。...
かち‐あお【褐襖】
⇒褐衣(かちえ)
かち‐あが・る【勝(ち)上(が)る】
[動ラ五(四)]勝って、次の段階にすすむ。勝ちすすむ。「トーナメントで決勝まで—・る」
かち‐あげ【搗ち上げ】
相撲で、立ち合いに相手が頭を低くして出る時、ひじを直角に曲げて相手の上半身を下からはね上げ、相手の上体を起こす技。
かち‐ありき【徒歩き】
乗り物に乗らないで、徒歩で外出すること。かちあるき。「はじめつかたは、—する人はなかりき」〈枕・三三〉
かち‐いくさ【徒歩軍/歩兵】
1 乗馬せず徒歩で戦う兵士。「—騎(むまいくさ)夾(はさ)み攻めて」〈前田本雄略紀〉 2 徒歩の兵士の戦闘。
かち‐いくさ【勝(ち)戦/勝ち軍】
戦いに勝つこと。また、勝った戦い。⇔負け戦(いくさ)。
かち‐いしゃ【徒医者】
自家用の駕籠(かご)を持たないため、徒歩で往診する貧乏な医者。「—ながら、療治よくせらるる」〈浮・永代蔵・六〉
かち‐いろ【勝(ち)色】
1 戦いに勝ちそうなようす。⇔負け色。 2 「褐色(かちいろ)」に同じ。
かち‐いろ【褐色/搗色】
黒く見えるほど濃い藍色(あいいろ)。濃紺色。「かち」は「勝ち」に通じ、縁起をかついで武具の染め色や祝賀のときに用い...
かちいろ‐おどし【褐色威】
鎧(よろい)の威の一。褐色の組糸または染め革威。勝つ色威。勝つ糸威。
かち‐うま【勝(ち)馬】
1 競馬で優勝した馬。また、優勝すると予想される馬。 2 (比喩的に)勝者。事業などで成功して勢いのある人。→勝ち...
かちうま‐とうひょうけん【勝(ち)馬投票券】
競馬で、勝ち馬を予想して買い、的中すれば払い戻し金を得ることができる券。単勝式・複勝式・連勝複式・連勝単式などの種...
勝(か)ち馬(うま)に乗(の)・る
有利な方につく。勝った方に味方して便乗する。勝負事に勝った人、事業などで成功した者、力のある人の側について恩恵を受...
かち‐え【勝(ち)絵】
1 勝負事や競技のようすなどを描いた絵。 2 春画のこと。出陣する武士が具足櫃(ぐそくびつ)に入れておくと必ず勝つ...
かち‐え【褐衣】
古代・中世、地下(じげ)武官、または随身(ずいじん)などの上着。袍(ほう)形式で、狩衣(かりぎぬ)に似て裏をつけず...
かち・える【勝(ち)得る/贏ち得る】
[動ア下一][文]かち・う[ア下二]勝って自分のものにする。また、努力してある成果を得る。「成功を—・える」
かちお‐でら【勝尾寺】
⇒かつおじ
カチオン
陽イオンのこと。⇔アニオン。
カチオン‐かいめんかっせいざい【カチオン界面活性剤】
⇒陽イオン界面活性剤
かち‐かち
[副]堅い物がぶつかってたてる、軽く澄んだ音を表す語。多く、規則的で連続的な音にいう。「時計の—(と)いう音」「—...
かちかち‐やま【かちかち山】
日本の昔話の一。室町末期の成立か。悪い狸(たぬき)に婆(ばば)を殺された爺(じじ)のために、兎(うさぎ)が敵討ちをする。
かち‐かん【価値観】
物事を評価する際に基準とする、何にどういう価値を認めるかという判断。「—の相違」
かち‐がくせつ【価値学説】
経済的価値の本質を説明する学説。古典学派による、商品の価値の実体を、その生産に要した労働量とみなす労働(客観)価値...
かち‐がしら【徒頭/徒士頭】
1 中世以後、徒歩の兵を率いる長。 2 江戸幕府の職名。徒組(かちぐみ)の長。
かち‐がらす【勝ち烏】
カササギの別名。 [補説]書名別項。→勝烏
かちがらす【勝烏】
穂積驚の時代小説。昭和31年(1956)発表。同年、第36回直木賞受賞。
かち‐き【勝(ち)気】
[名・形動]人に負けまいとする気の強い気性であること。また、そのさま。きかぬ気。負けん気。「—な人」
かち‐きょうそう【価値共創】
⇒シー‐エス‐ブイ(CSV)
かち‐ぎぬ【褐衣】
⇒かちえ(褐衣)
かち‐ぎね【搗ち杵】
「搗(つ)き杵(ぎね)」に同じ。
か‐ちく【家畜】
人間の生活に役立たせる目的で飼育される動物。
かちく‐か【家畜化】
人間の管理の下で野生の動物の交配・品種改良を行い、家畜とすること。また、その過程をいう。ドメスティケーション。
かちくかいりょう‐センター【家畜改良センター】
家畜や飼料作物の改良、牛の個体識別、畜産新技術の開発などを業務とする独立行政法人。平成2年(1990)農林水産省の...
かちく‐でんせんびょう【家畜伝染病】
家畜伝染病予防法によって定められた家畜がかかる伝染病で、特に伝染性が強く一群の家畜を一時に失うおそれのある疾病。平...
かちくでんせんびょうよぼう‐ほう【家畜伝染病予防法】
家畜の伝染性疾病(寄生虫病を含む)の発生の予防と蔓延(まんえん)の防止について定めた法律。昭和26年(1951)施...
かちくはいせつぶつ‐ほう【家畜排せつ物法/家畜排泄物法】
《「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」の略称》家畜排泄物の処理や保管の適正化および利用促進を図...
かちく‐ほうていでんせんびょう【家畜法定伝染病】
⇒家畜伝染病
かちくほけんえいせい‐じょ【家畜保健衛生所】
家畜の衛生の向上を図るために都道府県が設置する公的機関。鳥インフルエンザ・BSEなどの家畜伝染病の予防や衛生指導の...
かちく‐ぼうえきかん【家畜防疫官】
⇒防疫官
かち‐ぐみ【徒組/徒士組】
江戸幕府の職名。将軍外出のとき、徒歩で先駆を務め、また沿道の警備などに当たった。おかちぐみ。かち。
かち‐ぐみ【勝(ち)組】
勝負事に勝ったり、事業などで成功した者。人生の競争で望んだ地位や財産を得た者。→負け組
かち‐ぐり【搗ち栗/勝ち栗】
クリの実を干して臼で軽くつき、殻と渋皮を取り去ったもの。「かち」が「勝ち」と同音であるところから、出陣・祝勝に用い...
かちぐるま‐とうひょうけん【勝(ち)車投票券】
オートレースで、勝者を予想して買い、的中すれば払戻金を得ることができる券。車券(しゃけん)。
かち‐こうがく【価値工学】
⇒バリューエンジニアリング