かち‐こし【勝(ち)越し】
競技などで、勝ち越すこと。「—を決める」「—点」⇔負け越し。
かち‐こ・す【勝(ち)越す】
[動サ五(四)] 1 勝った回数が負けた回数より多くなる。「千秋楽でようやく—・す」⇔負け越す。 2 競技などの途...
かち‐ざむらい【徒侍】
主君の外出時、徒歩で身辺警護を務めた下級武士。徒衆(かちしゅう)。かち。
かち‐しゅう【徒衆/徒士衆】
1 「徒侍(かちざむらい)」に同じ。 2 江戸幕府の徒組(かちぐみ)に属した武士。おかちしゅう。かちしゅ。
かち‐じ【徒路/歩路】
歩いて行く旅。「—もまたおそろしかなれど」〈枕・三〇六〉
かち‐じあい【勝ち試合】
スポーツなどで、試合に勝つこと。また、勝った試合。「記録ずくめの—に祝杯を上げる」⇔負け試合。
かち‐す・ぎる【勝(ち)過ぎる】
[動ガ上一] 1 ある傾向や性質が強すぎる。「悲観論が—・ぎる予測」 2 負担が大きすぎる。「仕事の荷が—・ぎる」
かち‐すす・む【勝(ち)進む】
[動マ五(四)]勝負に勝って次の段階へ進む。「決勝戦へと—・む」
かち‐ずもう【勝(ち)相撲】
勝った相撲。また、勝つはずの相撲。「—をのがす」
かち‐ぞめ【褐染(め)】
褐色(かちいろ)に染めること。また、その色の染め物。かちんぞめ。
かち‐だち【徒立ち/歩立ち】
1 騎馬でなく、徒歩であること。「馬をも射させ、—になり」〈平家・七〉 2 歩兵の戦い。かちいくさ。また、その兵。...
かち‐ちゅうりつ【価値中立】
その物事の価値が、法的には適法でも違法でもなく中立であること。また、是非善悪にかかわりのないこと。「科学的判断は—...
かちっ‐と
[副](スル) 1 堅くて小さい物が打ち当たったときに出る音を表す語。かちりと。「かぎが—かかる」 2 ゆるみがな...
かちっ‐ぱなし【勝ちっ放し】
どこまでも続けて勝つこと。勝ちどおし。
かち‐づ・ける【価値付ける】
[動カ下一]物事の値うちを定める。評価する。「正当に—・ける」
かち‐てつがく【価値哲学】
真・善・美・聖などの絶対的、永遠的価値の探求や確立を対象とする哲学。ロッツェに始まり、新カント学派のウィンデルバン...
かち‐てん【勝ち点】
サッカーなどのリーグ戦で、勝敗や勝ち方などによって与えられる点数。全試合終了後の合計で順位が決定する。
かち‐てんかん【価値転換】
ニーチェの用語。従来のキリスト教の道徳的価値を否定し、価値観の転換を図ろうとする態度・思想。
かち‐とうしゅ【勝(ち)投手】
野球で、自チームに勝利をもたらすのに最も有効な投球を行った投手。先発投手では5イニング以上投げて登板中に自チームが...
かち‐と・る【勝(ち)取る】
[動ラ五(四)] 1 争いに勝って自分のものにする。「無罪判決を—・る」 2 努力して自分のものとする。「苦労して...
かち‐どうしん【徒同心/徒士同心】
平時は雑役に従事し、戦時には歩卒となって合戦に参加した下級武士。足軽(あしがる)。
かち‐どき【勝ち鬨】
戦いに勝ったときあげる鬨(とき)の声。凱歌(がいか)。「—をあげる」
かちどき‐ばし【勝鬨橋】
東京都中央区、隅田川の最下流に架かる橋。築地と月島とを結ぶ。昭和15年(1940)完成。中央部が二つに跳ね上がる可...
カチナ
ナイジェリア北部の都市。カチナ州の州都。ハウサ族の王国の首都が置かれ、サハラ交易で栄えた。同地方におけるイスラム教...
