はこ‐むしぶろ【箱蒸(し)風呂】
蒸し風呂の一。蒸気で満ちた木箱の中の椅子に座り、箱の上面にあいた穴から頭部を出した状態で温まる。秋田県の後生掛(ご...
はこ‐むね【箱棟】
大棟を箱状に板で覆ったもの。
はこ‐めがね【箱眼鏡】
箱の底にガラスまたは凸レンズをはめ込んだもの。水面から水中を透視し、魚介などをとるのに用いる。《季 夏》
はこ‐もの【箱物】
1 《入れ物の意》国や自治体などが建てる、図書館・美術館・体育館・多目的ホールなどの建物。「—行政」 2 箪笥(た...
はこもの‐ぎょうせい【箱物行政】
競技場・プール・美術館・博物館・劇場など公共施設の建設に重点を置く、国や自治体の施策。費用をかけて建設しても有効に...
はこ‐や【箱屋】
1 箱を作り、売る店。また、その人。 2 客席に出る芸者の供をして、箱に入れた三味線などを持っていく男。箱回し。「...
はこ‐やなぎ【箱柳】
ヤマナラシの別名。
はこや‐の‐やま【藐姑射の山】
《本来は、「はるかなる姑射(こや)の山」の意。「荘子」逍遥遊の例により、一つの山名のように用いられるようになった》...
はこ・ゆ
[動ヤ下二]衣の裾を折りからげる。「ひき—・えたる男児(をのこご)」〈枕・一四四〉 [補説]活用はハ行とする説もあ...
はこ‐わな【箱罠】
箱状の罠。内部に餌を置いて動物をおびき寄せ、箱の中に入ると仕掛けによって入口の扉が閉まるもの。ネズミやイタチなどの...
は‐こん【破婚】
[名](スル)婚約・結婚関係を解消すること。
はご【擌/黐擌】
1 「はが」に同じ。「手足もかなはず、—にかかりし野末の鳥」〈浄・五枚羽子板〉 2 (1にかかった鳥のように)借金...
は‐ご【羽子】
ムクロジの種に穴をあけ、色をつけた鳥の羽を4、5枚さしこんだもの。羽子板でついて遊ぶ。はね。つくばね。「—をつく」...
はご‐いた【羽子板】
羽根突きに使う長方形の板。桐(きり)・杉などを用い、絵を描いたり、押し絵をつけたりする。遊戯用のほか飾り用ともする...
はごいた‐いち【羽子板市】
年末に羽子板を売る市。東京の浅草寺(せんそうじ)のものが有名。《季 冬》
はごいた‐かなもの【羽子板金物】
「羽子板ボルト」に同じ。
はごいた‐ボルト【羽子板ボルト】
一方が板状で他方が棒状になっている鉄製の接続器具。棒状部には螺旋(らせん)が、板状部には穴があって、他のボルトを固...
は‐ごく【破獄】
[名](スル)囚人が牢獄(ろうごく)を破って脱走すること。牢破り。脱獄。 [補説]書名別項。→破獄
はごく【破獄】
吉村昭の小説。主人公の佐久間清太郎は、4度の脱獄を成功させた実在の受刑者、白鳥由栄がモデル。「世界」誌に昭和57年...
はごく・む【育む】
[動マ四]「はぐくむ」に同じ。「万人(まんにん)を—・み助けんためなり」〈沙石集・一〉
は‐ごし【葉越し】
葉と葉の間を通して物が見えたり風が吹いたりすること。
は‐ごたえ【歯応え】
1 物をかんだとき歯に返ってくる感じ。「こりこりと—がある」 2 確かな反応があること。手ごたえ。「—のありそうな男」
はご‐の‐き【羽子の木】
ツクバネの別名。
はごろも
平成2年(1990)1月に打ち上げられた工学実験衛星ひてんに搭載された孫衛星。ひてんとともに月周回軌道に投入。平成...
