えだ【枝】
[名] 1 茎や幹から分かれて出た部分。葉をつけたり、さらに小枝を出したりする。「—もたわわに実がなる」 2 本(...
え‐だいこ【柄太鼓】
打楽器の一。両面に皮を張った扁平な太鼓に柄をつけたもの。片手で持って、桴(ばち)で打ち鳴らす。手鼓(しゅこ)。
えだ‐うち【枝打ち】
[名](スル)下枝や枯れ枝を切り落とすこと。植林してある杉などで、節のない良質の材を得るために行う。えだおろし。《...
えだ‐うつり【枝移り】
[名](スル)鳥などが木の枝から枝へと渡り移ること。
えだ‐おうぎ【枝扇】
扇のように使う、葉のついた枝。「もとよりうち切りて、定澄僧都(ぢゃうちょうそうづ)の—にせばや」〈枕・一二〉
えだ‐おろし【枝下ろし】
[名](スル)「枝打ち」に同じ。
えだ‐かん【枝管】
分岐された管のこと。特に建物などの配管で、主管から枝分かれするもの。
えだ‐がき【枝柿】
1 枝のついた柿の実。 2 枝つきの渋柿の皮をむき、日に干したもの。つるし柿。
えだ‐がみ【枝神/裔神】
末社の祭神。
えだ‐がわ【枝川】
本流に流れ込む川。または、本流から分かれ出た川。支流。枝流れ。
えだ‐がわり【枝変(わ)り】
芽の生長点の細胞が突然変異を起こし、それから生じた枝全体が、他と異なる形質をもつようになること。芽条(がじょう)変異。
えだ‐ぎ【枝木】
木の枝。幹の部分に対していう。
え‐だくみ【画工】
絵かき。絵師。
えだくみ‐の‐つかさ【画工司】
律令制で、中務省(なかつかさしょう)に属し、宮廷関係の絵画活動を担当した役所。大同3年(808)内匠寮(たくみりょ...
えだ‐ぐり【枝栗】
枝つきの栗の実。
えだ‐げ【枝毛】
毛先が枝のように裂けた髪の毛。
え‐だこ【絵凧】
絵のかいてある凧。《季 春》→字凧
えだ‐ごう【枝郷】
新田開発や開拓において、その拡大とともに分出した小集落。親郷を中心とする組織に付属した。枝村。⇔親郷。
えだ‐さんご【枝珊瑚】
枝の形をしたサンゴ。
えだ‐ざし【枝差し】
枝の出ているぐあい。枝ぶり。「竜胆(りんだう)は、—などもむつかしけれど」〈枕・六七〉
えだ‐ざし【枝挿(し)】
前年または今年生えた新しい枝をとって挿し木にすること。
えだ‐した【枝下】
樹木のいちばん下の枝から根元までの長さ。木の大きさを表すのにいう。
えだ‐しゃく【枝尺蛾】
シャクガ科エダシャク亜科のガの総称。幼虫は枝尺取とよぶ。
えだ‐しゃくとり【枝尺取】
エダシャクの幼虫。体は細長く、腹部に腹脚(ふっきゃく)がない。体を輪のように曲げて進み、指で寸法を測るのに似る。お...
えだ‐じろ【枝城】
本城の外に築かれた城。出城(でじろ)。根城(ねじろ)に対していう。
えだ‐ずみ【枝炭】
茶道で、ツツジ・クヌギの小枝を焼いて作った細い炭。火つきがよい。胡粉(ごふん)を塗ったものを白炭(しろずみ)、塗ら...
え‐だち【役】
1 税の一種として公用の労働に従事すること。え。夫役(ぶやく)。 2 《人民が徴発されて戦争に従軍する意から》戦争...
えだ‐ちょうし【枝調子】
雅楽の調子で、基本となる六調子に対して、主音が同一で音階の違うもの。壱越(いちこつ)調に対する沙陀(さだ)調、黄鐘...
え‐だ・つ【役つ】
[動タ四]夫役(ぶやく)を命じられて出る。「堤池に—・ちて百済池を作りき」〈記・中〉
えだ‐つき【枝付き】
1 枝の差し出ているようす。枝ぶり。 2 枝がついたままになっていること。また、そのもの。「—のミカン」 3 枝状...
えだつき‐フラスコ【枝付きフラスコ】
首の部分が長く、途中でガラス管が枝分かれしている丸底フラスコ。底部を加熱して液体を蒸留する際に用いられる。蒸留フラスコ。
えだ‐つぎ【枝接ぎ】
台木に他の優良種の枝を接ぐこと。
えだ‐づの【枝角】
シカ科の哺乳類に見られる、枝分かれした角。えだつの。
えだ‐づか【枝束】
屋根を支える小屋組みで、陸梁(ろくばり)と合掌の間に斜めに張り渡した束柱(つかばしら)。方杖(ほうづえ)。
えだ‐にく【枝肉】
家畜の、頭部・内臓や四肢の先端を取り除いた部分の骨付きの肉。
えだ‐にょう【支繞】
⇒しにょう(支繞)
えだ‐ね【枝根/支根】
主根(おもね)から分かれ出た根。側根。しこん。
枝(えだ)の雪(ゆき)
《家が貧しくて灯火用の油が買えず、雪明かりで勉強したという孫康の故事から》苦学すること。学問に努めること。
えだ‐は【枝葉】
1 枝と葉。 2 本筋や中心から離れた重要でない部分。末節。しよう。「話が—に及ぶ」
ライト
[1870〜1950]英国の社会事業家。1895年(明治28)来日、第二次大戦後にも再来日し、国立癩(らい)療養所...
えだ‐ばり【枝針】
釣りで、仕掛けの先端でなく、幹糸の途中に取り付けた針。
えだ‐ばん【枝番】
《「枝番号」の略》通し番号や分類番号などに属するものを、さらに細かく分けるときに、その番号の下位につける番号。
えだ‐ぶり【枝振り】
木の枝の出ているぐあい。枝のかっこう。「格好の—のモミの木」
えだ‐まめ【枝豆】
大豆を未熟なうちに茎ごと取ったもの。さやのままゆでて食べる。月見豆。《季 秋》「—の真白き塩に愁眉(しゅうび)ひら...
えだ‐みち【枝道/岐路】
1 本通りから分かれたわき道。横道。 2 事の本筋から外れていること。横道。「議論が—にそれる」
エダム
オランダ、ノルトホラント州の町。首都アムステルダムの北約20キロメートルに位置する。17世紀頃からチーズの生産が盛...
エダム‐チーズ
硬質のチーズの一。市場に出すとき、丸く形を整え、赤い着色料を加えたワックスでおおう。オランダ北部の都市エダムで初め...
えだ‐むら【枝村】
「えだごう(枝郷)」に同じ。⇔親村。
えだ‐もの【枝物】
⇒木物(きもの)
え‐だる【柄樽】
一対の高い柄を付け、それに提げ手を通した酒樽。小売り酒屋が得意先に配達するのに用いた。その一種で、祝儀用として漆塗...