かち‐なのり【勝(ち)名乗り】
1 相撲で、行司が勝った力士のしこ名を呼んで、その方へ軍配をあげること。「—を受ける」 2 競争や戦いなどで勝ちを...
かち‐に【徒荷】
人足が歩いて運ぶ荷物。「大坂から—でとりよせますさかひ」〈滑・膝栗毛・七〉
かち‐にげ【勝(ち)逃げ】
[名](スル)勝った者が、次の勝負に応じないでその場を去ること。
勝(か)ちに乗(じょう)・ずる
勝った勢いのままに物事を行う。勝ちに乗る。「—・じて一気に攻める」
勝(か)ちに乗(の)・る
「勝ちに乗(じょう)ずる」に同じ。
かち‐ぬき【勝(ち)抜き】
勝った者が、次々に相手を替えて、負けるまで、または優勝するまで勝負を続けること。「—戦」
かち‐ぬ・く【勝(ち)抜く】
[動カ五(四)] 1 次々に相手を破って、勝ち進む。「—・いて優勝する」 2 最後まで戦いぬいて勝つ。「苦しい戦い...
かち‐ぬの【褐布】
褐色(かちいろ)に染めた布。播磨(はりま)国飾磨(しかま)郡の特産物。
かち‐のこ・る【勝(ち)残る】
[動ラ五(四)]試合や勝負に勝って、次の戦いに残る。「激戦を—・る」
かち‐の‐やまい【𤸎の病】
「消渇(しょうかち)1」に同じ。
かち‐はしり【徒走り/歩走り】
1 乗り物を用いずに、足で走ること。「—の苦しかりしをのみなむ」〈宇津保・国譲下〉 2 徒歩でついてゆく下級の兵士...
かち‐はだし【徒跣】
履物をはかないで地面を歩くこと。はだし。「ズボンを膝の上までたくし上げ、靴をぶら提げて—になっていたが」〈谷崎・細雪〉
かち‐はな・す【勝(ち)放す】
[動サ五(四)]ずっと勝ち続ける。勝ちっぱなす。「開幕以来—・す」
かち‐はんだん【価値判断】
1 ある事柄の値打ちや効用を評価すること。 2 哲学で、ある対象に対して、主観がその価値評価を言明する判断。
かち‐びと【徒人/歩人】
徒歩の人。歩いて行く人。かちんど。「この内に入り満ちたる、車、—、数知らず多かり」〈栄花・御裳着〉
かちふね‐とうひょうけん【勝(ち)舟投票券】
競艇で、勝者を予想して買い、的中すれば払戻金を得ることができる券。舟券(ふなけん)。
かち‐ほうそく【価値法則】
マルクス経済学で、商品の価値は、その生産のために社会的に必要な労働時間によって決定されるとするもの。
かち‐ほこ・る【勝(ち)誇る】
[動ラ五(四)]勝っておおいに得意になる。「—・った顔」
かち‐ぼし【勝(ち)星】
相撲などの勝敗表に、勝ったほうにつける白い丸。白星。転じて、勝負に勝つこと。「—をあげる」「—を拾う」⇔負け星。
かち‐まけ【勝ち負け】
勝つことと負けること。勝敗。勝負。「—を争う」「—がつく」
かち‐まもり【勝(ち)守り】
社寺で発行する戦勝の守り札。
かち‐み【勝(ち)味】
勝てる見込み。勝つ可能性。勝ち目。「—が薄い」
かち‐むしゃ【徒武者】
馬に乗らない、徒歩の兵士。雑兵。「—の侍(さぶらひ)二三十人」〈愚管抄・五〉
かじ‐め【搗布】
《古くは「かちめ」。「搗(か)ち藻(め)」の意》コンブ科の褐藻。水深5〜20メートルの海底に生える。茎は長さ1〜2...
かち‐め【勝(ち)目】
1 勝つ見込み。勝ちみ。「—はない」 2 ばくちで、勝ちとなるさいころの目。
かち‐めつけ【徒目付】
江戸幕府の職名。目付の指揮のもとに江戸城内の宿直、大名登城の監察、幕府諸役人の執務の内偵などに当たった。徒横目(か...