いし【石】
1 岩石の小片。岩よりも小さく、砂よりも大きなもの。 2 広く、岩石・鉱石のこと。「—の置物」「—の橋」 3 土木...
い‐し【以次】
ある官位の次の官位。次席。
い‐し【位子】
律令制で、六位以下、八位以上の位階にある人の嫡子。21歳でまだ官職のない者は、試験をして大舎人(おおとねり)・兵衛...
い‐し【医師】
1 医術を仕事にする人。医師法の適用を受けて、病気の診察・治療に当たる人。医者。古くは「くすし」「くすりし」といっ...
い‐し【胃歯】
1 エビなどの甲殻類の胃の内面にあるキチン質の硬い突起。食物を砕く役割をする。 2 軟体動物のアメフラシなどの胃壁...
い‐し【倚子】
腰掛けの一。宮中では貴人高官が使用を許されたもの。形や背もたれ・ひじ掛けの有無などは身分により違いがあった。「螺鈿...
い‐し【異志】
1 謀反の心。異心。「益々列国を併呑するの、—あるものに似たり」〈竜渓・経国美談〉 2 人並みでないすぐれた志。 ...
い‐し【意志】
1 あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。「参加する—がある」「こちらの—が通じる」 2 目的や...
い‐し【意思】
1 何かをしようとするときの元となる心持ち。「本人の—に任せる」 2 法律用語。 ㋐民法上、身体の動作の直接の原因...
い‐し【遺子】
親の死後、残された子供。遺児。
い‐し【遺矢】
《「矢」は屎(くそ)の意》大小便をもらすこと。
い‐し【遺旨】
先人が残した考え。
い‐し【遺址】
昔、建物や城などの建っていたあと。遺跡。
い‐し【遺志】
故人が、果たすことができないで残したこころざし。「先生の—を継ぐ」
い‐し【遺屍】
置き去りにされた死体。遺棄死体。
い‐し【頤指/頤使】
[名](スル)あごで指図して思いのままに人を使うこと。「兎角(とかく)公子等に—せられるので」〈鴎外・魚玄機〉
い‐し【縊死】
[名](スル)首をくくって死ぬこと。首つり死。縊首(いしゅ)。「窓格子に帯をかけて—しようとした」〈芥川・或阿呆の一生〉
い‐し【闈司】
後宮十二司の一。内裏(だいり)内の門の鍵の管理・出納をつかさどった職。みかどのつかさ。
い・し【美し】
[形シク] 1 よい。すばらしい。見事である。「鞠は—・しいものかな」〈弁内侍日記〉 2 巧みである。じょうずだ。...
いし‐あたま【石頭】
1 石のように硬い頭。 2 融通がきかず、考え方がかたくなであること。また、その人。「話のわからない—だ」
いし‐あわせ【石合(わ)せ】
物合わせの一。左右に分かれて、石に和歌を詠み添えて、その優劣を競う遊戯。一説に、石の形や色を比べて、優劣を競う遊戯...
いし‐い【石井】
岩の間のたまり水。まわりを石で囲んだ泉。また、岩石をうがって掘った井戸。「—に寄りて、手にむすびつつ飲みて」〈更級〉
いしい【石井】
姓氏の一。 [補説]「石井」姓の人物石井岳竜(いしいがくりゅう)石井菊次郎(いしいきくじろう)石井十次(いしいじゅ...
いしい‐がくりゅう【石井岳竜】
[1957〜 ]映画監督。福岡の生まれ。本名、利弘(としひろ)。石井聰亙(そうご)の名でデビュー。斬新な映像作りで...
いしい‐きくじろう【石井菊次郎】
[1866〜1945]外交官。千葉の生まれ。大隈内閣外相として対華二十一箇条要求強行後の対中国外交を推進。大正6年...
いし‐いし
《形容詞「い(美)し」を重ねた語。もと女房詞で、おいしい物の意から》だんご。「お月見の真似(まね)事に—をこしらえ...
いしい‐じゅうじ【石井十次】
[1865〜1914]キリスト教社会事業家。孤児院の創始者。宮崎の生まれ。岡山に「孤児教育会」を創立。孤児の保育、...