は‐ごろも【羽衣】
1 天女が着て、自由に空中を飛行するといわれる衣。天(あま)の羽衣。 2 鳥や虫の羽。 3 半翅(はんし)目ハゴロ...
はごろも【羽衣】
謡曲。三番目物。羽衣伝説に取材。漁師白竜(はくりょう)が三保の松原で天人の羽衣を見つけ、これと引き替えに天人の舞を...
はごろも‐ぐさ【羽衣草】
バラ科の多年草。まれに中部地方の高山に生え、高さ約30センチ。全体に毛があり、葉は心臓形で五〜七つに浅く裂けている...
はごろもこくさい‐だいがく【羽衣国際大学】
大阪府堺市にある私立大学。平成14年(2002)に開学した。
はごろも‐そう【羽衣草】
ノコギリソウの別名。
はごろも‐でんせつ【羽衣伝説】
日本の伝説の一。天下った天女が水浴中に羽衣を男に奪われて天に帰れず、しばらくその妻となって暮らすうちに羽衣を取り返...
はごろも‐の‐まつ【羽衣松】
静岡県静岡市、三保の松原の御穂神社のほとりにある松。謡曲「羽衣」の松と伝える。
はさ【稲架】
《挟(はさ)む、の意。「はざ」とも》竹や木を組んだ、刈った稲を掛けて乾かす設備。稲掛け。《季 秋》「—の道朝夕きよ...
は‐さい【破砕/破摧】
[名](スル)粉々に砕けること。また、粉々に砕くこと。「鉱石を—する」
はさい‐き【破砕機】
⇒クラッシャー
はさい‐しゅうせきたい【破砕集積体】
⇒ラブルパイル天体
はさい‐たい【破砕帯】
断層運動にともなって砕かれた岩石が一定の幅と方向をもって帯状に連続分布する部分。断層の一つ。
ハサカ
⇒ハッサケ
はさか・う【挟かふ】
[動ハ四]はさまる。「塩魚の歯に—・ふや秋の暮/荷兮」〈猿蓑〉
は‐さき【刃先】
刃の先端。刀などのきっさき。⇔刃元。
はさき【波崎】
茨城県神栖(かみす)市の地名。旧町名。利根川河口地帯で、千葉県銚子市と銚子大橋などでつながる。いわし漁や化学・機械...
はさ‐ぎ【稲架木】
稲架(はさ)のこと。また、稲架を掛けるための支柱や横木。
ハサップ
《hazard analysis critical control point》危害分析重要管理点。NASA(ナサ...
はさつ‐おん【破擦音】
閉鎖音にすぐ続いて摩擦音が発音され、一つの単音とみなされるもの。[ts][tʃ][dʒ][dz]など。
はざ‐ま【狭間/迫間/間】
《古くは「はさま」》 1 物と物との間の狭い所。すきま。「雲の—から光が射す」 2 谷。谷間。「山の—に開けた温泉...
はさま・る【挟まる】
[動ラ五(四)] 1 物と物との間にはいる。両側から押さえられて、動けない状態になる。「ドアに手が—・る」 2 対...
はさみ【挟み/挿み】
物をはさむこと。また、はさむもの。「紙—」「洗濯—」「ひと—のみてぐらに」〈かげろふ・上〉
はさみ【鋏/剪刀】
《「挟み」と同語源》 1 物を2枚の刃で挟んで切る道具。「裁ち—」「花—」 2 (鋏)切符などに穴をあけたり切り込...
はざみ
[接尾]《「はさみ」とも》日数や数量を示す語に付いて、間隔を一定しておくことを表す。置き。はざめ。「一日—にあひぬ...
はさみ‐いた【挟み板】
1 物を挟む板。 2 門の袖に取り付けた板。
はさみ‐い・れる【挟み入れる】
[動ラ下一][文]はさみい・る[ラ下二] 1 物と物との間に入れる。挟み込む。「広告のちらしを新聞に—・れる」 2...