そが【曽我】
神奈川県の旧村名。曽我兄弟の養父祐信ゆかりの地。昭和31年(1956)小田原市と足柄上郡大井町とに分割合併。
そが【曽我】
姓氏の一。 [補説]「曽我」姓の人物曽我五郎(そがごろう)曽我十郎(そがじゅうろう)曽我蕭白(そがしょうはく)曽我...
そが【蘇我】
姓氏の一。古代の中央豪族。祖は武内宿禰(たけのうちのすくね)というが未詳。大和朝廷の重臣として、仏教など大陸文化の...
そ‐が【疎画】
あらく描いた絵。筆数の少ない絵。
そ‐がい【背向】
1 後ろ向き。背中合わせ。「お町は顔を真紅(まっか)にして—にもなられず」〈柳浪・骨ぬすみ〉 2 後方。背後。「筑...
そ‐がい【阻害/阻礙/阻碍】
[名](スル)さまたげること。じゃますること。「生育を—する」
そ‐がい【疎外】
[名](スル) 1 嫌ってのけものにすること。「新参者を—する」 2 人間がみずから作り出した事物や社会関係・思想...
そ‐がい【鼠害】
鼠(ねずみ)による害。
そ‐がい
[形動](主に関西地方で)そのよう。そんなふう。「—なことは言うな」「—にせいでもよい」
そがかいけいざん【曽我会稽山】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。曽我兄弟のあだ討ちを題材とし、一昼夜の出...
そが‐きょうげん【曽我狂言】
曽我兄弟のあだ討ちを主題とした歌舞伎狂言。元禄期(1688〜1704)に形が整い、享保期(1716〜1736)から...
そが‐きょうだい【曽我兄弟】
曽我祐成(すけなり)(十郎)・時致(ときむね)(五郎)の兄弟。建久4年(1193)富士の裾野の狩り場で、父のあだ、...
そが‐ぎく【承和菊/曽我菊】
黄菊(きぎく)の異称。「かの見ゆる池べに立てる—の茂みさ枝の色のてこらさ」〈拾遺・雑秋〉
そが‐ごろう【曽我五郎】
⇒曽我時致(ときむね)
そが‐しょうはく【曽我蕭白】
[1730〜1781]江戸中期の画家。京都の人。本姓、三浦。名は暉雄(てるお)。曽我蛇足・直庵の画風を慕い、蛇足軒...
そが‐だそく【曽我蛇足】
室町後期の画家。曽我派の始祖的な画家で京都の大徳寺真珠庵の襖絵(ふすまえ)を描いたと伝えられるが、経歴・生没年とも...
そが‐じゅうろう【曽我十郎】
⇒曽我祐成(すけなり)
そが‐すけなり【曽我祐成】
[1172〜1193]鎌倉初期の武士。河津祐泰(かわづすけやす)の子。十郎と称した。曽我兄弟の兄。
そが‐ちょくあん【曽我直庵】
安土桃山時代の画家。経歴は不明であるが、堺で蛇足6世を名のって活躍。粗豪な筆致で、漢画の手法を取り入れた花鳥画を多...
そが‐ときむね【曽我時致】
[1174〜1193]鎌倉初期の武士。河津祐泰(かわづすけやす)の子。五郎と称した。曽我兄弟の弟。
そが‐どの【曽我殿】
《曽我兄弟が貧乏であったところから》貧乏。「あたま付きは両替町、内証は—」〈浄・女腹切〉
そが‐の‐あめ【曽我の雨】
《曽我兄弟があだ討ちをした陰暦5月28日は雨であったところから》陰暦5月28日に降る雨。
そが‐の‐いしかわのまろ【蘇我石川麻呂】
[?〜649]飛鳥時代の朝臣。馬子の孫。本宗家の蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)と反目、大化の改新に功を立て、孝徳天...
そが‐の‐いなめ【蘇我稲目】
[?〜570]飛鳥時代の豪族。崇仏派の中心となり、物部(もののべ)・中臣(なかとみ)氏らと対立。皇室と姻戚関係を結...
そが‐の‐いるか【蘇我入鹿】
[?〜645]飛鳥時代の豪族。蝦夷(えみし)の子。皇極天皇に仕えて権勢を振るい、山背大兄王(やましろのおおえのおう...
そが‐の‐うまこ【蘇我馬子】
[?〜626]飛鳥時代の豪族。稲目の子。排仏派の物部守屋を滅ぼし、崇峻天皇を暗殺して実権を握った。日本最初の史書と...
そが‐の‐えみし【蘇我蝦夷】
[?〜645]飛鳥時代の豪族。馬子の子。父を継いで大臣となり、専横を極めた。子の入鹿(いるか)が暗殺されると、自邸...
そが‐の‐くらやまだ‐の‐いしかわのまろ【蘇我倉山田石川麻呂】
⇒蘇我石川麻呂(そがのいしかわのまろ)
そがのたいめん【曽我の対面】
歌舞伎狂言。時代物。一幕。曽我兄弟がかたきの工藤祐経(くどうすけつね)に対面する場面。享保(1716〜1736)以...
そがのや【曽我廼家】
日本最初の喜劇の劇団。明治37年(1904)曽我廼家五郎・十郎が創立。大阪を本拠に活動し、大阪俄(にわか)と歌舞伎...
そがのや‐ごろう【曽我廼家五郎】
[1877〜1948]喜劇俳優・作者。大阪の生まれ。本名、和田久一。明治37年(1904)曽我廼家十郎とともに劇団...
そが‐は【曽我派】
日本の漢画系の画派。室町時代に曽我蛇足を始祖的な存在とする画派が現れ、安土桃山時代には曽我直庵、江戸時代には曽我蕭...
そが‐まつり【曽我祭】
江戸の歌舞伎劇場で、曽我狂言を正月から5月まで継続興行した年に、曽我兄弟のあだ討ちのあった5月28日を中心に行った...
そが‐もの【曽我物】
曽我兄弟の事跡を主題とした能・幸若舞(こうわかまい)・浄瑠璃・歌舞伎などの作品の総称。「元服曽我」「小袖曽我」「夜...
そがものがたり【曽我物語】
軍記物語。12巻または10巻。作者未詳。鎌倉末期あるいは室町前期の成立か。曽我兄弟の生い立ちから、富士の狩り場で父...
そがもようたてしのごしょぞめ【曽我綉侠御所染】
歌舞伎狂言。世話物。6幕。河竹黙阿弥作。元治元年(1864)江戸市村座初演。柳亭種彦の読本「浅間嶽面影双紙(あさま...
そ‐がん【素顔】
白い顔。化粧をしていない顔。すがお。
そ‐がん【素願】
平素からの願い。素懐。
そ‐がん【訴願】
[名](スル) 1 うったえねがうこと。 2 違法または不当な行政処分につき、特定の行政庁に対してその再審査を請求...