かんがえ‐ぶか・い【考え深い】
[形]深く考えをめぐらすさま。思慮深い。「—・い目つき」
かんがえ‐ぶみ【考へ文/勘へ文】
「勘文(かんもん)」に同じ。「みちみちの—ども奉れるにも」〈源・薄雲〉
かんがえ‐もの【考え物】
1 十分に考えるべき事柄。また、考え直す必要があること。「彼に頼むのは—だ」 2 相手が考え込むような問いをこしら...
かんが・える【考える/勘える】
[動ア下一][文]かんが・ふ[ハ下二] 1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。 ㋐判断する。結論...
考(かんが)える葦(あし)
パスカルの「パンセ」の中の言葉。「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」とし...
かんがえるひと【考える人】
《(フランス)Le Penseur》ロダンの代表的ブロンズ彫刻。沈思する男性座像。群像彫刻「地獄の門」に用いるため...
かん‐がかり【神懸かり】
⇒かみがかり1
かん‐がく【官学】
1 官立の学校。主に大学についていう。⇔私学。 2 政府が認めた学問。江戸時代の朱子学など。
かん‐がく【勧学】
[名](スル) 1 学問を勧め励ますこと。奨学。 2 浄土宗や浄土真宗本願寺派などで授ける、学階の最高位。
かん‐がく【漢学】
1 日本で、中国の古典をもとに中国思想や詩文を研究する学問。国学・洋学に対していう。 2 中国で、漢代の訓詁学(く...
かん‐がく【管楽】
管楽器で演奏する音楽。吹奏楽。
かん‐がく【関学】
「関西学院大学」または「関東学院大学」の略称。
かんがく‐いん【勧学院】
平安時代の大学別曹(だいがくべっそう)の一。藤原氏の子弟を教育するために、弘仁12年(821)藤原冬嗣(ふじわらの...
勧学院(かんがくいん)の歩(あゆ)み
平安時代、藤原氏の氏の長者の家に慶事があったとき、勧学院の学生一同が整列し、練り歩いて、慶賀に赴いたこと。
勧学院(かんがくいん)の雀(すずめ)は蒙求(もうぎゅう)を囀(さえず)る
勧学院の雀は、学生が「蒙求」を読むのを聞き覚えて、それをさえずる。ふだん見慣れ聞き慣れていることは、自然に覚えると...
かんがく‐え【勧学会】
康保元年(964)に慶滋保胤(よししげのやすたね)らの始めた、一種の念仏結社。3月と9月の15日に、比叡山の僧20...
かんがく‐しゃ【漢学者】
漢学1の学者。
かんがく‐でん【勧学田】
平安時代、大学寮・典薬寮・陰陽寮(おんようりょう)などの学生の、食料・費用などをまかなうために設けられた田。学田。
かんがく‐は【漢学派】
中国、清代の一学派。訓詁を重んじ、漢・唐代の学問を尊重する学派。日本では、江戸時代の新注・古義学などに対抗して興っ...
かん‐がっき【管楽器】
管で作り、息を吹き込んで管内の空気を振動させて音を出す楽器の総称。通常、木管楽器と金管楽器とに二分される。吹奏楽器...
かんが‐は【漢画派】
鎌倉末期以降に興った、宋元画の水墨技法を中心とした絵画様式の流れをくむ画家たちの系統。如拙(じょせつ)・周文・雪舟...
かんが・みる【鑑みる/鑒みる】
[動マ上一][文][マ上一]《「かがみる」の音変化》過去の例や手本などに照らして考える。「時局に—・みて決定する」
かんが・む【鑑む/鑒む】
[動マ上二]「かんがみる」(上一)の上二段化。「湛然たるところに物影—・むべきと同じく」〈露伴・いさなとり〉
かん‐がらす【寒烏】
冬の烏。寒鴉(かんあ)。ふゆがらす。《季 冬》「貧かこつ隣同士の—/子規」
カンガルー
有袋目カンガルー科の哺乳類の総称。尾が長く、後ろ足が大きく発達し、跳躍が巧み。草食性。雌の下腹部に育児嚢(いくじの...