いしい‐そうご【石井聰亙】
⇒石井岳竜
いしい‐つるぞう【石井鶴三】
[1887〜1973]彫刻家・洋画家・版画家。東京の生まれ。柏亭は兄。堅実な作風で知られ、新聞小説の挿絵も描く。日...
いしい‐てるお【石井輝男】
[1924〜2005]映画監督。東京の生まれ。本名、北川輝男。「網走番外地」シリーズで人気を得る。のち、ポルノ映画...
いしい‐とうきちろう【石井藤吉郎】
[1924〜1999]野球選手・監督。茨城の生まれ。戦後、早大、社会人野球で活躍。昭和39年(1964)から早大の...
いしい‐はくてい【石井柏亭】
[1882〜1958]洋画家。東京の生まれ。本名、満吉。父石井鼎湖(ていこ)に日本画を、浅井忠に洋画を学ぶ。明治末...
いしい‐ばく【石井漠】
[1886〜1962]舞踊家。秋田の生まれ。本名、忠純。帝国劇場歌劇部1期生。現代舞踊の発展に尽力。紫綬褒章受章。
いしい‐ひさいち
[1951〜 ]漫画家。岡山の生まれ。本名、石井壽一(ひさいち)。スポーツや時事問題など幅広いテーマで、風刺のきい...
いし‐いも【石芋】
1 日本の伝説で、硬くて食べられない芋。芋を乞うた旅の僧に、石芋だとうそをついて与えなかったため、その後その土地に...
いしい‐ももこ【石井桃子】
[1907〜2008]児童文学作家・翻訳家。埼玉の生まれ。戦後「岩波少年文庫」の編集に携わる。ミルン著「クマのプー...
いしい‐ゆうか【石井遊佳】
[1963〜 ]小説家。大阪の生まれ。インドで日本語教師として勤務する傍ら執筆活動を行い、「百年泥(ひゃくねんどろ...
いしいランシング‐きょうてい【石井ランシング協定】
大正6年(1917)、日本の特派大使石井菊次郎と米国の国務長官ランシング(R.Lansing)との間で調印された協...
いしい‐りゅう【石井流】
能の大鼓(おおつづみ)方の流派の一。安土桃山時代に高安流を学んだ石井庄左衛門滋長(しげなが)を流祖とする。
いしい‐れんぞう【石井連蔵】
[1932〜2015]野球選手・指導者。茨城の生まれ。投手として六大学野球リーグで活躍。社会人野球を経て早稲田大学...
いしい‐ろげつ【石井露月】
[1873〜1928]俳人。秋田の生まれ。本名、祐治。正岡子規の知遇を得て「日本派」に属した。雑誌「俳星」を創刊。...
いし‐うす【石臼】
石でつくったうす。ひきうす。大きなものや重いもののたとえにもいう。
いしうす‐げい【石臼芸】
芸事は何でもやるが、荒っぽくて一つもすぐれたものがないこと。また、その芸。碾(ひ)き臼芸。→茶臼芸
いし‐うち【石打ち】
1 小石を投げ合う遊戯。石投げ。石合戦。《季 夏》 2 婚礼の夜、友人・知人などがその家の中に小石を投げ込む習俗。...
いしうち‐の‐はね【石打ちの羽】
鳥が尾羽を広げたとき、両端に出る1番目(小石打ち)と2番目(大石打ち)の羽。ワシやタカのものは、特に矢羽として珍重...
いし‐うら【石占】
石を用いた古代の占い。特定の石を持ち上げたときの軽重感で、また、樹木や鳥居の上に石を投げて乗るか落ちるかで占うなど...
いし‐うるし【石漆】
漆の木から取ったままの漆液。粘りが強く、器具などの破損の修理に用いる。せしめうるし。
いしおか【石岡】
茨城県中部の市。奈良時代、常陸国府が置かれた。伝統産業の醸造に加え、電機・金属・機械工業も盛ん。平成17年(200...
いしおか‐えいこ【石岡瑛子】
[1938〜2012]アートディレクター、デザイナー。東京の生まれ。マイルス=デービスのアルバムジャケットをデザイ...
いしおか‐し【石岡市】
⇒石岡