こ‐や【小屋】
1 小さくて粗末な建物。仮に建てた簡単な造りの小さな建物。「掘っ建て—」 2 雑物や家畜を入れておく簡単な建物。「...
こや【昆陽】
兵庫県伊丹市内の古い地名。行基が築造したと伝える昆陽池、また、その創建と伝える昆陽寺がある。[歌枕]「あしの葉にか...
こ‐や【蚕屋】
蚕を飼うための家や部屋。蚕室。飼い屋。《季 春》
こ‐やおう【顧野王】
[519〜581]中国、南北朝時代の学者。呉(江蘇省)の人。字(あざな)は希馮(きふう)。南朝の梁(りょう)・陳に...
こ‐やかず【小矢数】
通し矢で、日中にだけ行うもの。→大矢数
こ‐やかまし・い【小喧しい】
[形][文]こやかま・し[シク]ちょっとしたことにもいちいち口を出してうるさい。口うるさい。「—・く言い立てる」
こや‐がけ【小屋掛(け)】
[名](スル)仮小屋をつくること。特に、芝居や見世物のための小屋をつくること。また、その小屋。「境内に—した見せ物」
こ‐やぎ【小山羊/子山羊】
小さいヤギ。また、ヤギの子。
こ‐やく【子役】
演劇・映画・テレビなどで、子供の役。また、それを演ずる子供。
こ‐やく【巨益】
「きょえき(巨益)」に同じ。「まさしく称名を追福に修して—あるべし」〈徒然・二二二〉
こ‐やくにん【小役人】
地位の低い役人。官吏を軽んじた言い方。小吏。
こや‐ぐみ【小屋組(み)】
屋根を支える屋根裏の骨組み。和風小屋組みの折り置き組み・京呂(きょうろ)組み、洋風小屋組みなどがある。
こや‐さん【姑射山】
1 中国で、不老不死の仙人が住むという山。藐姑射(はこや)山。 2 上皇・法皇の御所。仙洞(せんとう)御所。
こやし【肥やし】
1 肥料。こえ。 2 成長の糧(かて)となるもの。「遊びを芸の—とする」
子(こ)養(やしな)わんと欲(ほっ)すれど親(おや)待(ま)たず
《「韓詩外伝」九から》子が成長して親に孝養を尽くそうと思うころには親はすでにこの世にない。風樹の嘆。
こ‐やしょく【小夜食】
軽い夜食。
こ‐やす【子安】
1 子を安らかに産むこと。安産。「—のお守り」 2 「子安地蔵」の略。 3 「子安観音」の略。
こや・す【肥やす】
[動サ五(四)] 1 肥料などをほどこして地味をよくする。肥沃(ひよく)にする。「やせた土地を—・す」 2 栄養を...
こや・す【臥やす】
[動サ四]《動詞「こ(臥)ゆ」に上代の尊敬の助動詞「す」がついて音変化したもの》「臥(こ)ゆ」の尊敬語。横になられ...
こ‐やす・い【小安い】
[形]相場が下がり気味である。値上がりの勢いが止まっている。→小高い2
こやす‐かんのん【子安観音】
1 安産や幼児の成長を守護するという観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)。 2 隠れキリシタンが礼拝した聖母像。
こやす‐がい【子安貝】
タカラガイ科に属する巻き貝の俗称。特に大形のハチジョウダカラガイをさすことが多い。安産のお守りとされた。《季 春》...
こやす‐がみ【子安神】
子授け・安産・育児などの祈願の対象となる神。鬼子母神(きしもじん)・観音・地蔵や木花開耶姫(このはなのさくやびめ)など。
こやす‐こう【子安講】
安産祈願のために、婦人が集まって子安神を祭る信心講。
こやす‐じぞう【子安地蔵】
妊婦の安産を守護するという地蔵尊。
こ‐やすみ【小休み】
[名](スル)少しの間休むこと。少憩(しょうけい)。「一時(ひとしきり)—して居た女の楽師が」〈荷風・ふらんす物語〉
こ‐やすみどの【小安殿】
大内裏の殿舎の一。大極殿(大安殿(おおやすみどの))の後方(北方)にあって、天皇が政務を執る殿舎。こあどの。しょう...
こ‐やつ【此奴】
[代]三人称の人代名詞。「こいつ」よりもやや古い言い方で、話し手の近くの人をののしったり、ぞんざいにいったりする場...
こや‐づか【小屋束】
小屋組みで、小屋梁(こやばり)の上に立てる束。
こ‐やど【小宿】
1 小さな宿。ちょっと泊まる宿。 2 江戸時代、奉公人が暇をとったときに身を寄せる宿。男女が密会に使ったり、時には...
こやど‐ばいり【小宿入り】
奉公人が小宿2に入ること。暇を取って寄宿すること。また、遊興すること。こやどいり。「一夜がけのおひまをもらうて、—...
こ‐やね【小屋根】
小さい屋根。庇(ひさし)や2階建ての家の1階の屋根。⇔大屋根。
こや‐ばり【小屋梁】
小屋組みの最下部にある梁。
こ‐やま【小山】
小さい山。低い山。
こやま【小山】
姓氏の一。 [補説]「小山」姓の人物小山(こやま)いと子(こ)小山清(こやまきよし)小山正太郎(こやましょうたろう...
こやま‐いけ【湖山池】
鳥取県北東部の潟湖(せきこ)。湖山長者が扇で落日を招き帰して田植えをさせた罰で、田が一夜で湖になったという伝説がある。
こやま‐いとこ【小山いと子】
[1901〜1989]小説家。高知の生まれ。本名、池本イト。犯罪や社会問題を扱った大衆小説を女性の視点で描いた。「...
小山(こやま)が揺(ゆ)るぎ出(で)たよう
太って大きな人が歩くようすを形容する言葉。
こやま‐きよし【小山清】
[1911〜1965]小説家。東京の生まれ。太宰治に師事。庶民の生活を描く短編小説を中心に執筆。太宰を回想する随筆...
こやま‐しょうたろう【小山正太郎】
[1857〜1916]洋画家。新潟の生まれ。川上冬崖(かわかみとうがい)・フォンタネージに師事。明治美術会の結成に参加。
こやま‐まさあき【小山正明】
[1934〜 ]プロ野球選手。兵庫の生まれ。昭和28年(1953)テスト生として阪神入団。同37年13完封を含む2...
こ‐やみ【小止み/小歇み】
雨や雪などがしばらくの間降りやむこと。おやみ。「雪が—なく降る」
こ‐やり【小槍】
柄が短い槍。手槍。
こや・る【臥る】
[動ラ四]横になる。ふす。「槻弓(つくゆみ)の—・る—・りも」〈記・下・歌謡〉