カンガルー‐ケア
生まれたばかりの赤ん坊を母親に抱かせる保育法。特に、全身状態が安定した早産児に対してNICU(新生児集中治療室)で...
カンガルー‐とう【カンガルー島】
《Kangaroo Island》オーストラリア、南オーストラリア州南東部の島。アデレードの南西約120キロメート...
カンガルーノート【カンガルー・ノート】
安部公房の長編小説。平成3年(1991)刊行。かいわれ大根が脛に生える奇病におかされた主人公が辿る運命を描く。著者...
カンガルー‐ファッション
服の前身頃(みごろ)などに付いた大きなパッチやポケットを特徴とするファッション。アノラック・ヨットパーカなど。カン...
カンガルー‐ポー
ハエモドルム科アノゴザントス属(Anogozanthos)の多年草。茎頂の花序がカンガルーの足に似ていることからの名。
カンガルー‐マザーケア
⇒カンガルーケア
カンガルー‐ゆそう【カンガルー輸送】
平床貨車の床面に凹部を設け、トレーラーの車輪を落とし込んで輸送する方法で、ヨーロッパの鉄道で採用している。凹部に車...
かんがれ‐い【寒枯藺】
カヤツリグサ科の多年草。湿地や沼地に生え、高さ約80センチ。葉は鞘状。夏に褐色の穂をつける。冬に枯れた茎が残る。
かん‐がん【汗顔】
[名・形動]顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること。また、そのさま。赤面。「—の至り」「実に—な事だらけで、何とも言...
かん‐がん【宦官】
東洋諸国で宮廷や貴族の後宮に仕えた、去勢された男子。中国・オスマン帝国・ムガル帝国などに多かった。王や後宮に近接し...
かん‐がん【還願】
「願解(がんほど)き」に同じ。
かん‐がん【肝癌】
⇒肝臓癌
かんがん‐しょう【宦官症】
思春期以前に精巣を摘出したために雄性ホルモンが欠損し、第二次性徴のみられない症状。
カンガー
マレーシア、マレー半島北西部、プルリス州の州都。タイ国境の近く、プルリス川沿いに位置する。1930年代に建てられた...
かん‐き【刊記】
日本や中国の古い刊本で、出版の時・場所・刊行者などを記した部分。現在の奥付や洋書の標題紙に相当する。
かんき【甘輝】
浄瑠璃「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」中の人物。国性爺和藤内(わとうない)の姉の錦祥女(きんしょうじょ)の夫。...
かん‐き【官紀/官規】
官吏が職務上守るべき規律。「—を粛正する」
かん‐き【乾季/乾期】
ある地域の1年のうちで、雨量の極少月を含む時期・季節。熱帯ではその半球側の冬、亜熱帯では夏あるいは冬に現れる。→雨季
かん‐き【勘気】
主君・主人・父親などの怒りに触れ、とがめを受けること。また、その怒りやとがめ。「—をこうむる」「—に触れる」
かん‐き【喚起】
[名](スル)呼び起こすこと。呼び覚ますこと。「注意を—する」「世論を—する」
かん‐き【換気】
[名](スル)建物などの内部の汚れた空気を排出して、外の新鮮な空気と入れかえること。「窓を開けて—する」
かん‐き【寒気】
寒さ。寒さの程度。また、冷たい空気。「—がゆるむ」「—にさらされる」《季 冬》
かん‐き【感喜】
[名](スル)感激して喜ぶこと。「某氏—に堪(た)えず、ただ打ち伏して泣き居たり」〈中村訳・西国立志編〉
かん‐き【管窺】
視野が狭いこと。見識がないこと。管見。
かん‐き【歓喜】
[名](スル) 1 非常に喜ぶこと。また、心からの喜び。「—して躍り上がる」 2 ⇒かんぎ(歓喜)